Intelは2025年のCESで、次世代ノートパソコンとユニークなハンドヘルドデザインを特徴とする「モジュラー・コンピューティング」製品のコンセプトを発表した。
Intelが次世代ハードウェアと統合するモジュラー・デバイスの検討を開始、Quantaで構築されたコンセプトを発表
モジュラー・デバイスは、企業による開発という点では技術産業で牽引力を得ていないものの、一般消費者にとってコンポーネントのホットスワップやアップグレードしたコンポーネントの統合が容易であることなどから、興味深いコンセプトであることは間違いない。
The Vergeによると、Intelはこの特定のセグメントに参入しているようで、すでにプライベート・イベントとされる「Innovation Showcase」でコンセプト製品を展示しているという。
『The Verge』は具体的な詳細までは掴んでいないが、近未来的なメタリック・デザインを誇るハンドヘルド機と思われる画像を提供している。
このデバイスは「文字通り」画面が交換可能で、3つの独立したコネクターでメインのハンドヘルド機に接続されている。
このハンドヘルド機には7インチのFHDスクリーンが搭載されているようで、モジュール式のコンセプトにより、異なる仕様のスクリーンを搭載するオプションがもたらされるかもしれない。
AYANEO 3のように、コントローラーの設計を交換することが特徴的なモジュール式ハンドヘルド機はすでに市場に出回っているが、全体の構成を変更することに関しては、そのような実装を見たことがない。
興味深いことに、Intelは「Lunar Lake」モジュラー・ラップトップも展示していた。
これはチーム・ブルーの「Compute Card」アイデアに関連するもので、PCのコアコンポーネントを内蔵したカードサイズのコンピューティング・モジュールだった。
このノートパソコンには電動ヒンジが搭載されており、デバイスの蓋の開閉が自動化されている。
また、視線追跡機能、奇妙な「リングベース」マウスシステム、パームレストに取り付けられたQiワイヤレス充電専用パッドなどの特典もあり、実に興味深い。驚くべきことに、これらのモジュール製品は、AI分野で有名な台湾のハードウェアメーカー、Quantaが開発したものだ。
このモジュール製品には特にネーミング・スキームはないが、「AI8A」というブランド名が付けられている。
悲しいことに、Intelはこれらのコンセプト・デバイスが市場でスポットライトを浴びるかどうか明らかにしていないが、イノベーションが常に温かく歓迎されることを考えると、その背後にあるアイデアは確かに説得力がありそうだ。
解説:
IntelのLunarLakeを使った新しい携帯ゲーミングPCのコンセプトモデルを公開したようです。
メーカーはAIで有名なメーカーQuantaとIntelの共同開発のようです。
画面を交換できるモジュラー式となっているようです。
LunarLakeがどこに収まっているのかわからないですが、下の画面を支えている帯のような部分に入っているのですかねえ。
携帯ゲーミングPCはAMDのAPUが開拓した分野ですが、dGPUの分野に進出し、内臓GPUの性能が爆上がりしたIntelも参入してきましたね。
ここしばらくの製品で、唯一成功したIntel CPUはLunarLakeだけなので、Intelもここはプッシュしておきたいところでしょう。
電動でふたが閉まるノートPCなども展示していたようです。
この電動でふたが閉まるノートPCはSoCなどが入った心臓部をカードモジュールにしているようです。
取り外して移植できるのかどうかまではわかりませんが、そうだったらなかなか面白い仕組みです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。