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RX 9060 XTと同じダイを積んでクロックだけ落とした──Radeon RX 9050のスペックがリーク

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エントリークラスGPUチップのコンセプトアート。赤と黒の配色、Navi 44ダイのクローズアップ風ビジュアル

※ 画像は記事の内容をもとにしたイメージであり必ずしも現実を反映しているわけではありません。

■事実

リークの概要

Videocardz独占報道として、AMD Radeon RX 9050のスペックシートが流出。現時点でシングルソースの未確認情報です。

リーク画像では「Series」欄が黒塗りになっており、SKU区分は意図的に伏せられています。

発表タイミングとしてはComputex 2026(6月2〜5日、台北)が有力視されています。

スペック詳細(リーク値)

  • GPU:Navi 44(ダイの詳細後述)
  • ストリームプロセッサ:2,048基
  • メモリ:8GB GDDR6
  • メモリ速度:18.0 Gbps
  • メモリバス:128-bit → メモリ帯域は288 GB/s
  • ゲームクロック:最大1,920 MHz
  • ブーストクロック:最大2,600 MHz
  • バス規格:PCIe 5.0 x16
  • 映像出力:HDMI 2.1b × 1、DisplayPort 2.1a × 2
  • TDP:未公開。ただし推奨電源容量は450W(RX 9060 XTと同値)、消費電力は約130W前後と推測される

既存ラインナップとの関係

SP数2,048基はRX 9060 XT(8GB・16GB両版)と同一 → Navi 44 XT(フルダイ)を使用しています。

RX 9060(非XT)はNavi 44 XLで1,792基のため、RX 9050はSP数では9060を上回ります。

ブーストクロックはRX 9060 XTの3,130 MHzに対して2,600 MHzで約17%低下しています。

ゲームクロックはRX 9060 XTの2,530 MHzに対して1,920 MHzで約24%低下しています。

メモリ速度はRX 9060 XTの20 Gbps(320 GB/s)に対して18 Gbps(288 GB/s)と一段遅くなっています。

競合:RTX 5050(デスクトップ版、2025年7月発売済み)

  • CUDAコア数:2,560基(GB207ダイ)
  • メモリ:8GB GDDR6、128-bit、20 Gbps → 320 GB/s
  • ブーストクロック:2,570 MHz
  • TGP:130W、推奨電源:550W
  • 価格:$249
  • DLSS 4(マルチフレーム生成対応)をサポート

スペック比較表

製品GPUSP/コア数ブーストクロックメモリバス幅帯域幅TDP
RX 9070 XTNavi 484,096約2.97 GHz16GB GDDR6256-bit640 GB/s304W
RX 9070Navi 483,584約2.52 GHz16GB GDDR6256-bit640 GB/s220W
RX 9070 GRENavi 483,072約2.79 GHz12GB GDDR6192-bit432 GB/s220W
RX 9060 XT 16GBNavi 442,048約3.13 GHz16GB GDDR6128-bit320 GB/s182W
RX 9060 XT 8GBNavi 442,048約3.13 GHz8GB GDDR6128-bit320 GB/s150W
RX 9060Navi 441,792約2.99 GHz8GB GDDR6128-bit288 GB/s132W
RX 9050(リーク)Navi 442,048約2.60 GHz8GB GDDR6128-bit288 GB/sTBC
RTX 5050(競合)GB2072,560約2.57 GHz8GB GDDR6128-bit320 GB/s130W

解説

RX 9050の最も奇妙な点は「ダイを削らずにクロックだけ落とした」構成にある。RX 9060 XTと全く同じNavi 41 XTフルダイを使い、ゲームクロックを24%も絞って下位に押し込んでいる。これは通常のCU無効化による下位SKU作成とは異なるアプローチ

考えられる理由はウェハ歩留まり問題:高クロックを出せない選別落ちダイをCU無効化せず全基有効のまま、クロックを下げて販売するビニング手法。ダイ面積の無駄が出ないため歩留まり改善に有効

RX 9060無印はOEM専用のため自作市場には流通しない。リテールでRX 9050と直接比較されるのはRX 9060 XT(8GB・16GB)のみ。消費者が目にする棚ではRX 9050 < RX 9060 XTという正常な序列になっており、ブランディング上の混乱は生じにくい

メモリ帯域288 GB/sについて:数字だけ見るとRTX 5050の320 GB/sに劣るが、Navi 44のInfinity Cache(32MB)がゲーミングワークロードにおけるキャッシュヒット率を高めるため、実ゲーム性能での帯域差は数字ほど大きくは出ない可能性がある。ただしVRAM容量8GBは別問題で、こちらはキャッシュでは解決できない

RTX 5050($249)との比較で価格帯が重要になる。もしRX 9050が$199〜$229程度で登場できればFSR 4対応・Infinity Cache込みで競争力を持てる。$249以上なら差別化が難しくなる

8GB VRAMについて:2026年時点でRTX 5050も同じ8GB GDDR6であり、エントリー帯では「8GBが業界標準」という状況は当面続きそうだ。FSR 4(RDNA 4専用)はVRAMの余裕を多少補うが、テクスチャキャッシュが枯渇するシナリオは変わらない

エントリーGPU市場はRTX 5050対RX 9050という構図になりつつある。どちらも8GB GDDR6で横並びの今、決め手はFSR 4かDLSS 4か、あるいは価格次第になる。

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