NVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiグラフィックスカードは、以前噂で聞いたかもしれないものに比べて、はるかに低いTDPを特徴とすると伝えられています。
NVIDIAはGeForce RTX 4060 Tiグラフィックスカードで極端な効率化路線を進み、3060 Tiよりも20%低いTGPを実現する。
Kopite7kimiからの別の噂に基づいて、NVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiは、そのTGPの数字を220Wからわずか160Wに押し下げたスペックのわずかな修正を持っていると報告されています。
RTX 4060 TiはRTX 4070 無印の後に発売されると予想され、200WのTGPを特徴とし、当初の仕様と比較して50Wの減少しました。
RTX 4060 Ti has a very short reference board. The PG190 still uses CEM5 connector.
AD106-350-A1
4352FP32
8G 18Gbps GDDR6
32M L2
220W— kopite7kimi (@kopite7kimi) December 13, 2022
TGPが200WだったRTX 3060 Tiと比較して、RTX 4060 Tiは20%低いTGPを特徴とするようで、これはカード自体について聞いていることと一致するような気がします。
GeForce RTX 4060 Tiは、AD106グラフィックスチップの縮小版であるAD106-350-A1 GPUコアを利用すると予想されており、噂によれば、34 SMまたは4352 CUDAコア、128ビットバスインターフェースで18 Gbpsで動作する8 GB GDDR6メモリ、カードに288 GB/Sの帯域を提供するとされている。
また、GPUには32MBのL2キャッシュが搭載されており、GeForce RTX 3060 Tiの8倍となっている。
RTX 4070と同様に、RTX 4060 TiもPCIe Gen5 12VHPWRコネクタを使用します。これは、NVIDIAが全ラインナップで標準化したいためです。
また、このグラフィックスカードは、リファレンスと非リファレンスの両方でコンパクトなPCB設計を採用する予定です。
私たちは、このすべてが、これまで入手した新しいRTX 40シリーズカードでばかげた価格設定になっている点で良い兆候であることを願うばかりです。
私たちは、このカードが2023年の半ば頃に発売され、価格は400ドルから500ドル程度になると予想しています。
今後数ヶ月の間にさらなる情報を期待したい。
NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ グラフィックカードラインアップ(噂):
グラフィック カード | GPU | PCBモデル | SMユニット 数 / コア数 | メモリ容量 /バス幅 | メモリクロック /帯域幅 | TBP | 補助電源 コネクタ | 発売時期 |
NVIDIA Titan A / GeForce RTX 40? | AD102-450? | 不明 | 144 / 18,432? | 48 GB / 384-bit | 24 Gbps / 1.15 TB/s | ~800W | 16-pin x2 | 不明 |
NVIDIA GeForce RTX 4090 Ti | AD102-350? | 不明 | 144 / 18,432? | 24 GB / 384-bit | 24 Gbps / 1.15 TB/s | ~600W | 16-pin x1 | 不明 |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | AD102-300 | PG136 | 128 / 16,384 | 24 GB / 384-bit | 21 Gbps / 1.00 TB/s | 450W | 16-pin x1 | 2022Q4 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | AD103-301/300 | PG139 SKU 360 | 76 / 9,728 | 16 GB / 256-bit | 23 Gbps / 716.8 GB/s | 320W | 16-pin x1 | 2022Q4 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | AD104-400 | PG141 SKU 331 | 60 / 7,680 | 12 GB / 192-bit | 21 Gbps / 504.0 GB/s | 285W | 16-pin x1 | 2023Q1 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | AD104-251/250 | PG141-SKU 345/343 | 46 / 5,888 | 12 GB / 192-bit | 21 Gbps / 504.0 GB/s | 200W | 16-pin x1 | 2023Q2? |
NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti | AD106-350 | PG190 SKU *** | 34 / 4,352 | 8 GB / 128-but | 18 Gbps / 288.0 GB/s | 160W | 16-pin x1 | 2023Q2? |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | AD106-300 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ~150W | 16-pin x1 | 2023Q3? |
ソース:wccftech - NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti Might Feature a TGP of Just 160W, 20% Lower Than 3060 Ti
解説:
RTX4060TiのTGPはは160W
となるようです。
CUDAコア数は4,352でついにRTX3060Tiの4,864CUDAより少なくなってしまいました。(苦笑。
Ada Lovelace世代はの仕様はあまりにシブチンでちょっとびっくりです。
これだとAmpereより性能が悪いというイメージを持ってしまう方も多いと思います。
実際にはクロックとL2の容量差(実効メモリ帯域)の違いにより、RTX4060Tiの方が性能はかなり上だと思います。
しかし、DLSS3と言う指標を持ち出してきて、「大差で勝ってます」とかいうnVidiaマジックのおかげでラスタライズでは負けてるんじゃないの?と事実誤認する人も出そうですね。
ただ、-512CDUAと言うのはかなり無視できない差であることは確かです。
RTX4070TiのTimeSpyのスコアが22,669なので1CUDAあたり2.95、同じくFireStrikeExtremeのスコアが27,105なので3.53です。
そこから逆算すると4,352CUDAのRTX4060TiはTimeSpy12,838、FireStrikeExtremeが15,363となります。
では、旧モデルと比較してみましょう。
CUDA数 | TimeSpy | FireStrikeExtreme | |
RTX4060Ti | 4,352 | 12,838 | 15,363 |
RTX3070 | 5,888 | 13,896 | 16,440 |
RTX3060Ti | 4,864 | 11,887 | 14,335 |
RTX3060 | 3,584 | 8,833 | 10,252 |
RTX4060Tiの値はRTX4070Tiの数値から算定した仮のものですからその旨お断りしておきます。
如何ですか?もう渋すぎてびっくりです。
「金を払わない奴には絶対に演算パワーをやらん。」そう言うnVidiaの強い殺意を感じます。(苦笑
RTX4060Tiは仕様から判断するとラスタライズ性能はRTX3070以下と言うことになります。
さすがに旧モデルのRTX3060Tiより少しはパワーアップしていますが、ほとんど同じです。
Ada Lovelaceは高いからRTX3070からRTX4060Tiに買い替えようと思っている方はかなり注意して実測のレビューなどを待った方がいいです。
ここまで説明してきた通り、nVidiaの中では既に性能と言うのはDLSS込みのものであり、ラスタライズ性能はもう物差しに使うつもりはないということになります。
少なくとも価格にはそう反映されているということです。
当サイトに寄せられるコメントを見るとnVidiaが大好きでnVidiaに一杯お金を払いたいという人が少なからずいるようですので、これでも大喜びなのかもしれません。(と少し嫌味)
そのようなリッチメン以外の人はAMDとIntelが頑張ってくれることに期待しましょう。
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