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NVIDIA、RTX5090 SE新モデルを準備中、RTX50シリーズ高性能帯の空白を埋める

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ハイエンドグラフィックカードのスタジオ撮影風イメージ。暗い背景にドラマチックなリムライト、金属製シュラウドとグリーンのアクセント照明

■事実

ロシアの情報サイトGameGPUが、NVIDIAが新モデル「RTX5090 SE」を準備していると報じました。

RTX5090 SEはRTX5080とRTX5090の間の性能・価格帯の空白を埋める位置づけとされています。

当初噂されていた「RTX5080 Ti」(GB203ダイのフル活用、24GB版)の代替案という位置づけで報じられています。

RTX5090 SEはRTX5090と同じGB202ダイを使用するが、192基あるSM(ストリーミングマルチプロセッサ)のうち110基のみを有効化したカットダウン版とされています。

CUDAコア数は14,080個と試算されています。(RTX5080の10,752個より約31%多いが、RTX5090の21,760個には遠く及ばなびません)

メモリバス幅はRTX5090の512bitより狭い384bitになるとされています。

VRAM容量は32GBという噂だが、384bitバスでは2GBチップ×16枚で24GB、3GBチップ×16枚で36GBにしかならず、32GBを実現するには異なる密度のメモリチップを混在させる必要があり、技術的な整合性に疑義が指摘されています。(海外メディアOC3Dなどが指摘)

TGP(総合消費電力)は約500Wと、RTX5090の575Wよりやや低い想定です。

想定売価は1,500ドルとされるが、現在のメモリ不足による価格高騰を踏まえると、実勢価格はこれを大きく上回る可能性が高いと現地メディアは指摘しています。

NVIDIAは2026年、GDDR7メモリの供給不足(AI向け需要への優先配分)を理由に「RTX50 SUPER」シリーズのリフレッシュを延期・事実上見送っており、GPUラインナップの高性能帯に長らく空白が生じています。

RTX5080 Ti(GB202ベース・24GB版)の噂も並行して存在しており、Gamescom 2026での発表観測もあったが、いずれも未確定の情報にとどまっています。

現時点(2026年7月13日)でNVIDIAからの公式発表はなく、すべて非公式リーク・噂の段階です。

スペック比較表(噂ベース、確定情報ではない)

項目RTX5080(現行)RTX5090 SE(噂)RTX5090(現行)
GPUダイGB203(フル)GB202(カットダウン)GB202(実質フル)
有効SM数84110/192約170
CUDAコア数10,75214,08021,760
メモリ容量16GB GDDR732GB GDDR7(疑義あり)32GB GDDR7
メモリバス幅256bit384bit512bit
TGP360W約500W(噂)575W
想定/実勢価格999ドル約1,500ドル(噂)1,999ドル(実勢はさらに高騰)

解説

RTX5080とRTX5090の性能差(CUDAコア数で2倍以上)は世代を追うごとに広がっており、その中間を埋めるモデルが長年不在だったという構造的な問題がある。

過去にはRTX4080 Ti・RTX3080 Tiのように中間モデルを投入してきた歴史があり、今回の「SE」という新しい命名は単なる「Ti」の代替ネーミングという可能性が高い

SUPERシリーズが延期された最大の理由はGDDR7メモリの供給不足であり、RTX5090 SEについても同じ制約(メモリ確保の問題)が価格やスペックの実現性に直結している。

384bitバスで32GBという噂スペックは、現状のメモリチップ密度の組み合わせでは技術的に説明がつかない、という点は率直に「怪しい」と言い切ってよい。

異なる密度のメモリチップを無理やり混在させる案は、かつてのGTX970「3.5GB問題」を彷彿とさせ、NVIDIAが同じ轍を踏むとは考えにくい。

L2キャッシュの観点で言うと、GB202は大容量L2キャッシュを備えており、ゲーミング用途では384bitへのバス幅縮小自体はさほど痛手にならない可能性がある。ただし今回問題になっているのはあくまで「容量(VRAM総量)」の話であり、帯域の問題が緩和されても容量の疑義は別問題として残る。

想定売価1,500ドルという数字は、現在のGPU市場全体がメモリ高騰の影響で軒並み値上がりしている状況と整合性が取れておらず、この価格で発売される可能性は低いと見るのが妥当だ。

「RTX5090 SE」というネーミング自体、NVIDIAが自社のフラッグシップブランドである「90番台」を格下げする形になる点も違和感がある。過去に「90」の名を冠した下位モデルを出した前例がないため、この点も噂の信憑性に疑問符がつく材料だ。

仮に実現した場合、RTX5090の需要をあえてRTX5090 SE側に一部誘導することで、GB202ダイの歩留まり不良品(SM一部欠損)を有効活用できるという製造側のメリットは筋が通っている。

結局のところ、「新モデルが出る」という噂そのものより、「メモリ不足がGPUラインナップの形すら歪めている」という2026年のGPU市場の異常性の方が本質的なニュースと言える。

RTX5090 SEは、米国の対中輸出規制に対応するためスペックを調整した中国専用モデル「RTX5090D」「RTX5090D V2」とはスペックが一致しておらず、別物のグローバル向けモデルとして展開される可能性がある。

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