まず最初にお断りしておきます。
今回の記事はほとんど100%私の推測になります。
仮定の上に推測を建て増ししたような内容になります。
行ってみれば一個人の妄想と言ってもよいレベルの記事となりますのでご了承ください。
先日の記事でTU106=RTX2070であることが確定しました。
ではGTX/RTX2060はどうなるのか?考えていきたいと思います。
私は先日の記事でGTX2060はPascalのシュリンクになる可能性もあると言いました。
しかし、よくよく考えてみるとそれはちょっとどうかなと思うようになりました。
まず、GTX/RTX2060がどのくらいの性能があるのか?リークされた情報の中から見てみましょう。
上の参考記事の中で紹介しているツイッターアカウントのTUM_APISAKが過去にGTX/RTX2060と見られるGPUのFireStrikeのスコアをリークさせています。
これによるとGTX2060とされるGPUのGrahpicスコアは22,555で、この数字はGTX1000シリーズ世代で言えば、GTX1080とほぼ同じです。(スコアは21,830)
ここで不確定要素があると計算ができませんので過去の情報からこれらの仮定を入れます。
・TuringのCUDAコアはPascalの1.5倍の性能を持つ
・TimeSpyはドライバの対応が無い場合、前世代のモデルの+35%程度の性能しか発揮しないがFireStrikeの場合は綺麗に1.5倍の性能が発揮できるとする。
これらを前提にしないと計算が全く立たなくなりますので強引ですが、上の二点は成立するものと仮定します。
1.5倍の性能のTuringでGTX1080と同じスコアを出すには2560/1.5≒1706のTuring CUDAコアが必要ということになります。
ここでRTX2070のTU106のCUDAコア数を2304を2/3にしてみます。
なぜなら、RTX2070はフルスペックであり、必ず製造に失敗する製品が出てくると思うからです。
GTX/RTX2060はRTX2070の選別品落ち品であると仮定します。
2304*2/3=1536となります。
1706は中途半端ですから、ちょっと性能的に足りませが、1536としましょう。
それでは、メモリのバス幅を考えてみましょう。
上のリーク情報によるとバス幅はメモリ容量が5GBなので160bitとなります。
GDDR6の速度はRTX2070/2080/TIと同じく14Gbpsとしましょう。
するとメモリの帯域幅は280GB/sとなります。
整理してみましょう。
GTX/RTX2060(RTX2070選別落ち品) | |
---|---|
製造技術 | 12nm FFN |
ダイサイズ | 445 mm2 |
GPCs | 2 |
TPCs | 12 |
SMs | 24 (12 per GPC) |
Tensor Cores | 192 |
RT Cores | 24 |
FP32 Cores (CUDAs) | 1,536 |
INT32 Cores | 1,536 |
ROPs | 40-48? |
TMUs | 96 |
Memory Interface | 160-bit |
L2 Cache | ? |
メモリ速度 | 14Gbps |
メモリ帯域幅 | 280GB/s |
上の様になります。
このスペックだとGTX1080並みの性能を出すのにちょっと足りません。
しかし、おおよそこのような感じになりますので、GTX/RTX2060と目されるGPUはRTX2070の選別落ち品である可能性が高いんじゃないかと思います。
その性能はFireStrikeでGTX1080相当ということになりますね。
4Kにはちょっと足りない程度の性能です。
少し妥協すれば何とか使えるくらいの性能でしょう。
TensorとRTコアはどうなるかですがこれはさっぱりわかりません。
RTコアなんてこの数を積んでもどうしようもないレベルだと思います。
ただ、DLSSはそれなりに威力を発揮するんじゃないかと思います。
その場合、4Kも行けるということになります。
ずばり、GTX/RTX2060はRTX2070と同じダイ(TU106)を使った選別落ち品と予想します。