その他

日本のRapidusが2nmプロセスで「大手」の米国顧客を獲得、TSMCとインテルとの競争激化

投稿日:

日本の半導体企業であるRapidus社は、2nmプロセス分野での競争を激化させています。同社は、米国の大手顧客からの支持を獲得し、さらに多くの顧客が2nmプロセスへの参入を表明しています。

Rapidus社の2nmプロセスノードは、TSMCのN2プロセスと同等の性能となる見込みですが、ロジック密度では18Aプロセスを上回る見込みです。

ご存知ない方のために説明すると、Rapidus社は日本の大手半導体企業の一つであり、TSMC、Samsung、Intelといった業界大手と、2nmプロセスを含む最先端ノードの開発で競合しています。

同社は昨年、「2HP」プロセスの開発を発表しました。興味深いことに、Rapidus社は、このプロセスノードのロジック密度など、詳細なレポートを掲載しました。

そして今回、日本のメディアの記事によると、Rapdius社のCEOである小池 淳義​氏が、同社の次世代プロセスに米国の大手企業が関心を示していることを明らかにしたとのことです。

千歳市で次世代半導体の量産を目指すRapidus(東京)の小池 淳義​社長は30日、来年から開始する顧客製品の試作について、複数の米国企業を検討していると述べた。小池社長は、IBMと半導体設計会社のテンストレントが既に有力候補であり、他社との契約の可能性もあると強調した。
- 北海道新聞

Rapidusの2nmプロセスに関心を持つ米国企業の中で、TenstorrentとIBMの2社が目立っている。

まずIBMについて見てみよう。同社は長年にわたりRapidusと2nmノードで協業しており、パッケージング技術の提供や共同研究開発支援を行っている。

したがって、IBMが主要な採用企業の一つとなることは間違いない。

しかし、Tenstorrentがリストに加わったことは、確かに刺激的な展開であり、Tenstorrent CEOのJim keller氏の業界専門知識はよく知られているため、この協業はさらに興味深いものとなっている。

Tenstorrentは、RISC-Vアーキテクチャを中心とした広範なAIポートフォリオをいち早く展開した企業の一つであり、さらに重要なのは、同社のCEOが過去にIntelとAMDの両社で要職を歴任したことです。

Keller氏は過去にも他社とは一線を画す行動をとってきたことで知られており、Rapidusとの提携もそうした動きの一つと言えるでしょう。

NVIDIAもこの日本の半導体企業をサプライチェーンに組み込む可能性を検討しているという噂もありましたが、現時点では確証はありません。

Rapidusは、2nmプロセスの開発を着実に進めており、PDKは2026年第1四半期までに顧客に提供される予定であることから、半導体業界で最も楽観的な企業の一つになりつつあります。

このことから判断すると、量産開始は2026年末か2027年初頭になる可能性があり、これはTSMCやIntelが同サイズのノードを生産する時期よりも前です。

しかし、Rapidusにとっての最優先事項は、高性能な製品を開発することです。

ソース:wccftech - Japan’s Rapidus Secures ‘Major’ American Customers for Its 2nm Process, Ramping Up the Race Against TSMC and Intel

 

 

 

 

解説:

Rapidus絶好調・・・か?

私は北海道在住なのでRapidusが操業するまでの間に聞こえてきた噂の中にはかなり否定的なものもあります。

その一つは「まだ製品すらも作ってないのにこれだけ莫大な投資を行っても大丈夫なのか?」という声でした。

皆さんもご承知の通り現代の半導体工場というのは莫大な初期投資がかかりますのでラピダスに投下される資金は通常の範囲内なのですが、やはり、90nmや65nmからいきなり2nmにジャンプアップしたラピダスが要求する資金にビビリ散らかす人も出てきてもおかしくはないです。

ラピダスが目指す2ナノ相当の先端半導体の量産に必要な総資金は、約5兆円と試算されています。

まさに途方もない金額であり、あまり最先端の半導体工場に明るくない人たちの腰が引けてしまうのも当然ではないかと思います。

これでもIntel18Aが躓いているように絶対に成功が約束されているわけではないので半導体生産は山師の世界といわれるゆえんです。

そして、「地上最強の山師」と最先端プロセスでガチの殴り合いをしようとしているのが日本のラピダスですから、不安が付きまとうのも当然です。

地元の北海道新聞の報道ですから、大本営寄りになっている可能性もありますが、TenstorrentとIBMが関心を持っているということです。

今のところ生産を決定したという話は出てないようですが、ぜひとも軌道に乗ってほしいところです。

2026年末から2027初頭にかけて量産が開始されるとのことですから、Rapidus 2nmの出来がどの程度のものなのかそこではっきりすると思います。

Intelは18Aでかなり苦戦しました(しています)が、Rapidusはどうでしょうか?

TSMC以外が最先端プロセスの製造を開始するなどというニュースは久しぶりですから、なかなか楽しみな話題です。

ぜひともRapidus2nmで生産されたAIチップが世間を揺るがしてほしいところです。

-その他
-

Copyright© 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド , 2026 All Rights Reserved.