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PCゲームにおける右手重武装論と左手重武装論はどちらがジャスティスか?

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先日レビューを上げましたが、実は左サイドの親指用ボタンが12個あり、合計18ボタンあるマウスUtechsmartのVENUSを買いました。

これは、右手重武装論(=右手にカスタマイズ可能な多ボタンマウスを使ってゲームをするスタイル)をやってみたかったからです。

私がPC用のゲームコントローラーを意識し始めたのはマイクロソフトのAge of Emprireからで、このゲームは当時やたらと新しく、面白かったのだが、ストラテジー系のゲームの割には割と素早い操作を必要とされた。

あまりにヒットしたので、専用のコントローラーが作られたのだが、それが下のもの

動画を見てもらった方が速いと思うので貼っておくが、こんな感じのマウスを二段重ねにしたような形の左手用のコントローラーだった。

迷っているうちに市場から在庫が消え、結局買わずに終わったが、ゲームにおいて左手コントローラーを意識したのはこれが初めてだったと思う。

次に見つけたのが、Belkinの ゲームパッド Nostromo スピードパッド n52teだったと思う。

この左手コントローラーもかなりほしかったが、スイッチが固すぎて使いにくいという話が多かったため、見送った。

この左手コントローラーはn52/50などのシリーズはRazerに買収されたのか、Razerからも一時期販売されていたようだ。

それと前後して出たのが、Logitech G13 Programmable Gameboardだったと思う。

この二つは昔の左手コントローラーでは鉄板というかこれしか選択肢がなかった。

今みたいにRazerや中華メーカーが安価なキー割り当て可能な(プログラマブルな)左手用ゲームコントローラーをバンバン出すなんて状況ではなく、それなりに値が張るものだったので、かなり気合の入ったゲーマーでない限りは買おうと思わなかった。

結局、わたくしは後日、なんにでも使えそうな長野テクトロンのお気に入りキーボードを買った。

MMOで少し使ったが、やはり使い勝手の問題などもあり、使わなくなってしまった。

人間工学に基づいたデザインとかエルゴノミクスデザインとかは全く考えられておらず、POSのレジに使われるようなキーボードをそのまま出してきたかのようなモデルだったからだ。

 

それから私はこのサイトを開設するまであまりゲームはやってこなかったのだが、先日キーボードが壊れたのを機会に、マウスも新調した。

ここで改めて右手重武装論(=右手にカスタマイズ可能な多ボタンマウスを使ってゲームをするスタイル)と左手重武装論(=左手にカスタマイズ可能なキーボードを使ってゲームをするスタイル)どっちが正しいのかということを考えてみたい。

 

MMO

まずはMMOだが、これは圧倒的に右手重武装論が正義だと思う。なぜなら、MMOはチャットが入るので、右手である程度の操作ができた方が使いやすいと思うからだ。

World of WarcraftのようにFPSチックな操作方法ならば、左手コントローラーを使うのも悪くはないかもしれない。

 

RTS・シミュレーション系

Age of EmpireのようなRTSならば、サイドワインダーやRazerが出しているような左手コントローラーが圧倒的に使いやすいだろう。

もともと左手コントローラーとはRTSのために考え出された操作方法だと思う。

操作にリアルタイム性が要求されないゲームに関しては右手重武装で操作すると操作が楽になるだろう。

 

FPS

FPSやTPSの場合も左手コントローラーの方が使いやすいと思う。

 

多ボタン割り当てが必要な主なゲームでは上のようになっていると思うのが個人的な意見だ。

基本的にFPSのようにキーボードで移動、マウスでAimingというゲームは左手コントローラーを使った方がやりやすいように思う。

MMOみたいなチャットが入るゲームはマウスである程度操作が出来て、キーボードが自由に使えた方がいいように思う。

 

右手・左手重武装論のそれぞれの利点・欠点

 

右手重武装論

Utechsmart VENUS 黒

Utechsmart VENUS 白

右手に操作を集中することによって、左手の自由度を上げるスタイル。

カスタマイズしたキーは右手の親指一本で操作することになるので、そちらにキーを割り当てると相対的に反応速度が下がるのが欠点。

フリーになった左手で、そちらを補うような操作設定をするか、自由度をそのまま残しておくかは考え方によります。

 

利点

・片手である程度の操作が完結できる。

・Aimingや移動の両方がマウスのみで行えるゲームに向いている。

 

欠点

ドライバの出来に使い勝手が左右される

Atom系の低スペックPCでは常駐ソフトが重すぎて操作が困難になった。

 

