銀色のNUCのようで、中国では630ドル相当とされている。
インテルMeteor Lakeラップトップ・プロセッサーを搭載したミニPCの、おそらく非常に長いリストの最初の公式詳細が明らかになった。
中国のMechanical Revolutionは、インテルCore Ultra 5 125Hを搭載したiMini Proを発表した(h/t ITHome)。
さらに、このラップトップ搭載ミニPCはすでに中国のJD.comに4499元(約635ドル)で予約掲載されており、2024年1月11日から発売される。
インテル・コア・ウルトラ5 125Hは、新しいHシリーズの最下位に位置するが、それでもおそらく有能なチップだ。
14C/18TのCPUコア構成で、具体的には4つのパフォーマンス・コア、7つの効率性コア、2つの低電力効率性コアを搭載している。
合計18MBのキャッシュが搭載され、この65WターボパワーパーツのCPUクロックの最大速度は4.5GHzです。
Core Ultra 5 125HはHシリーズのスペックの中では下位に位置するが、GPUは大幅に削減されていない。
上位のCore Ultrasは最大2.35GHzで動作する8個のXeコアを搭載しているが、この製品はピーク2.2GHzの7個のXeコアを搭載している。
Hシリーズ・ファミリーのその他の標準機能には、インテルのAIアクセラレーションNPU、最大64GBのRAM(DDR5-5600またはLPDDR5-7467)のサポートが含まれる。
リンク先の情報源によると、MechRevoのiMini Proは予約構成で32GBのDDR5 RAMと1TBのGen4 NVMe SSDを提供しています。
予備のM.2ストレージスロットは、今後のストレージアップグレードのために空いています。
およそ6インチ角、高さ1.5インチ(正確には154×152×37.8mm)の小型ユニットながら、MechRevoには許容範囲以上のポートが用意されている。
前面には、円形のLEDがはめ込まれた電源ボタンがあるのみ。左側にはピンホールリセット、USB-Cポート、USB-Aポート×2、ケンジントンロックがある。
背面には、DCバレルジャック、Thunderbolt 4 USB-Cポート、3.5mmオーディオ、DP、HDMI、USB-Aポート×2、2.5GbE LANポート×2がある。
ワイヤレス接続も提供され、Wi-Fi 6がハードウェアでサポートされている。
上記のマシンは、一般的な使用や軽いゲームを楽しむには十分な性能だろう。不細工なデザインではないが、MechRevoはVESAマウントに対応しており、モニターの背面に安全かつ整然と固定することができる。
いくつかの予備テストでは、このミニPCのCPUはCinebench R23テストループで88℃で安定したとされている。
このデバイスの負荷時のファンノイズについても知りたい。
冒頭で述べたように、これはインテルCore Ultraラップトップ・プロセッサーを搭載したミニPCの中で、公式に詳細が発表された最初の製品の1つである。
我々は以前、Acer、MSI、Asus、Lenovo、Samsungといった各社の人気ノートPCシリーズが、AI PCの新しい波に対応するためにアップグレードモデルを用意したというニュースを取り上げたことがある。
解説:
早速Meteorlakeを搭載したMini-PCの話題が出ていますので、取り上げてみました。
仕様は上に書いてある通りですが、同程度の仕様のPhoenixを搭載したMini-PCも同じくらいの価格で売られています。
上は中国の市場で635ドルとのことですが、7840HSを搭載した同程度のMini-PCがアメリカのamazonで631ドルでした。
日本のamazonでは
上の通り、107,000円で販売されており、同程度の価格で販売されるものと思います。
さすがにIntelのドライバはまだ怖いので同じように売れるのかどうかと問われると未知数と言わざるを得ません。
しかし、価格としては同程度で出せることは確かですので、レビューなどが上がって認知が進めば売れるポテンシャルはあると思います。
Ryzen Z1 Exremeと同じような価格で出せるのか?
ここまでは一応想定の範囲内ですが、では特定の大企業向けのOEMでROG Allyのような製品が出せるか?です。
恐らくRyzen Z1と7840Uとでは出荷時の価格が違うと思いますので、そこにどこまで追従できるのかです。
携帯ゲーミングPCはJPRのマーケットリサーチでシェアに影響を与えるほど売れましたので、Ryzen Z1 Exreme相当の製品が投入できるかどうかで売れる数に違いが出てくると思います。
しかし、私はCore UltraがMCMであることを考えるとかなり厳しいのではないかと思います。
AMDもAM4も含めて日本で1万円以下の格安で出している自作向けリテール製品のはほとんどRenoirやCezanneと言ったモノリシックなAPU製品だからです。
過去には3100や3300Xもありましたが、あまり潤沢に出回らなかったように思います。
AMDの戦略として、APUは130-180程度のダイサイズのものを比較的安価~中程度の価格で出荷して価格競争力を高くするというものがあると思います。
さて、内蔵GPUでAMDを凌ぐ性能を手にしたIntelのCore Ultraですが、携帯ゲーミングPCでAMDの牙城を突き崩すことが出来るのか?
個人的にはかなり注目しています。
第14世代intelCore i5/7/9シリーズ
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。