以前から、何度も何度もお伝えしていた通り、従来のCPUクーラーをLGA1700につけた場合、きちんとつかない問題に関してYoutuberさんが取り上げているようです。
コメントでもご指摘をいただきましたので、少し取り上げてみます。
ただし私は個人的な事情によってAlderLakeは購入していませんので、この問題を取り上げているYoutuberさんの動画をご紹介させていただくにとどめます。
自分の中では「今更?」と言う話ですが、やはり事前に問題になったことをそのままほったらかしにしていても自然に問題は解決しないのだなと改めて思いました。
参考記事:様々なAIO CPUクーラーがインテルのAlder Lake LGA 1700 CPUでテストされ、旧モデルでは接触が不十分だった(2021年11月12日)
Alder Lake-S用のIntel Socket V (LGA1700)の高さが低くなり、穴のパターンが変更されました。(2021年9月4日)
自作PCは究極的には自己責任なので、この問題が発生していることを知りながら、売った人、買った人は問題が発生した時には自己責任と言うことになるのではないかと思います。
AIBメーカーさんの名誉のために一言書いておきますが、ソケットの仕様は形状から、CPUにかかる圧力値までIntelによって厳密に定められており、全メーカー共通して発生している問題です。
私はAlderLakeは欲しかったのですが、個人的な事情(引っ越しするかもしれない)があって、荷物を増やせず、今回は断念しました。
この問題の概要はダイのサイズが細長くなったAlderlakeに対して、LGA1700も形状が細長くなり、ヒートスプレッダを抑えている金具の圧力によって、中心部分が反る(凹む)というものです。
実際、この問題はAlderLakeの冷却能力を大きく落としており、何らかの改善が必要なことは確実だと思われます。
当サイトでは発売に先駆けて、MSIの水冷キット以外では接触が不十分になっていることを紹介していました。
ただし、LGA1700はRaptorLakeでも採用されますので、Intelが何も対策を講じなければ、今後もそのままになってしまう可能性はあります。
動画ではヒートスプレッダを抑える金具にワッシャを噛ませて圧力を減じる方法が紹介されていますが、一応メーカーが全て計算して決めている圧力を変更するのは長期の使用において問題が発生する可能性があると思います。
メーカーが対策を何も取らず、ユーザーに対策を丸投げするのは一見コスト的には得なように思えますが、ユーザーの信頼を損なうという点であまり賢い対策とは言えません。
この問題を取り上げているのは上で紹介した二人のYoutuberさんのみ。(Youtube検索での結果)
1人はtwitterで私にも声をかけていただいたOCerの清水さんです。
2つの動画ともとてもわかりやすくて素晴らしい動画ですので、是非見てみてください。
また、少なくともこの二人の方はメーカーにとって都合の悪い問題には触れない検証者ではなく、ユーザーに寄り添った検証者であると思いますので、信用してもよいのではないでしょうか?
この発生した問題はユーザーに丸投げと言う状況を少しでも変えたい方はこの二人の方のチャンネル登録をしてください。是非お願いします。
この世界でIntelに都合の悪いことを言うのはとても勇気がいることです。
少しでもこの二人の_Youtuberさんの力になるように応援してあげてください。
ここで何度も書いていますが、SNS時代にはいって一般のユーザーも情報発信を行っています。
メーカーにとって都合の悪い問題を一切報じない商業メディアと言うのは情報発信者としての自殺をしているのと同じです。
たとえメジャーなメディアがメーカーに忖度したり、圧力をかけられたりしてもReditやtwiter、Youtubeなどで誰かが検証して情報が拡散します。
問題を隠そうとするとかえって炎上することも多いです。
今回AlderLakeを購入して、問題に直面したユーザーさんたちは、誰が自分たちの味方だったのか?
誰が発生した問題をきちんと報告し、対策し自分たちに寄り添ってくれたのか?
それは商業メディアだったのか?
キチンと覚えておいてください。
誰が信用に値するのか、基本的に自己責任の世界である自作PCで問題を解決するにははこういった情報に敏感でならなくてはいけませんし、そうあって欲しいです。
自己責任の世界と言うのはフェアであることが前提だと私は思います。
極端にメーカーにとって有利な状況であるならば、それは何か起きたときは全てユーザーが犠牲になるということに他なりません。
この問題は発売前後で問題提起した時点で私の中では終わっているのですが、一応コメントをいただきましたので、簡単に紹介しておきます。
一つだけ最後にお断りしておきます。
今はAMDはユーザーに非常に寄り添った姿勢であるわけですが、メーカーである以上ユーザーと利益相反する状況になったとき、AMDも情報を隠蔽する可能性は0ではありません。
ですから、特定のメーカーを絶対神聖視することなく、きちんと問題を誠実に取り上げてくれる情報発信者を普段から応援してあげるようにしてください。
他にも検証されている方がいるとコメントでいただきましたので、追加させていただきます。