AMD Zen5がCinebench R23でテストしたとされる。
AMD Zen5アーキテクチャのデビューはすぐには期待できないが、初期のエンジニアリング・サンプルはすでにラボで実行されているようだ。
Moore's Law is Deadは、Zen5プレリリースハードウェアが人気ベンチマークを実行しているスクリーンショットを入手したと主張しています。
テストしたとされるCPUは、デュアルソケットの64コアZen5 EPYCプロセッサーです。
128コア、256スレッドを示し、Cinebench R23のマルチコアテストで123Kポイントを獲得したようです。
これは、先日テストされたGenoa(Zen4)CPUよりも15%ほど高く、液体窒素を使ってオーバークロックしたIntelのSapphire Rapids HEDT CPUとほぼ同じレベルである:
Zen5のエンジニアリングサンプルは最大3.85GHzのクロックで動作していたが、これがこのサンプルのピークブースト速度なのか、平均に近いものなのかはまだ確認できていない。
さらに、Windowsタスクマネージャのスクリーンショットでは、L1キャッシュが10MBとなっており、1コアあたり80KB(Zen4は64KB)である。
また、このサンプルは8個のCCDを搭載していたようなので、各チップレットはやはり8個のコアを搭載していると思われる。
さらに、Turin-Denseと呼ばれるZen5 CPUの亜種は、1チップレットあたり16コアを搭載すると言及されている。
AMD EPYC Zen5は、来年に発売される見込みだ。新しいパイプラインと統合されたAI最適化で完全に再設計されたアーキテクチャになるはずだ。
コンシューマー向けのZen5は、現在600シリーズのマザーボードが使用しているのと同じAM5ソケットで展開されるはずだ。
EPYC SP5プラットフォームからも同様のサポートが期待される。
ソース:Videocardz.com - Early Dual AMD Zen5 CPU system scores 123K points in Cinebench
解説:
Zen5はZen4より15%高速?
64コア128スレッドのAMD EPYC 9554Pがベース/ブースト3.75GHzなので、100MHzクロックが高い状態で15%高速と言うことになりますね。
総合的にみると同クロックで13-14%前後高速と言う理解で良いのではないかと思います。
クロックの増分も考えるとZen4からZen5はIPC12-13%アップで20%程度は高速になることが期待できるのではないでしょうか。
ちょっと低めなのは当初TSMCの3nmと言われていたのに対して4nmになると言われているからです。
やはりその分期待されていた性能もダウンしているでしょう。
もし仮に3nmをきちんと使えていたら今度こそIntelは危なかったかもしれませんね。
AMDもZen5からハイブリッドを採用するわけですし。
ここにして分厚いベールの向こうに隠されてきたZen5の実像が俄かにはっきりしてきました。
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