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NVIDIA GTX 1660 Tiベンチマークがリーク、1060より20%高速 - 来月発売

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NVIDIAは来月、2つのまったく新しいGeForceゲーミンググラフィックスカード、GTX 1660 TiとGTX 1660を発表する準備をしているところです。

どちらのグラフィックスカードもTuringアーキテクチャ、特にTU116 GPUをベースにしていると言われていますが、派手な新しいレーシングトレースコアはありません。

カードはNVIDIAのTuring製品スタックの$ 350 RTX 2060のすぐ下に収まると予想されている。

あなたがそれらすべての気の利いたRTXのものを気にしないのであれば、それらがあなたのためのカードになるでしょう。

それでは、エキサイティングな部分、パフォーマンスに到達しましょう。

 

NVIDIA GTX 1660 Tiベンチマークリーク、GTX 1060より20%高速 - 来月発売

AOTSデータベースのリークのおかげで、GTX 1660 Tiに期待されるパフォーマンスを少し垣間見ることができました。

このカードは7400ポイントで、GTX 1200より1200ポイント高い、または20%のパフォーマンス向上に相当します。

※ 訳注:GTX1200と表現にありますが、GTX1060の書き間違いだと思います。原文がそうなっていますのでそのままにしておきます。

これはうまく行けばより低い価格でGTX 1070シリーズの亜種に近い性能になるでしょう。

これは、メインストリームセグメントにおいてより安い価格でよりFPSが得られることを意味します。

既存のRTX 20シリーズTuringカードが対応していない分野です。

 

GTX1660シリーズスペック

製品名NVIDIA GeForce GTX 1060NVIDIA GeForce GTX 1660NVIDIA GeForce GTX 1660 TINVIDIA GeForce RTX 2060
GPU世代と型番Pascal GP106Turing TU116Turing TU116Turing TU106
製造プロセス16nm FinFET12nm FinFET12nm FinFET12nm FinFET
CUDAコア数1280 Cores1280 Cores1536 Cores1920 Cores
RTコアの有無と数無し無し無し30
メモリ容量と種類6 GB GDDR56 GB GDDR5X6 GB GDDR66 GB GDDR6
メモリバス幅192-bit192-bit192-bit192-bit
消費電力120W不明不明160W
発売20162019年2月2019年2月2019

GTX 1660 Tiは1536のCUDAコアと6GBのGDDR6メモリを搭載するとされる。

その弟はGTX 1660は1280個のCUDAコアと6GBの遅いGDDR5Xメモリを搭載することが期待されていますがこれらの仕様に基づいて、あなたはGTX 1660がGTX 1060よりわずかに速く実行することを期待することができます。

しかしGTX 1070にそれほど近いわけではない。

これはうまくいけばそれが安くなることを意味します!

ース:wccftech - NVIDIA GTX 1660 Ti Benchmark Leaked, 20% Faster Than 1060 – Launching Next Month

 

解説:

GTX1660/Tiの続報が出ました。

GTX1660=CUDAコア数1280

GTX1660Ti=CUDAコア数1536

という情報が新たに加わりました。

GTX1660TiとGTX1060とを比較すると性能向上率約20%ということで、前回のリーク記事でわたくしが予測したのとほぼ同じ性能向上率となります。

FireSkrikeでGTX1060=12,970、仮想GTX1660Ti=15,929なのでGTX1660Ti/GTX1060を計算すると約1.22となり22%の性能向上となります。

2%程度は誤差として考えてもよいでしょう。

もしGTX1660TiがGTX1060と同程度の価格で発売されるならば、同価格帯で20%程度しか性能が向上しないことになります。

Pascalが異例だったと言われればそれまでですが、やはりお得感がなくなりましたね。

訳文中ではGTX1070の亜種に近いという表現がありますが、性能的に言ってもあまり近くないです。

GTX1060とGTX1070には越えられない壁が存在し、性能的・価格的に言ってもGTX1070はかなり得だったのですが、今回のラインナップを見ると、価格・性能で飛びぬけて得なモデルというのはなくなった印象です。

またRTX2070(2304)-384-RTX2060(1920)-384-GTX1660Ti(1536)-256-GTX1660(1280)と一番売れる価格帯で隙間なくラインナップを埋めてきた感じです。

※モデル名(CUDAコア数)-CUDAコア数の差-モデル名(CUDAコア数)-・・・ となります。

この辺に「絶対に安売りはしない」というnVidiaマーケティング担当の強い意志を感じます。(笑

Pascalで「Ti」が存在したのはGTX1050系とGTX1070系だけです。そのうちラインナップ当初からあったのはGTX1050系だけです。

よって、GTX1660にTiがつくというのはRTX2000シリーズのXX50相当であるということを意味し、RTX2060はGTX1000シリーズよりも一つ格上になったということを主張したいのだと思います。

RTX2080Tiの価格が上がったのもそれを裏付けています。

こうした主張はユーザーが受け入れなければ市場の価格で調整されてしまうものなのですが、強いライバルがいない状態ではnVidiaの主張がそのまま通る可能性が極めて高いと言えます。

今回のリーク情報も法則性が極めて高いのでおそらくかなり信憑性は高いと思います。

 

2019年GPUのカギを握るのはNaviの価格と性能

2019年のGPU界のカギを握るのはNaviの価格と性能だと思います。

Naviの高性能モデルはGTX1080相当の性能があるといわれていますが、それがどこまで価格を下げてくるかで今後のの動向が変わってくるでしょう。

AMDが価格を下げてくればGTX1600系に限って言えばnVidiaも価格を下げざるを得なくなると思います。

Naviは6月頃に発売されるといわれていますが、DLSS、レイトレーシングが不要でGTX1600系を検討されている方はNaviが出るまで様子を見たほうがお金を節約できるでしょう。

 

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