AMDのFSR 4は、ローンチ時に複数のタイトルでサポートされる可能性がある。FSR 3.1をサポートするゲームは、RDNA 4の制限を受けながらも、容易に新しいバージョンに切り替えることができると報告されている。
AMDのFSR 4はローンチ時にいくつかのタイトルでサポートされるかもしれない。
チームレッドは2025年のCESで最新のFSRバージョンを発表したが、RX 9070シリーズGPUのリリースのように、AI駆動になるという事実と微妙なディテールを除けば、アップスケーリング技術全般に関する多くの詳細は得られなかった。
しかし、有名なリーカー@Kepler_L2によると、FSR 3.1は先進的なFSR 4の基盤として機能し、FSR 3.1のサポートを受けているすべてのタイトルは新しいバージョンと互換性があるようだ。しかし、RDNA 4の制限はまだここに適用されます。
Yeah, it should just work™️
— Kepler (@Kepler_L2) January 25, 2025
興味深いことに、AMDがFSR 4とFSR 3.1を並べてデモしているのを見たが、2つの実装には顕著な違いが見られたものの、多くの共通要素があることは明らかだった。
特にFSR 3.1をサポートしているタイトルでは、単なるDLLの切り替えで問題なく動作するため、開発者はFSR 4をサポートするためにそれほど努力する必要はなさそうだ。
FSR 3.1がいくつかのタイトルでサポートされていることを考えると、FSR 4は広範なサポートとともにデビューするかもしれない。
FSR 4は、RX 9070 GPUダイで利用可能なアップスケーリング専用のAIアクセラレータを活用するため、これまでのアップスケーリング技術の仕組みを変えることになる。
FSR 4は、Frame-Genによる追加性能とAnti-Lag 2による低レイテンシで、高品質の4Kアップスケーリングを提供すると言われている。
しかし、この機能はRDNA 4以外のGPUラインナップでは利用できないため、早期アクセスはAMDの次期GPUを購入した人に限られることになる。
今のところ、この技術がいつ市場に投入されるかは不明だが、AMDのRX 9070シリーズが3月に発売される予定であることを考えると、FSR 4は本当にそれとともにデビューすることになるだろう。
解説:
全てがAIベースになったアップスケーラー+フレーム生成を実装したFSR4は3月に投入か?
今のところFSR4はRDNA4専用になるといわれています。
RDNA3も対応する予定といわれていますが、時期は未定となっています。
おさらいしておくとFSR3.1はフレーム生成だけAIベースでアップスケーラーはAIベースではありませんでした。
意外に思われかもしれませんが、アップスケーラーの方がAIベースの実装時期が遅かったということになります。
さて、RadeonもこれでめでたくAda Lovelace相当になったということになります。
しかし、Blackwellではマルチフレーム生成が実装されましたので、またこれを追いかけるということになります。
Ada LovelaceからBlackwellではAI TOPSが同グレードで倍くらいになっていますので、おそらくマルチフレーム生成を実装する場合、新しいハードウェアが必要になるのではないかと思います。
NVIDIAも「Ada Lovelaceまででは性能不足で実装できなかった」と発言しています。
DLSS4とマルチフレーム生成に関しては批判的な論調もありますが、結局他社も「後を追わない」という選択はできないので、遅かれ早かれ市場を席巻するということになります。
初代DLSS登場から8年が経過しますが、もはやDLSS、オープンソースのFSRも含めて、それに対応していない新作大型タイトルというのはほぼ存在しないといってもよいでしょう。
ですから、大きな流れとして、ちにベースのアップスケーラー、フレーム生成はいずれ標準になっていく技術でしょう。
AMDがマルチフレーム生成を実装するとしたらUDNA以降になるのではないかと思います。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。