Micron Technology、Inc.(Nasdaq:MU)は本日、DRAMスケーリングの進歩を発表し、Micronが1z nmプロセステクノロジーを使用して16 Gb DDR4製品の量産を開始した最初のメモリ企業となった
「業界最小の機能サイズのDRAMノードの開発と量産は、特にDRAMのスケーリングが非常に複雑になっている現在、マイクロンの世界クラスのエンジニアリングおよび製造能力の証です」とマイクロンテクノロジーのテクノロジー開発担当エグゼクティブバイスプレジデント、スコット・デボーアは述べています。
「市場に先駆けて参入することで、幅広いエンドカスタマーアプリケーションで高価値ソリューションを提供し続けることができます。」
Micronの1z nm 16 Gb DDR4製品は、前世代の1Y nmノードと比較して、大幅に高いビット密度のほか、大幅なパフォーマンスの向上と低コストを実現します。
また、コンピューティングDRAM(DDR4)、モバイルDRAM(LPDDR4)、グラフィックスDRAM(GDDR6)製品ラインの相対的なパフォーマンスと消費電力の改善を実現するMicronの継続的な進歩を強化します。
電力とパフォーマンスの最適化されたバランスは、特に人工知能、自動運転車、5G、モバイルデバイス、グラフィックス、ゲーム、ネットワークインフラストラクチャ、サーバーなどのアプリケーションの重要な差別化要因になります。
Micronは、16 Gb DDR4メモリソリューションの量産により、1z nmへの移行を開始しました。
小さいノードを使用した生産には、前世代の8 Gb DDR4ベース製品と比較して消費電力が約40%削減されるなど、いくつかの利点があります。
Micronの1z nm DDR4製品の包括的なポートフォリオは、最新のデータセンターにおけるパフォーマンスの向上、高密度化、消費電力の削減に対するニーズの高まりをターゲットにしています。
それとは別に、Micronは、UFSベースのマルチチップパッケージ(uMCP4)で業界最大容量のモノリシック16 Gb低電力ダブルデータレート4X(LPDDR4X)DRAMの量産を開始したことも発表しました。
Micronの1z nm LPDDR4XおよびuMCP4は、魅力的なフォームファクターと長いバッテリ寿命を備えたデバイスを設計するために、低電力で小型のパッケージを求めるモバイルデバイスメーカーのニーズに対応します。
ソース:techpowerup - Micron Commences Volume Production of 1z Nanometer DRAM Process Node
解説:
Micronが最新の1zナノメートルDRAMプロセスノードで量産を開始しました。
DRAMの日本広島工場、NANDのシンガポール工場というような二極耐性が敷かれているようですが、こちらは6月に竣工した日本広島工場の製品と思われます。
私もわからなかったので調べたのですが、旧来製品である1ynmが通常の16nm、今回の記事に出ている1znmが通常の12nmに相当するようです。
なぜこのような呼び方をするのかまではわかりませんが、DRAM価格の高騰にやきもきしているユーザーにとっては朗報ともいえるのではないかと思います。
豆知識ですが、Micronの一般エンドユーザー向けのブランドがCrucialですので、Crucialブランドで該当製品が近いうちに販売されるものと思います。
1ユーザーとしてはメモリの価格は下がってほしいところですが、今後サーバー需要がまた復活するとも言われていますので、どうなるのかはハッキリしませんね。
DRAMの価格がどうなるかを握っているのはやはり韓国勢
マスコミの嘘報道で韓国と日本の輸出管理に関しては正確な実態が知られていませんが、8月28日以降、韓国がホワイト国から正式に除外された後、またDRAMの価格に変化があるかもしれません。
私としてはさっさと経産省に要求されている書類を出して輸入すればよいと思うのですが、できない理由でもあるんですかね。
レジストはちゃんと輸入しているわけで、フッ酸とポリイミドだけが輸入できないというのはやはりおかしいと思います。
まあ、実際に横流ししていたら、銀行取引停止になるので即倒産でしょうが(笑
この時期になると毎年出てくる話ですが、在韓米軍が撤退するかどうかというのは今年は在韓米軍の駐留費が5倍に引き上げられたこともあって、韓国がちゃんと払うのかどうか注目されています。
まあ、普通、常識的な交渉において5倍の価格を吹っ掛けると言うのは相手が交渉を破棄すること前提です。
常識的に考えればわかりますが、例えば予算を組むにあたって、ある物の価格が5倍になることを見込むんで予算を組むでしょうか?
5倍も価格が高騰すれば予算自体が破綻します。
在韓米軍が撤退すれば、韓国終了のお知らせとなり、半導体の製造とか言ってられない状況になると思います。
一つ一つの事柄を見ていると特になんとも思いませんが、マイクロン広島工場の完成・操業開始、半導体材料の輸出管理、在韓米軍の駐留費引上げと俯瞰してみると韓国切り捨てに向けて急ピッチで日本とアメリカが進んでいるように感じます。
※ 8/23韓国がGSOMIAを破棄
韓国がGSOMIA=日韓秘密軍事情報保護協定を破棄しました。
日本と大韓民国の間で秘密軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防止するために締結する軍事情報包括保護協定のことです。
GSOMIAの締結にはアメリカも深くかかわっており、アメリカからも再三「破棄するな」と釘を刺されていました。