YouTubeのMrH Hardware Testingでは、ユーザーがIntelの最新の統合型グラフィックユニットである「Intel Iris XE」のベンチマークを行っている動画を投稿していました。
Intel Iris Xe MAX グラフィックスは、Intel Xe アーキテクチャーを採用した薄型・軽量ノートPC向けの初のディスクリート・グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)です。
薄型・軽量ノートPCで、最大1080pの高フレームレートで様々な人気ゲームに没頭することができます。
映画やその他のコンテンツを最大8Kで鑑賞できます。Dolby Vision HDRとDolby Atmos 3Dサウンドが、豊かなビジュアルとオーディオ体験をもたらします。
新しいゲームのリリースに対応したday-zeroドライバー、画面のティアリングをなくすIntel アダプティブ・シンク、Intel グラフィックス・コマンド・センターで、ゲーム体験を最適化できます。
クリエイターは、複雑なファイルを驚くほど詳細に設計・構築し、インテルの新しい低消費電力AIマトリックス・エンジンを使って4Kファイルをすばやく簡単に書き出すことができます。さらに、優れたエンコーディング性能にも注目です。
- Intel Iris Xeページ
動画では、機能テストソフト「3DMark Feedback」のサンプリングをONにした場合とOFFにした場合の両方をテストしている。
3DMarkのSampler Feedback機能のテストでは、ゲームがSampler Feedbackを利用してパフォーマンスを向上させる方法を紹介しています。
- ULベンチマークサイト
ビデオの最初の部分では、「3DMark Sampler Feedback」を解除した状態で、秒間フレーム数を含めたグラフィック品質がどのようになっているかを見ています。
動画をご覧いただくと、デモ中にグラフィックが平均44.85フレーム/秒にまで追い込まれていることがわかります。実際、テスト中、最高のフレームレートは50〜51フレーム/秒程度でした。
MrHは、3DMark Sampler Feedbackを起動し、同じテストを処理します。今回は、平均が約55.80フレーム/秒。テスト中、ピークは60~61FPS程度だったようです。
ビデオの最後には、Mr.Hがテスト結果を公開しており、画質と秒間フレーム数で24.4%の差があることを示しています。
昨年、Intel Iris Xeがリリースされた際に、Intel Iris Xe MAXノートブックとNVIDIAのMX350ノートブックの比較を行いました。
テストした10本のゲームのうち、8本はNVIDIAのノートブックと比較して、インテルのノートブックプラットフォームで品質が向上していることがわかりました。
解説:
Intelの内蔵Xeで3D MarkのSampler Feedback機能テストにおいてSampler Feedbackをオンにした時とオフにした時のテスト結果において24%もの差が付いたという話です。
Sampler FeedbackはDirectX12 Ultimateの機能ですが、画面から見えない部分をレンダリングスキップしたり、画面の目立たない部分を荒くレンダリングするなど性能を出すことに最適化した動作をします。
そのテストにおいて内蔵Xeの性能がアップしたということですので、外付けのXeにおいても同様の効果が期待できるということです。
単体GPU同士でどうこうという話ではないですが、nVidiaのモバイルGPU MX350相手には無双できる結果が出ているようですね。
IntelのGPUソフトウェアサポート力を示す一例になるのではないかと思います。