
Ryzen 3 5100はZen 3アーキテクチャを採用したRyzen 5000シリーズCPUの中で最も低性能なモデルですが、世界的な販売は行われませんでした。
2020年に登場したRyzen 3 5100がオンラインで情報が公開されました。4コア8スレッド構成で、最大4.2GHzのブーストクロック速度を備えています。
Zen 3シリーズは非常に幅広いラインナップで、4コア8スレッドの低スペックモデルから、Ryzen 9 5950Xのような16コア32スレッドのハイエンドモデルまで、数十種類のプロセッサが用意されています。
しかし、一部のモデルは正式に世界展開されず、特定の地域でのみ販売されたものもありました。
最近、AMDがRyzen 5 5600FなどのCPUをリリースしてRyzen 5000シリーズのラインナップを拡大しているのも、まさにその例です。
ご記憶の方もいるかもしれませんが、2023年当時、GIGABYTEのウェブサイトに掲載されていた、Zen 3アーキテクチャを採用した最下位モデル「Ryzen 3 5100」についてお伝えしたことがありました。
このプロセッサはCezanne世代に属するもので、当初はスペックの一部しか確認できませんでしたが、今回、初期サンプルと思われる製品の写真が公開されました。
@momomo_us氏によると、Ryzen 3 5100は実際に市場に投入されたものの、中国でのみ販売されたとのことです。

Ryzen 3 5100はAMDの公式ウェブサイトにも掲載されていませんが、その理由も頷けます。
このCPUは、AMDのRyzenファミリーの中で最も性能が低いモデルで、4コア8スレッド構成、基本クロック3.8GHz、ブーストクロック4.2GHzというスペックです。
L2+L3キャッシュ容量は合計10MB(L2キャッシュ2MB+L3キャッシュ8MB)で、消費電力は65Wです。
APUではないため、GPU機能は搭載されていません。

このプロセッサが正式に発売されるのかどうか気になっている方もいるかもしれませんが、答えは「否」です。
これは2020年に公開されたサンプルであり、正式発売に関する情報はありません。
しかし、AMDがRyzen 5 5500やRyzen 3 5300Gよりも性能の低いプロセッサを開発していたというのは興味深いです。
Ryzen 3 5100は現在の市場環境では意味がないでしょう。
なぜなら、Ryzen 5 5500は80ドル以下で販売されており、6コア12スレッドという性能に加え、L3キャッシュ容量もRyzen 3 5100の2倍だからです。
解説:
最近の記事で2C4TのAthlon3000G復活の話題が出ていましたが、こちらはZen3 Ryzen 3 5100 4C8Tの話題ですね。
過去に中国市場でのみ売られたモデルらしいです。
残念ながらグローバル市場では販売されませんでした。
今回オンラインで情報が公開されたのを機会に話題になっているようです。
Cezanneなので元は8C16Tをカットダウンして4C8Tにしているようですね。
2C4TのDaliを復活させるくらいならこちらをDDR4/5両対応にして4C8Tフルシリコンとして設計すればよかったのになあと思います。
どのみち捨て値で大量販売する用途なのでしょうから12nmあたりで1から設計してもよかったのではないかと思います。
GPUも3CUくらいにして可能な限りダイを小さくすれば使い道はあったのではないかと思います。
そのような夢のお話は別として現実に戻るとこちらはAPUベースで全部iGPUは殺してあるタイプの廉価モデルです。
Cezanneベースですから、キャッシュはL2-2MB/L3-8MBです。
これがVermeerだとL2-2MB/L3-16MBになるのでしょう。
ただ、6C12Tの5500無印が日本でも13,480円で売られていますので、5100を販売する場合はそれ以下ということになり、利益的にはかなり厳しいのではないかと思います。