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Nintendo Switch OLED、10月8日発売、価格は350米ドル

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7インチ有機ELパネルを搭載したNintendo Switchを発表

任天堂は、有機ELパネルを搭載したNintendo Switchの幕をついに上げました。

7インチの有機ELパネル、有線LANポート、64GBの内蔵ストレージを搭載した任天堂の新製品が正式に発表されました。

これらは、今回発表された新モデルでの最も重要な変更点です。この新型ゲーム機は、調整可能なスタンドを備えており、テーブルトップモードでの体験を向上させることができます。また、新型有機ELゲーム機は、スピーカーも改良されています。

7インチの有機ELパネルは、初代モデルと同じ1280×720の解像度を採用しています。

画面サイズが大きくなったことで、重量は0.88ポンド(400g)から0.93ポンド(422g)に増加していますが、Switch本体の大きさは変わっていません。

任天堂は、新しいゲーム機に搭載されているSoC(System on a Chip)のモデルを確認していませんが、NVIDIA Custom SoCは公式仕様書に記載されています。

これまでの噂とは異なり、Switch OLEDはNVIDIA DLSSによる4K TVモードをサポートしていません。

実際には、NVIDIA SoCがDLSSをまったくサポートしていない可能性もあります。有機ELモデルは、現行のSwitch非有機ELモデルと同じSoCをベースにしているのではないかと思われます。

任天堂はSwitch OLEDを10月8日に349.99米ドルで発売すると発表しました。

アップデート:任天堂はThe Vergeに対し、新しい有機ELバージョンには新しいCPUが搭載されていないことを確認しました。

翻訳

任天堂はThe Vergeに対し、OLED Switchの新型機について、「Nintendo Switchの旧モデルから新しいCPUを搭載したり、RAMを増やしたりしていない」ことを確認しました。

仕様

大きさ高さ10.16cm、長さ24.13cm、奥行き1.4cm
(Joy-Con装着時)。
*アナログスティックの先端からZL/ZRボタンの
先端までの深さは2.84cmです。
重量約352.05g
(Joy-Conコントローラー装着時は約421.84g)
液晶マルチタッチ対応の静電容量式タッチスクリーン
/7.0インチ有機ELディスプレイ/1280×720
CPU/GPUNVIDIA カスタムTegraプロセッサ
内蔵ストレージ64 GB
最大2TBのmicroSDHC/microSDXCカード
(別売)を使用して、簡単にストレージ容量を
拡張することができます。
無線LanWi-Fi (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 準拠) / Bluetooth 4.1
ビデオ出力TVモードではHDMI経由で最大1080p
テーブルトップモードおよびハンドヘルド
モードでは内蔵スクリーンで最大720p
音声出力5.1chリニアPCM出力に対応
TVモードではHDMI端子から出力
内蔵スピーカーステレオ
ボタン電源ボタン/音量ボタン
USB コネクタUSB Type-C
充電やNintendo Switchドックへの接続に
使用します。
ヘッドフォン
/マイク端子
3.5mm 4極ステレオ(CTIA規格)
ゲームカード
スロット
任天堂Switchゲームカード
microSDカード
スロット
microSD、microSDHC、microSDXC
メモリーカードに対応
*microSDXCカードを挿入すると、システム
アップデートが必要になります。
このシステムアップデートを行うには、
インターネットへの接続が必要です。
センサー加速度センサー、ジャイロスコープ、
明るさセンサー
動作環境5~35度/湿度20~80%
内蔵バッテリーリチウムイオンバッテリー / 4310mAh
バッテリー
持続時間
約4.5~9時間
バッテリー駆動時間は、プレイするゲームに
よって異なります。
例えば、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ
ワイルド」の場合、バッテリーは約5.5時間
持ちます。
充電時間約3時間
*スリープモードで充電した場合

ソース:Videocardz.com - Nintendo Switch OLED launches October 8th at 350 USD

 

 

解説:

