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RTX2070のレビューが出てきました

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初めに

RTX2070のレビューが出始めた。

当サイトでは事前にリーク情報を流していることもあって、読者の方はすでにRTX2070の実力を大体把握してるものと思う。

今回は海外のレビューから日本で有名なゲームの結果を抜粋して紹介する。

まず最初に新世代Geforce RTX 2000シリーズの概要から

 

この表は当サイトの参考記事:「 GPUについて 」に掲載している物と同じだ。

RTX2000シリーズからFE表記のFounder'S Edition(以下FE表記)というリファレンス版はオーバークロックされた高性能バージョンになった。

これはチップ自体の型番も異なる選別品で物理的に違うものなので注意したい。

FEを含むOC版に搭載されているチップは高クロックまで回る出来の良い選別品となっているようだ。

またOC版は高クロック化に伴って消費電力も上がっているので注意だ。

FEは10Wアップに過ぎないが、メーカーの独自OC版においては標準と比較すると50W程度の消費電力アップをしているものもある。

 

検証環境

CPU:Intel Core i7-7820X @ 4.3GHz

Motherboard:Gigabyte X299 AORUS Gaming 7 (F9g)

Storage(NVMe SSD): OCZ Toshiba RD400 (1TB)

Memory:G.Skill TridentZ DDR4-3200 4 x 8GB (16-18-18-38)

Video Drivers:NVIDIA Release 416.33 Press / AMD Radeon Software Adrenalin Edition 18.9.1

OS:Windows 10 Pro (April 2018 Update)

OSは10月のアップデート前のものなので注意したい。

 

解像度の表記について

  • 4K=3840X2160
  • WQHD=2560X1440
  • FullHD=1920X1080

FPSについて

平均=全体の平均。

下位1%=全体の下から1%のFPSです。環境によって依存している可能性の高い最下位のフレームレートは排除した実質の最低フレームレートを想定している物と思われる。

 

BattleField I

平均FPS

 

下位1%FPS

 

 

FarCry5

 

平均FPS

 

 

Ashes of the Singularity: Escalation

このゲームのみ日本ではあまりプレイしてる人がいなさそうなので説明しておくと、早い段階でDriectX12に対応した海外製のRTSだ。

日本ではあまり人気のないジャンルの上日本語にローカライズされていないこともあって一部のメディアでベンチマークに使われている他はあまり聞かないゲームですが、CPUのマルチコア/マルチスレッドとGPUの能力をかなり有効に活用してくれるゲームとして有名で、ベンチマークとしてもよく使われている。

 

平均FPS

 

下位1%FPS

RTX2070 Ashes of the Singularity: Escalationは傾向としてGTX1000シリーズが有利になる結果となった。

Extreme Qualityは激烈に重いので、どの解像度でも性能差がはっきり出ていると言ってもよいだろう。

 

 

Final Fantasy XV

 

平均FPS

 

下位1%FPS

FF15はnVidia Game WorksというnVidiaが提供している開発パッケージを使っているだけあってRTX2000シリーズ有利、nVidia有利の結果になった。

これがnVidiaが志向する通りの結果だろう。

下位1%FPSおいては多少の順位変動があるが、基本的にはRTX2000シリーズ有利、nVidia有利という結果は動かない。

 

 

Grand Theft Auto V

 

平均FPS

 

下位1%FPS

 

まとめ

ソース元の記事では「ミッドレンジGPU、ハイエンドプライス」と非常に皮肉な表現が使われている。

記事中のベンチマーク結果は「2018’October Update」導入前の環境でなおかつRTXもDLSSも有効になっていない。

従来のカードと比較すると単に順当にアップデートされたという結果でしかないため、仕方無いのかもしれない。

GTX900からGTX1000シリーズの性能向上が余りにも飛躍的でそのイメージが鮮烈に焼き付いているため、RTX2000シリーズの割高感は否めないところだ。

出来るだけ早くRTXとDLSSを有効にして、これだけの大きな値上がりの正当性を裏付けしてほしいところだろう。

現時点ではあまりに弱すぎる。

GTX1080/TiもしくはGTX1070Tiをお持ちの方は慌ててGPUを買い替える必要は今のところなさそうだ。

ベンチマークテストの結果で注意したいところはFullHDではGTX1080Ti以上のGPUでは性能が飽和してCPUのボトルネックによってフレームレートが頭打ちになっているところだ。

