噂：NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti、1536 CUDAコアを搭載

更新日：2019年1月25日

NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti

この名前はまだ完全には確認されていませんが、2つの情報源（この写真の情報源を含む3つの情報源）から聞き伝わっています。

GeForce GTX 1660 Tiは、GTXブランドでNVIDIA初のTuringベースのカードになる予定です。

基本的に、このカードにはRTXシリーズのレイトレーシング機能がないため、（理屈の上では）低価格になるはずです。

新しいSKUはTU116グラフィックプロセッサと1536 CUDAコアを備えています。

これは、GTX 1660 Tiが間違いなくRTX 2060より遅くなることを意味します。

一部の噂に反して、我々の情報筋は、GTX 1660 TiはまだGDDR6メモリと192ビットバスを特徴としていると主張しています。

これまでのところ、GDDR5（X）搭載の亜種については何も聞いていません。

発売日はまだ設定されていません。

GTX 1060シリーズが市場から完全に消滅するときに、新しいカードが発売される可能性が高いので、今からそう遠くないでしょう。

解説：

GTX1660TiというGPUの話が伝わってきています。

この名前は去年の末あたりから出始めたものです。

さらにその前は1160という話だったと思うのですが、1660とどちらが正しいのかは依然としてわかりません。

以前に出たGTX1180というGPUのリーク情報もあり、GTX1660Tiなのか、GTX1160なのかはっきりしません。

GTX1180が出るのだとすればGTX1660Tiだと名前に統一性がなくなります。

それに加えてチップの型番がTU116ということなので、そこから考えるとGTX1160が正しいような気がします。

RTコア、Tensorコア、いずれも搭載せず、完全にAMDと価格競争するためのモデルなのだと思いますが、CUDAコア数が1536とRTX2060のRTコア、Tensorコア無し版ではなく、完全に下位モデルという扱いになるようです。

GDDR5もしくはGDDR5Xを搭載したモデルが出る可能性もあるとのことです。

この型番が正しいかどうかも含めて、実際のところはわからないといった感じなのだと思います。

発売のタイミングについてはGTX1060が市場から消えた後ということになっていますね。

過去にGTX1150(?)がCUDAコアを896搭載するというような話が出ていましたので、1536だとCUDAコア比で約1.7倍の性能があることになります。

FireStrikeのスコアでおおよそのスコアを比率計算してみました。

当サイトのテスト機のパーツで一番性能の近いRTX2070がCUDAコア数2304でFireStrikeが23,893です。

そこから逆算したFireStrikeのスコアが上の表になります。

FireStrikeのグラフィックスコアで15,929という微妙な数字になります。

nVidiaの世代間の同型番同士の関係というのは前世代の一つ上のモデルと同等以上になるという法則があります。(RTX2070ならGTX1080以上の性能になるということ)

新しい型番のGTX1660TiはGTX1070とGTX1060の中間程度の性能で、この法則には当てはまらないということになります。

GTX1180なるものも用意されているようなうわさが出ていますが、RTX2000とGTX1100/1600をオーバーラップさせるつもりがあるのかどうかも気になるところです。

過渡期にはありがちなことですが、今回のnVidiaのGPUラインナップはかなり複雑になりそうです。

※　追記

RTX2070がCUDAコア2304

RTX2060がCUDAコア数1920

GTX1660TiがCUDAコア数1536

とそれぞれ384ずつCUDAコア数に差があります。

名称はともかく、仕様には法則性がありますので、正しい情報なのかもしれません。