速報：nVidiaがGeforce RTX 2000シリーズを正式に発表

更新日：2018年8月23日

nVidiaが次世代Geforce RTX 2000シリーズを正式に発表しました。

同時に各ボードメーカーからGPUの情報が解禁されました。

以下に日本で出回っている主なGPUのメーカーのHPにリンクを張っておきます。

Asus - 現時点では情報なし

上の様になっています。

一部を除いて各社ともnVidiaの正式発表に合わせて一斉に情報公開したようです。

スペックは以下の通り

製品名	NVIDIA GeForce RTX 2070	NVIDIA GeForce RTX 2080	NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti
アーキテクチャ	Turing GPU (TU104)	Turing GPU (TU104)	Turing GPU (TU102)
製造プロセス	12nm NFF	12nm NFF	12nm NFF
ダイサイズ	不明	不明	754mm2
トランジスタ数	不明	不明	18.4 Billion
CUDAコア数	2304 Cores	2944 Cores	4352 Cores
TMUs/ROPs	144/64	184/64	272/88
GigaRays	6 Giga Rays/s	8 Giga Rays/s	10 Giga Rays/s
キャッシュ	4 MB L2 Cache?	4 MB L2 Cache?	6 MB L2 Cache
ベースクロック	1410 MHz	1515 MHz	1350 MHz
ブーストクロック	1620 MHz 1710 MHz OC	1710 MHz 1800 MHz OC	1545 MHz 1635 MHz OC
演算性能	7.5 TFLOPs	10.1 TFLOPs	13.4 TFLOPs
メモリ	8 GB GDDR6	8 GB GDDR6	11 GB GDDR6
メモリ速度	14.00 Gbps	14.00 Gbps	14.00 Gbps
メモリバス幅	256-bit	256-bit	352-bit
メモリ帯域幅	448 GB/s	448 GB/s	616 GB/s
電源端子	8 Pin	8+8 Pin	8+8 Pin
TDP	185W	215W	250W
価格(USドル)	$499 US	$699 US	$999 US
価格(Founders Edition)	$599 US	$799 US	$1,199 US
発売時期	2018年9月	2018年8月	2018年8月

ほぼ既報の通りですが、やはり価格に関しては前モデルのGTX1080が599ドル(FE699ドル)、GTX1070が370ドル(FE449ドル)から考えるとかなり値上がりしています。

イメージ的には前モデルより価格がワンランク上がった感じですね。

製造コストが上がっているのと、日本以外の国は弱インフレで順調に賃金や物価が上昇していますので、「これでもそれほど割高ではない」ということなのでしょう。

この辺に日本のデフレ構造を感じます。

nVidiaの提示している価格とFounder's Editionの価格がメーカーにとっての製品の価格上限下限の目安になるようですので、大まかに考えて、この価格の間で製品が発売されるものと思います。

またリファレンスボードもデュアルファンになっていますので、メーカー独自の製品との差が小さくなっていると言えると思います。

この辺も既報の通りです。

発売時期も既報の通りですが、潤沢に出回るのは9月20日頃と言われています。

演算性能に関しては、残念ですが私の予想よりも1割以上下低く、1-2TFlopsほど下でした。

また、ダイサイズの上昇に伴って消費電力も上昇していますので、この点は注意を要するところでしょう。

GTX900からGTX1000シリーズでの性能向上が飛躍的だったので、事前のリーク情報で性能が盛られていたこともあり、「実際の製品は思ったほどでもなかった」というのが私の感想です。

しかし、新技術を取り入れた割には手堅く進化していると思います。

ネットの事前情報で準備して争奪戦に参加されている方もいると思います。各BTOで実際に搭載モデルがいつ出るのかまでははっきりしませんが、マイニング需要も落ち着いてきていますので特に急ぎでない方は潤沢に出回るまでじっくり待ちましょう。