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I225 2.5GbeのZ490を含むIntel 400シリーズのチップセットには、ネットワークのバグがありますが、2020年下半期にされます。

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Intel I225 2.5Gbイーサネットコントローラを搭載したIntelのZ490や他の様々な400シリーズチップセットベースのマザーボードには、潜在的にネットワーキングパフォーマンスに影響を与える可能性のある根本的な問題があるようです。

新しいI225 2.5 GbEコントローラを搭載したIntelの400シリーズ&Z490チップセットベースのマザーボードは、ネットワーキングのバグの影響を受けており、2020年下半期のRocket Lake-Sの打ち上げに向けてリリースされる問題が発生している。

XFastest(via Videocardz)によると、Intelは今週発売される予定の400シリーズボードでI225-Vと呼ばれることが多いであろうFoxvilleネットワークコントローラのアップデートを発表したと報じられている。

I225-Vの「Foxville」は、2.5GbEネットワークコントローラで、メインストリームプラットフォーム全体で2.5GbE LANを標準化するように設計されている。

Intelのネットワークコントローラは、Intel独自のチップセットベースのマザーボードと、AMDのチップセットを搭載したマザーボードの両方で使用されている。

しかし、Intelは、競合他社がサードパーティのソリューションに依存している間、最初に独自のメインストリームプラットフォーム上で2.5GbEをプッシュしたいと考えている。

メインストリームに2.5GbE規格を投入しようとするIntelの努力は素晴らしいものだが、ネットワークワークロードのパフォーマンスに影響を与えるであろうコントローラ自体に関連した大きな問題があるかもしれない。

Foxvilleの「インターパケットギャップ(IPG)」に関するインテルの内部評価をスライドで紹介すると、I225-Vにはパケットロスと1~10Mb/sの範囲でのネットワークパフォーマンスの低下につながる問題があることが明らかになった。

I225-Vコントローラの現在のシリコンでの緩和策のリストが挙げられていますが、ユーザー/OEMはFoxvilleコントローラのリンクを1Gb/sで動作するように設定することを推奨しており、適切なハードウェアレベルの修正は、Rocket Lake-S CPUの発売時期に近い2020年下半期に到着するとされている更新されたHWステッピングを介して発行される必要があります。

Rocket Lake-S CPUはZ490プラットフォームと互換性がありますが、適切な機能を実現するためには、IPG Varianceネットワーク問題を修正するI225-Vコントローラ用の最新のHWステッピングを搭載したZ490マザーボードを入手する必要がありそうです。

また、このスライドが誰かによってリークされなければならなかったことも興味深い。

そうでなければ、ユーザーは次期Z490マザーボードを購入し、ソフトウェアレベルの修正では解決できない問題に直面していたかもしれない。そうは言っても、1/5/10 Gbeのオプションがあるので、2.5Gbeコン

トローラだけに頼らないZ490のオプションがいくつかあるだろう。しかし、2.5Gbeコントローラを搭載したより安価でメインストリームなオプションを待っている人は、注意して、この問題についてIntelからの公式な回答を待つべきだ。

ソース:wccftech - Intel 400-Series Chipsets Including Z490 With I225 2.5Gbe Have A Networking Bug, Fix To Be Issued In 2H 2020

 

解説:

Z490のネットワークコントローラーにバグか?

記事中に

I225-Vにはパケットロスと1~10Mb/sの範囲でのネットワークパフォーマンスの低下につながる問題があることが明らかになった。

この部分を見て驚いた方もいると思います。

「え?パケットロスなんてあるの?」という答えに関しては「普通にあります。」と答えておきます。

現在intelのネットワークコントローラーは非常に評価が高く、一般の方よりも比較的、品質を求める自作er向けにはほぼすべての製品でIntel製が採用されています。

これは、今よりCPUの性能がはるかに貧弱だった時代、ネットワークの処理をCPUに依存するRealtekの激安NICではしばしばパケットロスが起きることがあったためです。

Realtek製品は価格の割には優秀なNICだったのですが、ちょうどインターネットが爆発的に普及した時期と重なって悪評も広まっていきました。

当時の、こういった仕組みがわかっているユーザーの間ではRealtek製品にカニのロゴが入っていることを揶揄して「RealtekのNICはカニがパケットを食べる」などといわれていました。(笑

現在ではほとんどの製品で-AMD製品ですらも-Intel製のネットワークコントローラーを採用しているのが常識になっています。

それはこういった経緯があるからです。

しかし、さすがの安定と信頼のIntel製ネットワークコントローラーでもバグがあったようで、今年の下半期に修正される予定のようですね。

初物にはバグがつきものですので、そういったことがあるので仕方ないという風に考えるしかないのではないでしょうか。

現在、2.5/5.0/10.0GbEでIntel以外のNICを搭載しているマザーボードもありますが、評価を見るとまともに動かないという製品も多いようです。

元記事だけですと、今は時期が時期だけに一方的に「Intel製品が悪い」ととられかねない表現をしてありますので注釈を入れておきます。

安定と信頼のIntel製ネットワークコントローラーというのは今も事実だと思いますので、お断りしておきます。

 

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