Intelの18A歩留まりは現在20%-30%程度と報告されており、同社は現在、量産切り替えへの大規模な障害に直面していると主張されている。
IntelのPanther Lakeサンプルは18Aの歩留まり率が20%〜30%であることを示しており、チーム・ブルーは2025年下半期の量産予定に間に合わない可能性がある。
さて、Intelファウンドリーを巡る強気な動き、特にトランプ政権からの前向きな姿勢の後、チーム・ブルーは実行に移すのに苦労するかもしれない。
著名なリーカー、Ming-Chi Kuo氏の主張によると、Intelの18Aプロセスは、主流の消費者製品との統合に関しては、あまりうまくいっていないとのことである。
業界調査によると、この半導体の歩留まり率は20%~30%程度であり、現段階では大量生産はほとんど不可能である。
The first Panther Lake engineering samples, made with Intel/IFS’s 18A, are currently being tested by major PC ODM/EMS makers. My early 2025 industry survey showed 18A yields below 20-30%, so there’s still a lot of room to step up—which doesn’t bode well for Intel’s goal of…
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) February 24, 2025
以前、IntelがPanther Lake SoCのラインナップをメインストリームパートナーの検証段階からギアチェンジしたことをお伝えしたが、サプライチェーンの印象は楽観視できないようだ。
今回報告された歩留まり率の数値は、数ヶ月前に我々が見た10%と言われていたものよりは若干改善されているが、それでもIntelが量産を進めるにはまだまだ少なく、2025年下半期のスケジュールは見送られるかもしれないと思わせる。
18Aプロセスに関する以前の取材では、半導体市場での復活を目指すIntelのコミットメントを賞賛したが、それと同時に、最終的な実装が最も重要であるという事実を繰り返し述べた。
これだけでなく、Panther Lake SoCの初期バッチが的中しなかったことから、ここでの疑問は、Intelが18Aに向けてコミットし続けるのか、それとも米国の半導体の野望が軌道に乗っているという認識を与えるための「PRスタント」なのかということだ。
今のところ、Intelの18Aプロセスの状況は公式には発表されていないため、結論は出せない。しかし、Intelは2025年上半期までにテープアウトする予定だと述べている。
全体として、18Aのリリースは、Intelファウンドリーの終焉か復活のどちらかにつながると言っていいだろう。
解説:
昨日に引き続き、Intel18Aの続報です。
残念ながら、Intel18Aの歩留りは20-30%でこのまま行ったら量産は不可能とのこと。
歩留りが商業生産に乗せられる基準は70%と言われています。
TSMCの5nmは量産開始直後の歩留りが60%で中国の国策企業であるファーウェイ以外のメーカーは生産しなかった(Appleですらも)ので、60%だとコスト的に厳しいのでしょう。
20-30%だともう全然箸にも棒にもかからないレベルでしょう。
ただ、TSMCの2nmは今年から量産可能とされていますが、Appleは高コストに音を上げて今年は2nmを使わないということですから、まだ猶予はあると思います。
どっちもしても恐ろしく効果なASMLのTwinScan exe 5200を5-6台入れているという話ですから、「やってみたけどできませんでした」では許されないと思います。
さて、PantherLakeの性能は素晴らしいということでしたが、赤字覚悟で売るんですかねえ。
連日Intelのファウンドリーの情報が錯綜していますが、わたくしはこちらのかなり苦戦しているという情報が正しいのではないかと考えています。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
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