Switch Proは発売ならず

かねてから噂のあったSwitch Proは残念ながら発売されないようです。

Switchの新型はSwitch OELDで有機EL液晶を搭載した製品になるようです。

SoCも従来と同じTegra X1のカスタム仕様になるようです。

コスト的に厳しかったのかもしれません。

さらに新型が発表されるという可能性もありますが、9-10月発売と言うのは完全にクリスマス商戦をにらんでいると思います。

従来と同じ仕様のものと機能アップ版があるとしたら機能アップ版だけを伏せる理由が無いので、恐らくはSwitchの新型はOLEDだけになるのではないかと思います。

また今までのSwitchも生産が追い付いていないことを批判されていますので、ここで機能アップ版とOLEDの2正面作戦をとるとは考えづらいです。

残念ですね。

2017年に初代が発売されてから4年、任天堂の据え置き機は5-6年に一度更新されています。

直近では

  • Wii 2006年
  • Wii U 2012年
  • Switch 2017年

となっていますので、それを考えると2022年か2023年に仕様が更新される新型が出ると考えるのが自然なのかもしれません。

 

任天堂とApple

AppleのiPhoneは素晴らしい製品でしたが、技術的には全く目新しいものは無く、それまであった技術の集合体と言われていました。

Switchも技術的には全く目新しい点は無く、任天堂の立ち位置はゲーム機界のAppleを目指すことではないかと思います。

よって、枯れた技術、枯れたプロセスをアイディアで押し上げていくというやり方になるのではないかと私は考えています。

初期型Switchに採用されているTegraX1はTSMCの20nm製造で2017年当時最新とは言い難いSoCでした。

それを考えると、2022年か2023年にロンチされるならば、最新の製造プロセスは3nmか5nm+と言うことになろうかと思いますが、そういったものは使わずに(主にコスト的な問題で)陳腐化の始まる7nmの何れかか、最初からコスト重視の6nmを使うのではないかと思います。

新設計のSoCを使うのか?と言うのも微妙な問題ですね。

コストの負担と実現できるメリットを比較して専用に開発されたカスタムSoCを使ってペイできるのかと言う問題です。

リーク情報を流しているのは主にPC、デジタルガジェットの分野ではアーリーアダプターや熱狂的なGEEKが中心だと思います。

任天堂はあくまでSwitchを「テレビの所有権が無い子供」向けに作っていますので、こうしたオタクなスペック至上主義的思考では読み切れないのかもしれません。

今回のSwitch OLED見てそう思いました。

任天堂はSwitchにタッチスクリーン、ジャイロセンサー、アナログスティック、取り外しできるJoy-Conなど人が触れる入出力の装置に過剰なまでに力を入れています。

Switch Proのような仕様を拡張した製品が出るとしたら、単純に性能を向上させる脳筋思考ではなく、子供たちが喜ぶような新しいギミックを搭載し、その上で必要な性能を向上させてくるというような形になるのかもしれません。

任天堂は子供たちに向けてSwitchを作っていますので、DLSSに対応し4KにアップスケーリングできるSwitchではなく、頑なに350ドルのラインを守る買いやすい値段を取るのではないかと思います。

DLSSに対応し4Kにアップスケーリングしてほしいのは我々大人(のオタク)であり、任天堂が本来ゲーム機を売りたい子供たちではありません。

7インチのHD液晶をFullHDに、出力を4Kにして一体何人の子供たちがその恩恵を受けられるでしょうか?

私は新型Switchのリークを見て、期待に胸を膨らませてきましたが、同時に違和感も感じていました。

それはやはり、任天堂と言う会社の性質と新型Swichの情報がかけ離れていたからです。

新型SoCを搭載し、DLSSを使って4Kに対応して500ドルになったSwitchの販売を任天堂は良しとするだろうか?と言う疑問です。

任天堂の考えは我々のようなスペック偏重型の古いオタクには読み切れないものなのかもしれません。

Appleと同じように人の感性に訴えかけ、子供たちがお父さんとお母さんに頼んでも買ってもらえるような価格で自社の強力なIPを広めていく、それが任天堂の本来の姿なのかなと改めて思いました。

ゲームは子供たちだけのものではないけれど、任天堂は常に子供たちの方を向いている。

 

 

 

 

 

 

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