ACEMAGIC F3A AI 370 mini PCは、Ryzen AI 9 HX 370プロセッサを搭載し、1月末までに先行発売されることが発表されました。
ACEMAGIC、初のRyzen AI 300搭載ミニPCを発表、今月末発売予定
ACEMAGICは、AMD Strix Point APUを搭載したミニPCを発表した。
同社は、インテルとAMDのプラットフォームを含む、さまざまなフォームファクタと構成を特徴とするミニPCとラップトップを製造している。
同社は今回、Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーを搭載し、高い演算性能を実現した初のRyzen AI 300ベースのミニPCを発売する。
このミニPCは「F3A AI 370」と呼ばれ、カスタマイズ可能なRGBライティングを備えた小型フォームファクタの筐体を誇り、魅惑的な外観を実現します。
そのコンパクトなフォームファクターにより、このミニPCはどこにでも簡単に持ち運ぶことができ、集中的な作業でも高いパフォーマンスを発揮します。
システムがより低温で動作するよう、フル銅放熱モジュールを統合した最先端の冷却技術を搭載し、サーマルスロットリングを確実に抑えます。
Ryzen AI 9 HX 370は、Zen 5アーキテクチャに基づく12コア/24スレッドの強力なプロセッサーです。このAPUは、強力なシングルコアおよびマルチコア性能をもたらすだけでなく、RDNA 3.5アーキテクチャに基づく強力な統合グラフィックスも提供します。
iGPUはRadeon 890Mと呼ばれ、12個のコンピュート・ユニットを備えており、ディスクリートGPUを必要とせず、さまざまな種類のグラフィック・ワークロードに対応できる。
※ 16CU、1024SPの記述間違いです。
F3Aには、XDNA 2アーキテクチャに基づく第3世代のRyzen AI NPUが搭載されており、最大50AI TOPSのAIコンピューティング性能を発揮します。
統合グラフィックスと組み合わせることで、F3Aは高負荷アプリケーション向けに最大80AI TOPSの性能を発揮します。
さらに、このミニPCはエンスージアスト向けディスプレイ用に最大8K解像度をサポートし、HDMI 2.1、USB4 Type C、DP 2.0ポートを含むさまざまな広帯域接続ポートを装備しています。
ACEMAGIC F3Aの構成では、デュアルチャネルで5600 MT/sで動作する最大96 GBのDDR5 RAMと、高速ストレージ用の最大4 TBのM.2 SSDを搭載できます。
インターネット接続には、2つの2.5G LANポートと高速WiFiモジュールがあります。
ACEMAGIC F3A AI 370は近日中に予約受付を開始し、ACEMAGIC公式ストアまたは正規販売店で購入できるようになる予定です。
解説:
Ryzen AI 9 370搭載のMini-PCが早くも登場。
コスパの高いKrackan Pointではなく、Strix Pointなのがミソですね。
APUも12コア24スレッドになり、さらに16CU、1024SPのiGPUと50TOPSのNPU、MCMのRyzen AI MAXを除けばまさに最強のAPUといえると思います。
USB4 Type Cポートもありますから、eGPUとして外付けのGPUをつなぐことも可能かもしれません。
Mini-ITXのマザーボードもそうですが、基本的に小型の高級PCは「全部入り」です。
サイズの小ささから妥協しなくてはならない部分を徹底的になくしています。
おそらくMini-PCファン以外の人から見ると、最初から大きなPCを買うか、あきらめて割り切った方が良いと考えるかもしれませんが、Mini-PCとはそういうものです。(苦笑。
こういうロマンが理解できない人は普通にATXを購入した方が良いと思います。
残念なのは規格上、外付けのGPUを接続するときはミドルレンジのGPUで妥協せざるを得ないところですね。
USB4にしてもOculinkにしても最高でもPCIeのx4相当ですから、やはり性能は制限されると思います。
これが嫌なら、はやりMini-ITXで自作するしかないですね。
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