
Intelは今混乱状態にあるが、同社はまだ競争から手を引いてはいない。新しい報道によると、チーム・ブルーは次の大きなイベントをアリゾナで開催する予定だという。
Intel、アリゾナでのイベントで次世代CPU「Panther Lake」とファウンドリ事業の最新情報を発表か
リップ・ブー・タン新CEOの下、Intelは全部門にわたる大規模なリストラを進めており、当初はレイオフの波によって営業損失を削減する計画だった。
DigiTimesが新たに報じたところによると、Intelはアリゾナ州フェニックスで 「Intelテクノロジー・ツアー 」を開催する予定だという。
Exclusive: Intel’s rare move to Phoenix marks turning point in its fight with TSMC
Intel's annual conference shifts to Phoenix amid sweeping CEO-led reforms
Since Lip-Bu Tan became Intel's CEO in March 2025, the company has seen major restructuring. Supply chain sources reveal…
— Jukan (@Jukanlosreve) July 16, 2025
Intelがアリゾナでの開催を選択したことは、この地域のサプライチェーン、特に半導体分野への同社の深いコミットメントを示している。
アリゾナは、TSMCのようなチップ企業にとって次の「技術ハブ」として台頭しつつあり、Intelの存在は、彼らがまだ競争から引き下がらないことを示している。
現在、Technology TourイベントはIntelの主要なショーケースのひとつであり、同社はファウンドリー戦略について具体的に発表し、さらに重要なこととして「最新のPCおよびデータセンター・プロセッサー」について議論する。

現在、Intelは年内にPanther Lakeプロセッサーをリリースし、9月までに公式発表を行う予定であることが分かっている。
このラインナップは、Intelの18Aプロセスを採用した最初の製品となるため、PTLが目玉となることが予想される。
これとは別に、IntelはXeon「Clearwater Forest」サーバーCPUも発表する見込みで、データセンター・セグメントからの採用が見込まれ、Intelが失った市場シェアを回復するチャンスとなる。特にコンシューマー・セグメントでは、Intelは多くの計画を立てている。
チーム・ブルーは苦境に立たされているが、同社には今後の事業展開が用意されている。特に、年末から2026年にかけては、フレッシュで新しい 「Intel」の姿を見せてくれるだろう。
解説:
Intel、最先端の半導体工場が集中するアリゾナ州でイベントを開催
Intel14AでTSMCと競合することを選択したようですね。
はっきりとした意思表示です。
前回の記事でも書きましたが、Intel5、Intel3、Intel20A、Intel18Aと外部受注に失敗していますので、かなり厳しい選択かなあと思います。
もちろん絶対に失敗するとは言えませんけど、同時期に10%も歩留りで差をつけられているTSMCと正面切って争うつもりなのでしょうか。
確かにCEOも変わり、新しい体制になりました。
人員もリストラし、スリム化もしたのでしょう。
しかし、方針にはあまり大きな転換はないように見えます。
Intel14Aがファウンドリ事業での最後のチャレンジということになるんですかねえ。
振り返ってみるとIntelのファウンドリ事業が絶好調だったのは22nmまでで、14nmは立ち上げに苦戦しています。
22nmはHawellです。
2013年ごろにさかのぼります。
このころはIntel一強皆弱の絶対企業でAMDはビフォーRyzenで死にかけていました。
TSMCは28nmで足踏みしており、20nmはモバイル専用という有様です。
GeforceはGTX700シリーズとGTX900シリーズはともにTSMCの28nmで今のBlackwellのようにコスト的な問題ではなく、技術の進歩に苦しんだため2世代製造プロセスが進歩させられませんでした。
一方でIntelはスイスイと製造プロセスを微細化できていた時代です。
22nmのころはTSMCは28nmからなかなか微細化が進まず、NVIDIAのCEOが「Intelは他社にFabを開放すべき」と言ってました。
今からすると考えられない状況ですが、22nmの時にFabを開放していたら今に続く流れも少し変わっていたのではないかと思います。
そのあと、Global Foundriesが脱落し、TSMCがEUV世代で躍進、Intelは自社のみでペイできなくなるEUVを嫌って微細化の競争で脱落して凋落していくのはご存じのとおりですね。
x86というプラットフォームが残っていますので何とかなっていますが、ARMになっていたら大部分の強みを失ったいたかもしれませんね。
こうした歴史を振り返るとIntelのFabを続けるという選択が正しかったようには見えないですね。
もちろん結論はまだ出ていませんが、あまり肯定的にはとらえられないです。
Fabを残すのであればゲルシンガーCEOのままでもよかったんじゃないですかねえ。