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wccftech独占:AMDの7nm Ryzen APUの計画

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これからお話することは私の持つAMDの情報源の1つから最近得た情報の最後の一つです。

私は、AMDの7nmノードでのRaven Ridgeリフレッシュの計画について尋ねたところ、それが実際に進んでいることを確認でき、同社はそれらを「Naviの発売からおよそ4か月後に」展開する予定です。

Naviが7月7日に発売されて以降、それは予想される発表/発売日をおよそ11月下旬に予定していました。

それによって同社には2つの選択肢があり。1つの選択肢は、ホリデーシーズンを利用して11月下旬にそれを発表するか、またはCES 2020で大々的に発表するかです。

 

AMD 7nm Ryzen APUはNaviから4ヶ月後では間に合わないだろう。 2019年のホリデーシーズンまたはCES 2020の発売か?

いずれにしても、7nm Ryzen APUが早くとも11月までに発売するとは思わない方がいいでしょう。

AMDが11月下旬のホリデーシーズンに発売しないことを決定した場合、CES 2020での発表を行う必要があります。

彼らの巨大なThreadripper 64 Coreも同様に2019年第4四半期後半の発表を予定しているので、[推測]私がこれらの両方が同時にデビューするのを見ても驚かないでしょう[/推測]。

あなたがAPUを待っていて、Ryzen 3000 CPUのすぐ後に発売されることを期待していたのであるならば、今、決断に必要な情報を見ていることになります。

私は「Raven Ridge 7nm Refresh」と呼んでいますが、より適切な言葉がないので、14nmプロセスで製造されている既存のRRラインナップに代わるものとなるでしょう。

私の情報源は「7nmノードでのraven ridge refresh」という言葉にふれて、これは基本的な構成を維持しながら、14nm部分の7nmシュリンクとなり、より高いクロックと最新のアーキテクチャを可能にすると思います。

7nmのRyzen 3000のCPUとして準備している場合、これは同社のスケールメリットを高め、利益に影響なくコストをダウンしながら、大幅な性能向上につながるとしています。

7nmノードのRaven Ridge APUは、ホームシアター向けまたはカジュアルなオールインワン性能を求めていて、小型PCを求めている人たちにとって最適な選択肢となるでしょう。

興味深いことに、Raven Ridge 7nmは最大2TFLOPの演算性能が予想されているIntelのTiger Lake製品に対抗する予定です。

2020年に入り、インテル、AMD、NVIDIA製品のいずれもが爆発的な勢いで発表されるなど、ITの世界では競争が激しくなっています。

そして最良の製品と言えば・・・? この質問に答えるならば、最も利益を得るのは私たち消費者でしょう。

ソース:wccftech - EXCLUSIVE: AMD’s Plans For 7nm Ryzen APUs

解説:

7nm版APU(Ryzen4000シリーズAPU)の発売時期についての情報が出てきました。

実際にはまだRyzen 5 3400GやRyzen 3 3200Gすらもまだ出ていないので、Ryzen 7 3700UのようなノートPC向けのAPUが優先されてデスクトップ向けのAPUは後に回されるんじゃないかと思います。

Ryzen3000シリーズAPUの例に倣うならば、その発売/発表は2020年1月のCESであり、デスクトップのAPUはそれ以降となります。

現実問題として、スケジュールを前倒しにすると現行製品の発売する期間が1年未満になるということであり、あまりに短すぎるというのはAMDの利益にとっては良くないことだと思います。

当然社内にも慎重論というか反対意見を言う人はいるんじゃないかと思います。

最終的にどんな判断をするのかはハッキリ断言できませんが、Ryzen4000シリーズAPU、Threadripper、Ryzen 9 3950X、Naviの廉価版と課題というか宿題は山積みですが、TSMCの7nmがそれに答えるだけの生産能力があるのかという問題もあると思います。

特にThreadripperはCPUのチップレットを大量に使いますので、これらを全部同じ時期に出すのは難しいのではないかと思います。

しかし、AMDがRyzen3000シリーズの需要を甘く見ていた場合、特に、今のRyzenの2倍の需要は見込んでないと思いますので、爆発的に売れた場合(爆発的に売れると思います)、かなり品薄になる可能性はあるのかなあと思います。

いずれにしても、まだZen+コアを使ったRyzen 5 3400GやRyzen 3 3200Gすらも出ていない現状では早すぎる話であることは確かです。

それだけRyzen4000シリーズのAPUにかかる期待が大きいということでもありますが、どのような構成になるのか、Zen2コア+Naviになるのか、Zen2コア+Vegaのままなのかという話も出ていませんから、まだまだこれからということになるんじゃないかと思います。

上の記事でも「Raven Ridge 7nm」と書いてあるのは気になるところです。

XboxやPS5のAPUと同じような構造になるならば、GPU部分はNaviなると思いますし、私もずっとそう書いてきましたが、DDR4と組み合わせすることを考えるとVegaの可能性もありますね。

 

Ryzen 7000X3Dシリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 7000シリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)

 

Ryzen 5000/4000シリーズ

 

 

 

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