先日の9900Kのベンチマーク結果でも何度も説明したが、ハイエンドCPU/GPUとは本来4K環境での使用を想定されているものでFullHD、60FPS環境では差が付かなくなっている。

こうしたハイエンドパーツを使ってFullHD環境でベンチマークを取ると、見てわかる通り、異なるGPU間でCPUのボトルネックを探るという本来意図しない、変な結果になってしまうので注意しておいた方が良いだろう。

ハイエンド環境を検討されている方は同時に4Kモニターや144/240Hzモニターを購入しないと宝の持ち腐れになってしまうので注意だ。

nVidiaはRTX2070を「WQHD環境におけるベストな選択」位置づけているようだが、4K環境でもやや弱いが概ね平均60FPS弱の値をマークしており、RTX2070の購入を検討されている方は同時に4Kモニターや144/240Hzモニターの導入も検討しておこう。

将来的にDLSSが導入されて性能が上がった場合、4Kでも不足なく快適にプレイできる可能性は非常に高い。

モニターの買い替えというのはなかなか億劫なため、出来るだけ同時に4Kモニターを導入したほうが良いだろう。

RTX2070の実力はゲームによってはGTX1080やRX Vega 64に後れを取ることがあるが概ね上回っていると考えてよいだろう。

やはりゲームによっては有利不利というものが存在する。

特に最低FPSに関してはかなり順位が変動する大荒れとなった。

総合的な結果としては

RTX2080T/FEi、GTX1080Ti/RTX2080/FEの上位グループと

RTX2070/FE、GTX1080FE/RX Vega 64の中位グループ

GTX1070FE、GTX980Ti、GTX980の下位グループに分かれることになった。

グループ内での順位の入れ替わりはあるが、グループを超えての順位の変動はほとんどなく、グループ間には明確な性能差が存在する。

価格的に言っても当然だが、RTX2070/FEはGTX1070FE、GTX980Ti、GTX980の下位グループとは明確な性能差が存在する。

但し、初物ご祝儀価格とは言え、実売7万円前半からOC版は10万円近い価格がつけられており、価格に見合った性能であるかどうかについては非常に微妙なところだと思う。

GTX1080Tiを現在お持ちの方はRTX2070に買い替えると性能が下がってしまうのはかなり痛いところだ。

また、新規に導入される方も同程度の価格で売っているにも関わらず、GTX1080Tiとは明確な性能差が存在するのでどちらを購入するかは迷うところだろう。

多くのゲームでDLSSが有効になればGTX1080TiとRTX2070の性能は逆転する可能性は非常に高く、出来るだけ早い段階で対応してほしいところだ。

そうすればこの価格にも説得力が出てくるだろう。

逆説的に言えば、現在GTX1080/Tiをお持ちの方は買い替えるほどの説得力がまだないので、それまで待った方が良いとも言える。

余談だが、大体GTX980=GTX1060なので恐らくかなり多いと思うが、現在GTX1060をお持ちの方は自分の環境がどのくらいになるのか参考に出来るだろう。

 

結論

RTX2070に限らないが、RTX2000シリーズは現在品薄であることと価格が高いこと、またRTXとDLSSが有効になっていないこと、この2点を考え合わせると、慌てて購入する必要は全くないだろう。

殆どOC版しか存在しない現状において、品薄が解消されれば通常版が豊富に出回る可能性も高く、そうなれば今よりも1グレード価格が低くなる可能性があるだろう。

噂になっているゲーミング向け7nm版Vegaは演算性能がRTX2080Tiの70%増、メモリ帯域は2倍なんて噂が出ているので、どうせ20万近く出す覚悟があるならば(出る・出ないも含めて)そっちを見てから決めても全く遅くないだろう。

恐らく出たとしてもHBM2メモリなので、RTX2080Tiと同程度の価格になってしまうだろう。

しかし、噂になっているスペックが本当ならば、旧世代のゲームに限って言えばRTX2080Tiをぶっちぎる可能性は0ではないだろう。

 

ソース:Anandtech - The NVIDIA GeForce RTX 2070 Founders Edition Review: Mid-Range Turing, High-End Price

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