AMDは彼らの新しいデスクトップ向けのRyzen 3000 APUを準備中で、もうすぐ登場するでしょう。
先週、Chiphellのリークしたユーザーが投稿した、そのようなプロセッサの最初の写真を見ることができました。
今度は同じリークしたユーザーが、プロセッサを完全に破壊し、ヒートスプレッダの中にあるものを公開するという失敗を公開しました。
AMD Ryzen 5 3400GおよびRyzen 3 3200GデスクトップAPU仕様リーク - AM4用12nm Zen + Picassoラインナップ、優れたCPUオーバークロックの可能性
前回の投稿で、Ryzen 3000 CPUとRyzen 3000 APUは2つの異なるものであることを明らかにしました。
Ryzen 3000 CPUは新しい7nm Zen 2アーキテクチャをベースにし、APUは既存の12nm Zen +アーキテクチャをベースにします。
AMDが新しい7nmノードではなく既存のプロセスでAPUを発売している理由は、デスクトップがZen + 12nmベースのAPUの趣味を本当に味わうことができなかったため、AMDは今立ち上げを準備中です。
明らかに7nmのRyzen 4000ファミリーがあるでしょうが、それは後で発売されるでしょう。
そのため、まず第一に、仕様について、同じリーク(その記事は現在取り下げられています)がいくつかの詳細を説明しています。
同氏によると、Ryzen 3 3200Gは1.38Vで4.3GHzにOCすることができ、その前身であるRyzen 3 2200Gは同じ電圧で4.0GHzしかOCできません。
一方、Ryzen 5 3400Gは1.38Vに電圧上昇させると最大4.25GHzのクロックで動作させられますが、Ryzen 5 2400Gは同じ電圧で3.925GHzしか動作させられませんでした。
オーバークロックはすべてのコアに適用されました。
各プロセッサの温度は、300 MHzほど低速で動作するRyzen 3 2200Gと同じ(電圧の)オーバークロック設定で、Ryzen 3 3200Gでは75度の最大温度が報告されています。
Ryzen 5 3400Gは最大負荷で80度です。
これはオーバークロックされたRyzen 5 2400Gに対してわずか1度の試みで、クロック速度は+325 MHzです。
これは、新しいZen +アーキテクチャが、今後登場するRyzen 3000シリーズAPUに300 MHz 以上のオーバークロックが出来る可能性があることを示しています。
すべてのプロセッサは4 MBのL3キャッシュを持ち、Ryzen 5シリーズは4コアと8スレッドで動作し、Ryzen 3シリーズは4コアと4スレッドで動作します。
AMD Ryzen 3000 Series Desktop APUs
APU Name | AMD Ryzen 3 2200G | AMD Ryzen 3 3200G | AMD Ryzen 5 2400G | AMD Ryzen 5 3400G |
製造プロセス・アーキテクチャ | 14nm Zen | 12nm Zen+ | 14nm Zen | 12nm Zen+ |
コア数/スレッド数 | 4 / 4 | 4 / 4 | 4 / 8 | 4 / 8 |
ベースクロック | 3.5 GHz | 3.6 GHz? | 3.6 GHz | 3.8 GHz? |
ブーストクロック | 3.7 GHz | 3.9 GHz? | 3.9 GHz | 4.1 GHz? |
キャッシュ | 6 MB | 6 MB | 8 MB | 8 MB |
サポートメモリ | DDR4-2933 | DDR4-2933 | DDR4-2933 | DDR4-2933 |
内蔵GPU | Vega 8 | Vega 8 | Vega 11 | Vega 11 |
SP数 | 512 SPs | 512 SPs | 704 SPs | 704 SPs |
GPUクロック | 1100 MHz | 1250 MHz | 1250 MHz | 1300 MHz? |
TDP | 65W (cTDP 45W) | 35W | 65W (cTDP 45W) | 35W |
ソケット | AM4 | AM4 | AM4 | AM4 |
価格(USドル) | $99 US | 不明 | $169 US | 不明 |
解説:
先日お伝えしたコードネーム「Picaso」と呼ばれるRyzen 5 3400GとRyzen 3 3200GのOC報告がさっそく入ったようです。
当サイトは基本的にミドルレンジ以上の製品を推奨していることもあって、下位製品に当たるRyzen GシリーズAPUにはあまり興味がないのですが、ちょっとすごいと思いましたので、取り扱うことにしました。
上の表を見るとわかりますが、Ryzen 5 2400G/Ryzen 3 2200Gより動作クロックが上がっているにも関わらず、TDP35Wとかなり動作温度も低くなっており、OC耐性も高いとのことです。
こんな下位製品をOCすることにどれくらい意味があるのかわかりませんが、35Wというのは結構余裕があるので、多少OCしても65Wくらいの範囲に収まるんじゃないかと思います。
12nmってこんなに優秀なんですね。
まあ、Ryzen 2000系まではグダグダFabのGF製なので、生産するうちに性能が上がっていってるのかもしれません。
最初はダメダメですが、あとから性能が上がっていくというのがGFのパターンですし。
価格もRyzen 2000G系とそう変わらないことが予想されますし、単体GPU買い替え時の予備として安いファンレスのGT1030あたりを買うより、Ryzen 3 2200Gを買って付け替えしたほうがいいかもしれませんね。
欠点はちょっと面倒なこととCPUの性能も落ちてしまうことくらいでしょうか。
もっともRyzen 5 2400GはCPU部分が単体としてもかなり優秀でしたので、Ryzen 5 3400GもGPU部分を使わずに単体GPUと組み合わせてもそこそこの性能を発揮すると思います。
GTX1660Tiあたりと組み合わせる分には十分すぎる性能だと思います。
動作クロックからRyzen 5 3400Gのシングルスレッド性能はRyzen 5 2600あたりとそう変わらないでしょう。
intelだとCore i5-7500と同じくらいのシングルスレッド性能でしょう。
それで4コア8スレッドなので、総合的にはCore i7-4790Kあたりとよい勝負ということになります。
ちょっと古めのゲームをプレイするならば、かなり長く続いた4コア8スレッド動作に最適化されてることも多いので、よい選択肢と言えるかもしれません。
少なくとも6コアのCore i5-9000系よりはゲームに向いていると思います。
価格的にも現在Ryzen 5 2400Gが現在15000円弱くらいですので、2万円以上出してCore i5-9000系を買うくらいなら、Ryzen 5 3400Gを買って単体GPUと組み合わせしたほうが幸せになれるかもしれません。
OCすれば、回ればCore i7-6700Kあたりと同じくらいの性能になる可能性もありますので、良いCPUだと思います。