GPU情報

噂:AMD Navi 32ベースのRadeon RX 7800/7700シリーズが9月の発売を目指すと報じられる

投稿日:

AMDはすでにGamescomでRadeon RX 7800/7700を展示するかもしれない

AMDは、Navi 32デスクトップGPUの9月リリースを目指していると伝えられている。

Moore's Law is Deadによる最新ビデオによると、GPUメーカーはNavi 32 GPUの開発を完了し、すでに機能ドライバをリリースしている。

このYouTuberはRDNA3デスクトップ開発の進捗を注意深く追跡しており、後に登場する製品で70 CU(コンピュートユニット)を搭載する可能性のあるNavi 31/32ハイブリッドGPUに関する情報を最初にリークした。

さらに、Navi 32搭載モデルの初期仕様も明らかになった。

モデル名は確定していないが、Radeon RX 7800XTが最近EECのリストで発見され、16GBの256ビットメモリを搭載することが示されたことは注目に値する。

この特定のモデルは、GPUの60CUフル構成を利用し、総基板消費電力(TBP)は260Wになると思われる。

Radeon RX 7700 XTと名付けられる可能性のあるNavi 32 GPUのもう1つのバリエーションは、192ビットバスで12GBのメモリを搭載し、48~54CUの構成をサポートすると予想されている。

新情報によれば、両モデルとも19.5Gbpsメモリを搭載する。

これらのGPUシリーズは、ドイツで開催される「gamescom 2023」(2023年8月23日~8月27日)に出展される予定で、発売時期は9月を予定している。

さらに、Navi 32 GPUはゲーミングノートPC向けのハイエンドモバイルモデル(RX 7800/7900)として登場する見込みだ。

現在、AMDはNavi 33 GPUをベースとしたRX 7700/7600シリーズのみを発売しており、ミドルレンジの性能を提供している。

最後のフラッグシップGPUであるRX 6800Mは2021年5月に登場し、翌年5月にRX 6850M XTとしてアップデートを受けた。

Navi 32 GPUの発売は、Navi 21ベースのRX 6900/6800シリーズの在庫が余っているため延期されたと一般に考えられている。

しかし、Navi 32が31と33のSKUの後に発売されるかもしれないという噂は、最初のRX 7000グラフィックスカードがデビューする前からあった。

噂されるAMD Radeon RX 7800/7700のスペック

RX 7900 XTXRX 7900 XTRX 7800 XTRX 7700 XTRX 7600
アーキテクチャーRDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
GPUNavi 31 XTXNavi 31 XTNavi 32 XTNavi 32 XLNavi 33 XL
GPUクラスタ数 96 CU 84 CU 60 CU 48-54 CU 32 CU
ストリーム
プロセッサ数
6,1445,3763,840 3072-34562,048
ブースト
クロック
 2.5 GHz 2.4 GHz不明不明 2.6 GHz
メモリ容量
・種類
 24GB G6 20GB G6 16GB G6 12GB G6 8GB G6
メモリバス幅 384-bit 320-bit 256-bit 192-bit 128-bit
メモリ速度 20 Gbps 20 Gbps 19.5 Gbps 19.5 Gbps 18 Gbps
メモリ帯域幅 960 GB/s 800 GB/s 624 GB/s 468 GB/s 288 GB/s
ボード全体
消費電力
 355W 315W 260W 245W 165W
補助電源
コネクタ
8-pin x28-pin x2不明不明8-pin x1
PCIe
インターフェイス
Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x8
希望小売価格$999$899不明不明$269
発売時期2022/12/132022/12/132023/092023/092023/05/25

ソース:Videocardz.com - AMD Navi 32-based Radeon RX 7800/7700 series reportedly targeting September launch

 

 

 

 

解説:

Navi32が9月に発売か?

Navi32、具体的にはRX7800/7700系列が9月に発売予定という噂が流れてきました。

70CUのNavi31/32ハイブリッドモデルも出るのではないかと言われています。

市場ではRDNA2の在庫がまだ残っており、当然価格はRDNA2の方が安くなるのでしょうからユーザーとしては悩ましいところです。

 

一つだけROCmのセットアップをお手伝いしている私の方から助言があるとすれば、機械学習に使うのであれば絶対にRX7000シリーズを買うようにしてください。

当然同じグレードだと高止まりしますが、仕方ないと思います。

理由はRX7000シリーズは演算器の数がSP数の倍に増加しており、RDNA2とスペック値以上の差があります。

AI/MLは非常に新保が速い分野であり、GPUが最も力を入れている分野でもありますので、旧モデルと新モデルの差がかなり大きいです。

機械学習に使われるのであれば絶対に最新GPUを購入するようにしてください。

これはGeforceでも同じです。

 

AMDは全ラインナップがそろう前にRDNA3対応のソフトウェアを全部ロンチすることが出来るのか?

6月末までに出ると言われていたHYPER-RXやFSR3、RDNA3対応のROCmはロンチ出来ませんでした。

※現状のROCm5.6でもRDNA3で動かす事は出来ますが正式には対応していません。

本来であればRX7900XTX/XT発売時にロンチすべきだったものですが、半年以上たった今もロンチされていません。

RDNA3正式対応のROCmは2023Q3(つまり7-9月)に出る予定とされていますが、果たして間に合うでしょうか。

ROCm5.7(?)がロンチされてもPytorchが対応するまでに1か月ほどかかるため9月中に出せたとしてもPytorchが使えるのは10月と言うことになります。

nVIDIAもAmpereの在庫処分には苦労しているようですが、AMDも在庫処分と並行してぜひともRDNA3を生かすソフトウェアのロンチを急いでいただきたいです。

何度も書いて申し訳ないのですが、RX7000シリーズはせっかくハードウェアAIアクセラレーターを搭載しているのですから、FSR3は早いところロンチしていただきたいところです。

 

 

 

AMDのGPU Radeonシリーズ

Radeon 7000シリーズ

 

Radeon RX 6000シリーズ

 

※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

-GPU情報
-,

Copyright© 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド , 2024 All Rights Reserved.