ASRock の次世代 Z790 および H770 チップセットマザーボードがリークされ、Intel の第 13 世代 Raptor Lake CPU 用に DDR4 フレーバーも登場する予定です。
ASRock から Intel 第 13 世代 Raptor Lake CPU 対応の Z790 & H770 マザーボードがリークされました。
Videocardzからリークされたマザーボードリストには、Z790が9枚、H770チップセット搭載ボードが3枚の計12枚のデザインが掲載されています。
Intel 700シリーズチップセットのラインナップは、Z790、H770、B760シリーズのマザーボードとなり、H610は引き続きローティアのセグメントを担当することになる。
マザーボードの内容は以下の通りです。
- ASRock Z790 Taichi
- ASRock Z790 Pro RS/D4
- ASRock Z790 PG Lightning
- ASRock Z790 PG Lightning/D4
- ASRock Z790M PG Lightning/D4
- ASRock Z790 PG Riptide
- ASRock Z790M PG Riptide
- ASRock Z790-C
- ASRock Z790-C/D4
- ASRock H770 PG Lightning
- ASRock H770 PG Lightning/D4
- ASRock H770 Steel Legend
予想通り、Z790とH770の両マザーボードにはDDR5とDDR4設計が搭載されます。
新しいボードは、Intelの第12世代Alder Lakeと第13世代Raptor Lakeの両方のCPUに対応する予定です。
どちらのCPUラインもDDR5とDDR4をサポートしているので、ここまでは分かっていたことです。
IntelのRaptor Lake CPUは、既存の600シリーズマザーボードでもサポートされるので、Alder Lakeを新しいRaptor Lakeチップに交換する予定があれば、簡単に交換することができます。発売間近にBIOSファームウェアが公開される予定なので、それを使えば、マザーボードをRaptor Lakeのフルサポートに対応させることができる。
今のところASRockのラインナップにIntelのB760マザーボードはないようだが、すでにBIOSTARが以前のリークで確認しているので、間違いなく登場する。
また、Intel Raptor Lake-Sチップは、報道にあるようにDDR4メモリのサポートを維持するとともに、最大5600Mbps(6500Mbps LPDDR5(X))の高速DDR5メモリをサポートする予定だ。
Intel Raptor Lake CPUは、9月15日に発売が予定されているAMDのZen 4搭載Ryzen 7000ラインアップと競合することになる。
IntelメインストリームデスクトップCPUの世代間比較:
Intel CPU ファミリ | 製造 プロセス | 最大 コア数 | TDP | チップセット | プラット フォーム | メモリ サポート | PCIe サポート | 発売 |
Sandy Bridge (2nd Gen) | 32nm | 4/8 | 35-95W | 6-Series | LGA 1155 | DDR3 | PCIe Gen 2.0 | 2011 |
Ivy Bridge (3rd Gen) | 22nm | 4/8 | 35-77W | 7-Series | LGA 1155 | DDR3 | PCIe Gen 3.0 | 2012 |
Haswell (4th Gen) | 22nm | 4/8 | 35-84W | 8-Series | LGA 1150 | DDR3 | PCIe Gen 3.0 | 2013-2014 |
Broadwell (5th Gen) | 14nm | 4/8 | 65-65W | 9-Series | LGA 1150 | DDR3 | PCIe Gen 3.0 | 2015 |
Skylake (6th Gen) | 14nm | 4/8 | 35-91W | 100-Series | LGA 1151 | DDR4/DDR3L | PCIe Gen 3.0 | 2015 |
Kaby Lake (7th Gen) | 14nm | 4/8 | 35-91W | 200-Series | LGA 1151 | DDR4/DDR3L | PCIe Gen 3.0 | 2017 |
Coffee Lake (8th Gen) | 14nm | 6/12 | 35-95W | 300-Series | LGA 1151 | DDR4 | PCIe Gen 3.0 | 2017 |
Coffee Lake (9th Gen) | 14nm | 8/16 | 35-95W | 300-Series | LGA 1151 | DDR4 | PCIe Gen 3.0 | 2018 |
Comet Lake (10th Gen) | 14nm | 10/20 | 35-125W | 400-Series | LGA 1200 | DDR4 | PCIe Gen 3.0 | 2020 |
Rocket Lake (11th Gen) | 14nm | 8/16 | 35-125W | 500-Series | LGA 1200 | DDR4 | PCIe Gen 4.0 | 2021 |
Alder Lake (12th Gen) | Intel 7 | 16/24 | 35-125W | 600-Series | LGA 1700 | DDR5 | PCIe Gen 5.0 | 2021Q4 |
Raptor Lake (13th Gen) | Intel 7 | 24/32 | 35-125W | 700-Series | LGA 1700 | DDR5 | PCIe Gen 5.0 | 2022 |
Meteor Lake (14th Gen) | Intel 4 | 未確認 | 35-125W | 800-Series? | LGA 1851 | DDR5 | PCIe Gen 5.0 | 2023 |
Arrow Lake (15 th Gen) | Intel 20A | 40/48 | 未確認 | 900-Series? | LGA 1851 | DDR5 | PCIe Gen 5.0? | 2024 |
Lunar Lake (16 th Gen) | Intel 18A | 未確認 | 未確認 | 1000-Series? | 未確認 | DDR5 | PCIe Gen 5.0? | 2025 |
Nova Lake (17 th Gen) | Intel 18A | 未確認 | 未確認 | 2000-Series? | 未確認 | DDR5? | PCIe Gen 6.0? | 2026 |
解説:
RaptorLake向けのIntel700シリーズマザーボードも着々と準備が進む
今回話題になっているのはAsrockのマザーボードで、700シリーズではIntelは基本DDR5を推奨しているようですが、ラインナップの文字を見ると、明らかにDDR4対応のモデルが多くあるようです。
私はZ790やB760などの上位から中位マザーに関しては全部DDR5になるのかなと思っていましたが、Z790でも半分くらいはDDR4対応のマザーが出るようです。
これだと殆どAlderlakeの時と変わらない位ですね。
ただ、来年にはDDR5の価格がDDR4並に落ちると言われていますので、Z790を購入されるような方は基本DDR5で組んだ方が良いとは思います。
前から指摘していましたが、僅差の勝負になると、DDR4/5両対応などの細かいところで差がついていくものです。
AMDに対して大きなアドバンテージになっていると言ってもよいのではないでしょうか。
やはりライバルがいると、ユーザー本位のラインナップになっていきますので、競争が生み出す心地よい環境と言うものを存分に楽しみましょう。
囲い込んでいるユーザーが流出しないようにIntelも2世代は互換性を保つようになっています。
ここもユーザーにとってはうれしいところでしょう。
AMDがZen4でAVX-512に対応したことによってPS3エミュレーターのRPCS3の速度が大幅に上がったとのことなので、Intelもコンシュマー向けデスクトップCPUにAVX-512を解放するかもしれません。
それだけAMDに脅威を感じ、本気になっているということだと思います。
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