最初のIntel Z690マザーボードがオンラインに掲載されましたが、驚くなかれ、そのボードはギガバイトのものです。
このところ、新しいハードウェアのリークはすべて、何らかの形でギガバイトに関連しているように見えますが、最新のものはまたしてもMomomo_USによって発見されました。
Z690 AORUS MasterとZ690 AORUS Eliteを含む、ギガバイトのZ690 AORUSマザーボードがオンラインに掲載される
この2枚のマザーボードは、オーストラリアの小売業者によってリストアップされたもので、ギガバイトの次期AORUSラインナップの製品名を確認した以外は、あまり言及されていません。
GA-Z690-AORUS-MasterとGA-Z690-AORUS-ELITE-AXは、AORUSラインの2つのハイエンドオプションとなり、250ドルから400ドルの市場を目指しています。マザーボードは以下の通りです。
- Gigabyte Z690 AORUS Master ($768.90 AUD - $573 USD - \63,030JPY)
- Gigabyte Z690 AORUS Elite AX ($439.90 AUD - $327 USD - \35,970JPY)
— 188号 (@momomo_us) September 5, 2021
価格は、「Z690 AORUS Master」が768.90豪ドル(573米ドル)、「Z690 AORUS Elite AX」が439.90豪ドル(327米ドル)となっています。
Z690 AORUS Masterと先代のZ590を比較すると、既存のマザーボードが745.80豪ドル(556米ドル)なので、Z690マザーボードの方が若干高いことが分かります。
価格差は17米ドルまたは23豪ドルで、それほど大きな差ではありません。
これらの価格にオーストラリアのGSTが含まれているかどうかはわかりませんが、いずれにしても、このような予備的なリストで既存のボードと同じような価格になっていることは、素晴らしいニュースです。
これは、マザーボードメーカーが、DDR5やPCIe 5.0など、Z690ボードに搭載される予定のテクノロジーに対して、早期採用の価格設定を行うことがなくなることを意味します。
また、販売店は製品名しか知らないため、旧型のマザーボードの仕様を使用しており、製品仕様の下にLGA 1200やDDR4と記載されているのもそのためです。
これは一時的なもので、メーカーが小売店に詳しい情報を伝えれば変更されるでしょう。
また、インテルが第12世代のAlder Lake CPUとZ690マザーボードを正式に発表する予定の10月末には、こちらの記事でお伝えしたように、11月には正式な発売が開始されるはずです。
Intel Alder LakeデスクトップCPUプラットフォーム - Z690フラッグシップを含む600シリーズチップセット
デスクトッププラットフォームに関しては、Intel Alder LakeデスクトップCPUは、Z690マザーボードを含む全く新しい600シリーズプラットフォームに対応します。
このマザーボードは、Alder Lakeおよび将来の世代のCPUに合わせて設計されたLGA 1700ソケットを搭載します。
また、フラッグシップモデルのZ690マザーボードのみがネイティブスピード4800MHzのDDR5メモリをサポートしますが、メインストリームおよび低価格帯のチップセットを搭載した安価なマザーボード(H670、B650、H610)はDDR4-3200をサポートします。
それに加えて、Intel Alder LakeのCPUは、16本のPCIe Gen 5.0(ディスクリートグラフィックス)と4本のPCIe Gen 4.0レーンを搭載します。チップセットは、12個のGen 4レーンと16個のGen 3レーンを提供します。
600シリーズチップセット搭載マザーボードの残りの機能については、以下でご覧いただけます。
- eDP / 4DDI (DP, HDMI) ディスプレイ機能
- 2チャネル(最大DDR5-4800 / 最大DDR4-3200)メモリーサポート
- x16 PCIe 5.0 / x4 PCIe 4.0レーン (CPU)
- PCIe Express 4.0およびPCIe Express 3.0サポート(600シリーズチップセット)
- SATA 3.0
- 統合WiFi 6E
- ディスクリートThunderbolt 4 (USB 4準拠)
- USB3(20G)/USB3(10G)/USB3(5G)/USB2.0
- インテルLAN PHY
- インテルOptaneメモリーH20(H10後継)
既存のLGA 1200パッケージが37.5×37.5mmであるのに対し、このチップのパッケージサイズは45.0×37.5mmです。
また、Intel Alder LakeのCPUは、最大で16コア、24スレッド(Golden Coveベースで8コア/16スレッド、Gracemontベースで8コア/8スレッド)のコア構成になることがわかっています。
解説:
Z690は30,000円台から
オーストラリアの小売業者がZ690の暫定価格をショップのリストに掲載し、その価格が、日本円換算で\63,030JPYと\35,970JPYだったとのこと。
Z690はDDR5やPCIe5など新しい技術がてんこ盛りになる予定ですが、価格はそれほど上がらないようです。
常識的な価格と言ってもよいでしょう。
DDR5が割高になるでしょうから、マザーボードの価格が従来とあまり変わらないというのは非常にありがたい話です。
USB4、PCIe5とかなり高速なI/Oが内蔵されるにも関わらず、この価格と言うのはびっくりです。
もっと高くなると思っていました。
モデルにもよるのでしょうが、WiFi6もポイントが高いです。
個人的には有線LANも10GbEになって欲しいところですが、Z590が2.5GbEなことも考えると、ちょっと難しいかなと思います。
第14世代intelCore i5/7/9シリーズ
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。