
AMDのCEOは、「AI支出」を懸念する人々に反論し、AI技術への投資は最終的には「価値のある」イノベーションにつながると主張しました。
AMDのCEOは「積極的な」AI支出を奨励し、技術進歩につながると述べました。
AMDは昨日、ファイナンシャル・アナリスト・デーを開催し、AI、コンシューマー製品、そして収益に関する楽観的な展開をいくつか発表しました。
3年ぶりの開催となったこのイベントでは、同社の長期的なロードマップの概要が示されました。チーム・レッドが今後どのように進んでいくのかが示されました。
AMDのCEO、リサ・スー氏はCNBCのSquawk Boxに出演し、AI支出に対する「懐疑論」や、OpenAIのような企業が損失を出しているとされる理由について問われた際、次のように述べました。
これは大きな賭けではないと思います。むしろ正しい賭けだと思いますし、私から言わせてもらえば、コンピューティング能力と投資の増加がイノベーションのスピードを加速させることは明らかです。確かにその通りだと思います。
AMDのCEOはAI業界への投資に賛成しているようで、そのため同社は2030年までにアクセラレータのアドレス可能市場規模(TAM)を1兆ドルに上方修正しました。
Team Redはこの売上高のかなりの部分を獲得すると見込んでおり、だからこそ同社はAI業界における将来に楽観的です。
CEOのリサ・スー氏は、AIへの投資を本質的に「賭け」と呼ぶことで、イノベーションにはコストが伴うことを示唆しています。
おそらく営業損失やDC構築による電力消費量の増加といった形で現れるでしょうが、それがこの分野のイノベーションを阻害するべきではないということです。
高度な技術とイノベーションを強調する、精巧なデザインを備えた強力なGPUチップのクローズアップ。

AI投資に関する懸念についてはコメントを控えますが、AMDは数年前と比べてAI戦略においてはるかに積極的になっていることは明らかです。
NVIDIAが優勢な市場でTeam Redが競争できる機会があるかどうかについて尋ねられた際、CEOのLisa Su氏は次のように述べています。
改めて申し上げますが、これは驚異的な成長を遂げている素晴らしい市場です。市場サイクルの初期段階にあり、急成長を遂げている市場は、イノベーションとパートナーシップを強く後押しします。私たちの技術ロードマップの観点から、新製品には非常に期待しています。
AMDは、MI355やMI450シリーズといったInstinct AI GPUでNVIDIAに「強烈に」打撃を与える計画です。
それに伴い、ラック製品群を大幅に拡充し、Team Greenの直接的な対抗勢力として位置付ける予定です。
解説:
AMDのCEO Dr.Lisa SuがAIへの投資を「良いギャンブル」と発言。
良くてもまあ、「ギャンブル」なので負けることもあるということです。
正直、IntelもNVIDIAもAIにはかなり突っ込んでいますから、この「ギャンブル」に負けてもAMDだけが大ダメージを食らうというわけではないです。
かつてないほどの活況を示すAIに突っ込んでいかないというのはやはり経営者(それも飛び切り優秀な)としてはありえないのでしょう。
本稿は技術的な側面から説明を加えていますが、わたくしは少し違った観点から説明します。
AIバブルがはじけるという根拠はこういうことですね。
各企業でAIデータセンターに関する投資はSPVという仕組みで簿外に出しています。
Metaなどがこれをしています。
また、銀行は融資リスクを合成商品でリスクヘッジしています。https://t.co/32n3r6OXsG— Lisaちゃん@PC自作 (@KotoriKanase) November 8, 2025
すでにx.comで投稿しています。
投資の会社を経営する朝倉智也(Tomoya Asakura)氏の発言を引用してわかりやすく言い換えています、
皆さん技術的な発言を行うアカウントは積極的にフォローしていると思いますが、朝倉氏のように、投資という観点からAIを見るとどうなのか?というアカウントはフォローしています。
AIを違った観点から分析されたい場合、この方のアカウントをフォローされることをお勧めしておきます。
それでは説明していきましょう。
ます、Metaを始めたとしたAIに力を入れている企業はSPVという仕組みでAIデータセンターへの投資を簿外に飛ばしています。
※ 実際に簿外になるかならないかは連結基準というものがありますので、すべてが都合よく簿外に飛ばせるわけではないです。
銀行も合成商品(リーマンの時に問題になったアレです)で融資リスクをヘッジしています。
合成商品というのは債権をバラバラにしていろいろな投資商品に混ぜ込み、元が何なのかわかりにくくする仕組みです。
リーマンショック時のリスクの高いサブプライローンがアホほど売れたのもこの仕組みがあったからです。
つまり、合成商品の目的はリスクをわからなくするためです。
まあ、AIにまったくリスクがなければ、こんなことする必要はないわけです。
そのため、AIバブルははじけるのではないかという懸念を表明指定する投資関係者は多いですし、わたくしもちょっと危ないかなと思います。
昔、「食べるラー油」という瓶詰のおかず商品が大ヒットしたことがあります。
急拡大する需要に対応しきれませんでしたが、大手の食品会社は生産ラインを増設しないで、利益を逃すことが分かっていながら中小の工場に発注しました。
なぜか?「食べるラー油」ブームが終わったら生産整備が無駄になることが分かっていたからです。
その後、ブームは終わり「食べるラー油」を生産していた中小の工場は倒産したと聞いています。
こういう、「リスクを誰に取らせるのか?」という考え方はよくも悪くも投資元の本音が出ていると思います。
AI生産性の向上に直接プラスになる技術なので需要が0になることはないです。
しかし、今どのくらい加熱しているのかを冷静に見極めたほうが良いと思います。