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AMD、カスタムRadeon RX 6900 XTデザインについてパートナーと協議中

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つい先日、AMDは新しいRDNA 2アーキテクチャをベースにしたグラフィックスカードのRadeon RX 6000シリーズを発表した。

AMDは、カスタムボードを設計し、より優れた冷却と、おそらくより高いオーバークロック機能を備えたデザインをユーザーに提供するために、パートナーに「Big Navi」チップを提供してきたが、それは、ハイエンドの製品には適用されないようだ。

これまでのところ、ASUS、MSIなどの企業からのカスタムデザインを見てきましたが、すべての企業に共通しているのは、Radeon RX 6800またはRX 6800 XT用のデザインしかしていないということです。

「カスタム」カードの第一波は、11月18日にメーカーがMBA(Made-by-AMD)のデザインをリリースすることになっています。

カスタムRX 6900 XTカードに関しては、AMDは現在、最大の「Big Navi」デザインをカスタムデザインで利用可能なままにするか、AMD独占のままにするか、パートナーと協議中であり、最も可能性の高いシナリオはAMD独占となるだろう。

AMDのパートナーは、このモデルを店舗や製品で販売することができますが、PCBとクーラーのデザインはAMDのものになります。

状況はまだ解決されていないので、何が出てくるのか、また、Radeon RX 6900 XTモデルのカスタムデザインが出てくるのかどうかを見守る必要があります。

ソース:techpowerup - AMD in Talks with Partners About Custom Radeon RX 6900 XT Designs

 

 

解説:

RX6900XTはリファレンスデザインのみの販売になる?

この話を聞くと、RadeonVIIの話を思い出します。

RadeonVIIはHBM2メモリを16GBも搭載し、コストは恐らくRX6900XTより上だったのではないかと思っています。(苦笑。

AMDもあまり積極的に売るつもりもなかったらしく、GPUはリファレンスモデルのみで早々に販売終了してしまいました。

現在では、その穴は性能がほぼ同じのRX5700XTで埋める形になっています。

 

さて、RX6900XTも(当面?)リファレンスのデザインのみの販売になるという話が上がっています。

こういう話が出るときは、

  • RadeonVIIの例ようにコストが見合わない
  • あまり数が取れない(歩留まりが良くない)
  • AIBが不人気のRadeonの高額モデルにあまり積極的ではない

この三つのうちのどちらかだと思います。

歩留まりに関しては、当サイトのGPUについて解説したページ

参考:GPUについて

を見ていただければわかりますが、TSMC7nm世代のGPUはカットダウン率が割と高めです。

Navi21系で言えば、RX6800XTがカットダウン率10%、RX6800無印に至っては25%です。

RTX3000シリーズもRTX3080でカットダウン率19%とこれもかなり高めです。

ダイサイズが小さいGA104のRTX3070がカットダウン率6%と採用時に枯れ切ったプロセスだったTSMC12nmで生産されていたTuringと同じくらいのレベルです。

マーケティング的に言えば、nVidiaのようになるべく高性能のモデルから発売するのが機会損失が少なくて済みます。

たとえば、先に高性能のモデルを発売すると、必ず飛びつく層と言うものがあります。

これを、下位のモデルから発売してしまえば、飛びつく層が先にそちらを買ってしまい機会損失が発生すると言うことになります。

例外ももちろんあります。

Ampereで言えば、RTX3080を一番最初に販売したのはRTX3080を一番多く売りたかったのだと思います。

RTX3080のカットダウン率は19%程なので、これを見ると、GA102の選別品と言うのは数が少なそうです。

価格付けから言ってもRTX3090向け選別品の歩留まりはあまり高くはなさそうですね。

RX6900XTもこのような事情があるのかもしれません。

RX6900XTの販売が一番後に回されるのも現時点ではあまり数が取れないという事情があるのかもしれません。

もし仮に十分な数が取れるとしたら、一番最初に販売しているでしょう。

今までRadeonの高性能モデルの販売実績はさんざんだったのでしょうから、ひょっとしたらAIBも及び腰なのかもしれません。

人が何かを製造して販売するとき、必ず過去の実績を参考にします。

Ryzenも第一世代の評価はさんざんでした。

人々がRyzenに目を向けだしたのは第三世代からです。

当サイトに来る人々はアーリーアダプターか、それに近い人たちでしょう。

一般人はアーリーアダプターのように広く情報収集を行い、それを正確に分析する力を持っていません。

そのため、いくら我々のような人間が良いと思っても前例を崩すのは難しいと言うことです。

今の単体GPUのAMDとnVidiaのシェアの割合は18%と82%です。

18%のAMDの新製品が如何に凄かろうとも倍や3倍も売れるだろうと予想して山師のように大量に資材と人員を投入して大量に生産できるでしょうか?

あなたが生産責任者だとしたら出来ますか?私は難しいと思います。

AIBのカスタムモデルを出せば必ず検証や設計でコストがかかります。

そのコストがペイできるほどの販売が見込めないと思っているのかもしれません。(もしくはそれが確定するような事情があるか)

いずれにしてもRX6900XTの最初に市場に出回るロットはリファレンスデザインのみになるようです。

 

 

 

AMDのGPU Radeonシリーズ

Radeon RX 6000シリーズ発売予定

11/20 19:00から販売開始(リファレンス版)

11/25 解禁(海外予定・カスタムモデル)

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※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

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