IntelのCore i9-13900K 5.5 GHz Raptor LakeデスクトップCPUがGeekbench 5内でベンチマークされ、Core i9-12900K & Ryzen 9 5950Xを消し去りました。
Intel Core i9-13900K 5.5GHz Raptor Lake CPU マルチスレッディングでRyzen 9 5950Xより最大48%高速、シングルコアテストでCore i9-12900Kより最大7%高速化
Intel Core i9-13900Kは、まだ初期のサンプルで、8個のP-Coreと16個のE-Coreの構成で24コアと32スレッドを搭載しているCPUです。
以前の噂では、このチップには合計68MBもの「Game」キャッシュが搭載されていると予想されています。
今回テストしたサンプルは、ベースクロックが3.0GHz、ブーストクロックが最大5.5GHzとなっている。
ES3サンプルは最大5.5GHz、最終CPUサンプルは最大5.8GHz(シングルコア)の速度を叩き出すと言及されている。
Geekbenchのデータログによると、実際には以下のように最大5.7GHzのシングルコア速度で動作していることがわかる。
このCPUは、ASUSのマザーボード「ROG Maximus Z690 Extreme」に32GBのDDR5-6400メモリを搭載してテストが行なわれた。
これはテストに使われたDRAMが本当に速い構成で、Raptor Lakeは正式にDDR5-5600までのネイティブ速度をサポートすることになった。
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性能面では、Intel Core i9-13900K Raptor Lake CPUサンプルはシングルコアで2133点、マルチスレッドテストで23701点のスコアを記録しています
ちなみに、同じベンチマークで、Intel Core i9-12900K(Alder Lake)はシングルコアで1987点、マルチコアで17272点、AMD Ryzen 9 5950Xはシングルコアで1686点、マルチコアテストで16508点を記録している。
つまり、新しいフラッグシップは、マルチスレッドテストでRyzen 9 5950Xより最大48%、Core i9-12900Kより37%高速化し、大きな飛躍を遂げているのです。
8個のEコアが追加されたことで、このチップは先代の性能を大きく上回っていることは間違いないでしょう。
シングルコアの性能については、Raptor CoveとGracemontコアはアーキテクチャ的に大きな引き上げではないので、性能向上のほとんどはシングルスレッド・タスクにおけるクロックからもたらされます。
i9-13900Kは、シングルスレッド・タスクにおいて、12900Kに対して7%、5950Xに対して27%の向上幅をきちんと維持している。
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繰り返しになるが、これは最終的なクロックスピードではないので、最終的な性能は今回のリークよりもさらに高くなることが予想される。
5.8GHzとなると、Core i9-12900Kと比較してシングルコアで10%、マルチコアで40%の向上が期待できる。
また、5950Xに比べてマルチスレッドのCPU性能が50%向上することになるはずだ。
一方のAMDは、Zen 4ではZen 3よりもマルチスレッド性能が35%向上すると言っているので、面白い戦いになることは間違いないだろう。
Intel 第12世代 Alder Lake-S & 第13世代 Raptor Lake-S デスクトップCPU比較(速報版):
CPU名 | Pコア数 | Eコア数 | 合計コア数 /スレッド数 | Pコアベース / ブースト(最大) | Pコアブースト (全コア) | Eコアベース / ブースト(最大) | Eコアブースト (全コア) | キャッシュ | TDP | 希望小売価格 |
Intel Core i9- 13900K | 8 | 16 | 24 / 32 | 未確認 / 未確認? | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 68 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) | 未確認 |
Intel Core i9- 12900K | 8 | 8 | 16 / 24 | 3.2 / 5.2 GHz | 4.9 GHz (全コア) | 2.4 / 3.9 GHz | 3.7 GHz (全コア) | 30 MB | 125W (PL1) 241W (PL2) | $599 US |
Intel Core i7- 13700K | 8 | 8 | 16 / 24 | 未確認 / 未確認? | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 54 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) | 未確認 |
Intel Core i7- 12700K | 8 | 4 | 12 / 20 | 3.6 / 5.0 GHz | 4.7 GHz (全コア) | 2.7 / 3.8 GHz | 3.6 GHz (全コア) | 25 MB | 125W (PL1) 190W (PL2) | $419 US |
Intel Core i5- 13600K | 6 | 8 | 14 / 20 | 未確認 / 未確認? | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 44 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) | 未確認 |
Intel Core i5- 12600K | 6 | 4 | 10 / 16 | 3.7 / 4.9 GHz | 4.5 GHz (全コア) | 2.8 / 3.6 GHz | 3.4 GHz (全コア) | 20 MB | 125W (PL1) 150W (PL2) | $299 US |
フラッグシップのCore i9-13900Kを含むIntel第13世代Raptor LakeデスクトップCPUは、Z790プラットフォームで10月に発売される予定です。
このCPUは、同じく2022年秋に発売されるAMDのCPUラインナップ「Ryzen 7000」に対抗することになる。
解説:
またRaptorlakeのベンチマークがリークしました。
今回はGeekbench5で、クロックから判断しても製品版にきわめて近いESだと思われます。
スコアはAdlerLakeよりクロック分以上はキッチリ上がっており、ほとんど予想通りの仕上がりです。
Alderlakeもかなりクロックが高かったですが、それ以上のクロックになるようにキッチリ仕上がっているのは驚くばかり。
一時期、RaptorLakeはクロックが5.8GHzになると言われており、そのあと、6.0GHzを超えると言われていました。
当初は
13900K=5.5GHz、13900KS=5.8GHz
と思っていしたのですが、
13900K=5.8GHz、13900KS=6.0GHz
になる可能性もあるのかなと思います。
ここまでクロックが上がるとIPCの向上がほとんどなくてもかなり性能は上がります。
恐らく、同クラスのモデルならば、重い処理ならば使っていて違いが判るレベルでしょう。
Zen4のベンチマークはなかなかリークしませんが、Zen3よりIPC+8%以上と言うのはなかなかに厳しい数字ですから、出来る限り高クロックで出てくれることを祈るばかりです。
MeteorLakeは遅れるとかもしれないという噂も出ていますが、少なくともRaptorlakeまでは付け入るスキがなさそうなくらいは良い製品になりそうです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。