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4つのAMD Navi GPUの亜種がリーク、2019年7月発売の噂

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AMDは今年後半に4種類のRadeon Navi 7nm GPUを発売する準備をしています。

私たちはMacOS Mojaveのアップデートのおかげでこれを知っています。

それはそのコードベースに4つの異なるNavi GPUの変種への特定の参照を含んでいます。

これは、このリークが発生するのと同じくらい合法的であることを意味します。

それで、もっとも美味しい部分に入りましょう。

 

AMD 7nm Navi GPUの亜種がMacOS Updateで発見、2019年7月に発売予定

問題のアップデートのためのコードはvideocardzが拾ったTonyMacx86フォーラムのGigamaxxによって発見されました。

ソースコードには、Navi 16、Navi 12、Navi 10、Navi 9の4つのNaviグラフィックプロセッサが含まれています。

 

これらがそれぞれ異なるGPUダイであるのか、それとも同じチップの変形であるのかは、完全には明らかではありません。

ただし、Navi 10とNavi 12への言及は、以前の2つの異なるGPUであることをすでに見てきました。

これが、会社のコード名が非常にわかりにくくなる可能性がある場所です。

最新の余聞によると、AMDは2019年夏、特に7月にNaviの発売を狙っている。

これは実際、過去4ヶ月間に私たちが聞いてきたことと非常によく一致しています。

 

AMDの噂のRadeon Navi RX 3080、RX 3070、およびRX 3060グラフィックスカード

7nm Vegaをベースにした同社の次期Radeon VII GPUがどのようにしてこれらすべてに適合するのかはまだ明らかではないが、Naviは非常に近い。

特に初期のささやきが最速のNaviの変種 - RX 3080 - の性能をVega 64 + 15%にしたことを考えると、これはAMDの$ 700 Radeon VIIの10%にすぎない。

AdoredTVによる同じ噂/リークも、同じ3080枚のカードに250ドルの値札を請求している。

それが本当ならAMDのRadeon VIIを劇的に損なうだろう。

GPU名チップ型番メモリ容量/種類消費電力性能と競合価格(USドル)
RX 3080Navi 108GB GDDR6150WRTX 2070/ GTX 1080$249
RX 3070Navi 128GB GDDR6120WGTX 2060/GTX 1070$199
RX 3060Navi 124GB GDDR675W (補助電源端子無)GTX 2050/GTX 1060$129

これは1つまたは3つのことの組み合わせを意味します。

Naviが噂のように速くはない、あるいはAMDがRadeon VIIのために年の半ばに値下げを計画しているのではないでしょうか。

それにもかかわらず、このリークが示すことは、Naviが実際には発売がそう遠くないということであり、Radeon VIIが今年AMDから見た唯一の新しい7nm GPUにはならないということでしょう。

ソース:wccftech - Four AMD Navi GPU Variants Leaked, Rumored For July 2019 Launch

 

解説:

wccftechも複数の記者が書いているのであまり記事間の統一性がとられていないのですが、当サイトの読者さんならRadeonVIIが

  • 基本的に赤字
  • リファレンス版しか発売されない
  • 5000個ほどしか出荷されない可能性がある

といううわさがあることはご存知だと思います。

これももともとwccftechの記事からなのですが、これがわかっていれば、

AdoredTVによる同じ噂/リークも、同じ型番3080のカードに250ドルの値札を請求している。

それが本当ならAMDのRadeon VIIを劇的に損なうだろう。

こういう発言は出てこないですよね。

Naviが一部RadeonVIIのメリットを損なう形で発売される予定(噂)なのはRadeonVIIが「実質的には存在しないも同然なラインナップだから」というのがおそらく真相に近い解釈だと思います。

もしGTX1080相当の最上位Navi(=Navi12=RX3080)がUS250ドルで出るならば、nVidiaも戦略を大幅に変更せざるを得ないと思います。

US250ドルだと代理店のマージン込みで日本円だと30,000円-40,000円程度になるでしょう。

Radeonは人気がないので価格は安めになる可能性が高いです。

過去に話の上がっていたのRTX、DLSS抜きのGTX1180が発売されるならば、Navi対策と考えて差し支えないと思います。

いずれにしても思った通りにGPUの価格を設定するnVidiaに対して戦略の変更を迫る製品を発売できるのは今のところAMDしか存在しません。

今のGTX1080相当の性能がUS250ドル程度で手に入るかどうかはAMDにかかっているといっても過言ではないです。

nVidiaはRTX2000シリーズの生産に枯れに枯れている製造プロセスである12nmを使っており、AMDは最新の7nmを使用しているところから見ても、この価格は誇張されているものではないと思います。

Naviが発売されれば7nmのこともあっていつもの爆熱ではないでしょう。

こうしたことも考えるとRTX、DLSS無しのGPUは価格競争に巻き込まれ、そうでないGPUは高値を維持すると考えるのが自然だと思います。

RTX2060は値下げで対抗してくるかなあというほのかな期待はあります。

Naviが言われている通りのスペックで発売されて、nVidiaがどんな販売戦略をとってくるかでRTX、DLSSが普及するかどうかがある程度見えてくるんじゃないでしょうか。

当然、RTX、DLSSに対するゲームのサポートが進むことが前提です。

以前からの繰り返しになりますが、RTX、DLSSがまだ当面必要ないと考えている方は、Naviが発売されるまでGPUの更新は控えた方がよいでしょう。

Radeonは買わないと思っている方でも、GeforceGTX1600シリーズ(とこれから出る新製品も含めて)の価格が下がる可能性もあります。

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