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AMD Ryzen 7 5700G / 5750G 8コアCezanne Zen 3デスクトップAPUの写真とベンチマーク、Vermeer Ryzen 5000 8コアCPUと同等に

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AMD Ryzen 7 5750GまたはZen 3コアを8個搭載したRyzen 7 5700G「Cezanne」APUと推定されるもののエンジニアリングサンプルが、最初のパフォーマンス結果とともに流出した。

AMD Ryzen 5000Gのラインナップは、Cezanne APUのラインナップの一部となり、来週にはラップトップセグメントで発売され、後にはデスクトッププラットフォームでも発売される。

AMD Ryzen 7 5750G / Ryzen 7 5700G8コアCezanne'Zen 3'APUの写真とベンチマーク、Vermeer8コアチップを搭載

エンジニアリングサンプルは、中国のテックアウトレットWeixin(via HXL)がリークしたもので、リーカーがAPUの写真とベンチマークを掲載しています。

これがRyzen 7 5750Gなのか5700Gなのかは定かではありませんが、チップは完全に機能しているようです。チップのコードネームは「100-000000263-30_Y」で、L316M ESのバリエーションの一部です。

スペック的には、AMD Ryzen 7 5750G / Ryzen 7 5700G APUは8コア、16スレッド、ベースクロック3.0GHz、ブーストクロック4.45GHzです。

これらはCPU-Zによって報告された暫定的なクロックであり、最終的には変更される可能性があることに注意してください。

APUはオーバークロックをサポートし、4MBのL2キャッシュと16MBのL3キャッシュを搭載しています。

同チップのTDPについては言及されていないが、オーバークロックに対応していることから、65Wの部品であることは間違いないだろう。

GPU側はVega 8 (512 SP) GPUを搭載するが、Cezanne APU用のドライバが利用できないため、Leakerはゲームベンチマークを掲載していないが、Renoriantsよりも高いクロックを期待している。

 

ベンチマークについては、純正ではCPU-z内でテストを行い、シングルコアで613.6、マルチコアで6296.2のスコアを記録している。

リーカーの報告によると、APUはきちんとしたオーバークロック能力を持っており、電圧1.468Vで4.7GHzまで上がったとのことです。

AMD Ryzen 7 5750G / Ryzen 7 5700Gをオーバークロックすることで、パフォーマンス指標はシングルで647.4ポイント、マルチスレッドベンチマークで6960にまで向上しました。

以下は、既存の8コアCPUに対してチップがどのように位置しているかを示しています。

 

 

 

 

上に掲載されたベンチマークを見るとわかるように、AMD Ryzen 7 5750G / Ryzen 7 5700Gは、8コア、より高いクロックスピード、さらに高い電力制限を備えたトップVermeerデスクトップCPUと同等の性能を持っています。

このチップは、シングルでは13%の性能向上を実現し、純正のRyzen 7 4750Gよりも5%の性能向上を実現していますが、オーバークロックでは、それぞれ19%と16%の性能向上を実現しています。

前世代のAMD Ryzen 4000G Renoir APUは、いくつかの印象的なメモリのオーバークロック能力を披露していましたが、Ryzen PRO 4000G APUとは異なり、メインストリームセグメントで適切なチャネルの可用性を持って利用できるようになる予定のCezanne APUにも同じことが期待できます。

リーカーは、ESチップの価格を1888人民元と示唆しているが、これは米国で約300ドルであり、最終的なチップがそれに近いものになれば、AMDにとってはホットセラーになるだろう。

ソース:wccftech - AMD Ryzen 7 5700G / 5750G 8 Core Cezanne Zen 3 Desktop APU Pictured & Benchmarked, On Par With Vermeer Ryzen 5000 8 Core CPUs

 

 

解説:

Ryzen 7 5750Gの圧倒的性能に管理人涙目

大人気でRyzen 7 3700Xより遅かったにも関わらず、同じ値段でRyzen 7 4750Gを買った管理人涙目です。

どうもRyzen 7 5700G/5750GはOC可能で、OCするとRyzen 7 5800Xとほとんど同じ性能になるらしいです。

4750Gと比較するとシングルスレッド性能は定格で13%、OCで19.22%向上しており、これだけ性能が上がるとはっきり体感でわかるレベルでしょう。

Ryzen G系列はメモリの速度に影響を受けにくくなっていることを考えると、環境によっては5800Xより性能が高くなるケースもあるかもしれません。

Ryzen 7 3800Xを凌ぐ性能を誇り、GPU内蔵であることを考えると無理してRyzen 7 5800Xを買わなくてもよいのではないかと思わせる性能です。

次世代のRembrandtが高性能モバイル向け(H)で、4700G/4750GがOEM専用だったことを考えると、デスクトップ向けに出るのかどうかは微妙な感じです。

デスクトップ向けAPUとしては発売されれば、しばらく5700G/5750Gの天下が続くのではないかと思います。

それにしてもL3キャッシュが16MBしか搭載されてないにもかかわらず、この性能と言うのは凄いですね。

 

 

 

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