 

左手重武装論

GameSir Z1 青軸

GameSir Z1 赤軸

FPSのように、キーボードで移動、マウスでAimingという操作の場合、左手のキーをカスタマイズすることによって操作性や反応速度を上げるスタイル

両手を積極的に使っていくスタイルと言えるかもしれません。

利点

マウスの多ボタンと比較するとカスタマイズの幅が大きい。

FPSのようにマウス=Aimingの場合、左手にそのほかの操作が集中することになるがその場合、好きなようにキーの割り当てができると操作性が格段に向上する。これは理屈ではなく、体感してもらった方が速いだろう。

RTSのように複雑な操作を素早く行う必要があるゲームにおいても、威力を発揮する。

 

欠点

左手用キーボードが印象よりかなり大きく、それなりに設置スペースを取る。

ドライバの出来に使い勝手が左右される

 

 

フルアームズ(右手・左手併用)

多ボタンマウスとプログラマブルなキーボードを併用するスタイル

利点

使いこなせたら最強

どんなゲームでのどんな状況にも対応できる

 

欠点

操作に相当の慣れが必要。

また、設置スペースは当然ながらかなり取る。

ドライバや設定ソフトの出来・相性にトータルの使い勝手がかなり左右される。

低スペックPCや重たいゲームで不具合が発生する可能性がある。

 

参考:ゲーム機のコントローラーとマウス・キーボード式コントローラーの操作性の違い。

PS4のコントローラー

PS4のコントローラーとPCのマウス・キーボード式コントローラーの操作性は何が違うのかということですが、簡単に言えば、マウスはベクトル量をダイレクトに指定できるのに対してコントローラーは角度のみしか指定できません。

また、アナログコントローラーではベクトル量で指定してできるではないか?と思われる方もいると思いますが、マウスの場合は終点をダイレクトに指定できることが最大の違いだと思います。

ただし、コントローラーは軸を指定するのが得意なデバイスですので、二軸以上の多軸操作を違和感なく実装できるのはコントローラーだけだと思います。

例えばロボットなどで右エンジンと左エンジンの出力を調整して方向を決めるような操作の場合、違和感なく実装できるのはPS4のような軸操作を3軸以上持っているコントローラーだけでしょう。

軸というのはアナログコントローラーのスティックやコントローラーの上下左右方向ボタンのことです。

コントローラーは画面の向きと軸コントローラーの方向性を合わせる、つまり、3Dだと奥側が上、手前側が下、2Dだとそのまま上下左右がコントローラーのそれぞれの方向ボタンと一致させることによって直感的に操作ができるようになっています。

また、これらを両手で握りこむことによって、操作を安定的に行うことができます。

一見当たり前のように見えますが、マウスとキーボードを使うPCの操作方法ではこれは不可能ですので他のいかなるコントローラーにもない大きな利点でしょう。

FPSはマウスと左側キーボードの操作を前提として開発され続けてきたゲームなので、この点に関してはPCの操作性に一日の長があることは理解していただけるのではないかと思います。

※PC用はXboxのコントローラーが標準となっています。

 

マウス・キーボード式コントローラー

マウス・キーボード式コントローラーはマウスで終点をダイレクト(直感的)に指定し、その他の様々な操作を行うキーボートの組み合わせになります。

FPSのエイミングはマウスでの操作を前提として発達してきましたので、コントローラーとマウスでは操作の正確性が戦績となってダイレクトに出ます。

ただし、マウス・キーボード式のコントローラーは多軸操作に弱いです。

軸のコントロールに最も向いている親指の向きが画面の上下左右・奥手前と違いますので、WASDのように軸のコントロールに複数の指を使うことを強要されますので、その分軸の操作性が落ちます。

軸の操作性を重視すればその他の反応が落ちます。

どんなに上手いゲーマーでもそうだと思います。

これは軸の操作に親指を使い、その他の操作には1対1で指を対応させることのできるコントローラーには適いません。

ただし、人間の感覚として、体の移動と視点移動以上の軸操作を要求される場合、操作が困難を極めるため、そこに追従する感覚を養うのはかなりの習熟が必要とされ、ゲーム全体の難易度が極めて上がってしまうため、そこを実装するゲームは少数派だと思います。

また、操作性にゲーム性が引っ張られるような極めて癖の強いゲームになってしまうため、独自性を出すのが難しくなるでしょう。

ゲームがリアルになればなるほど操作性というものが如何に人間の感覚に引っ張られるかという良い例だと思います。

やればわかりますが、プログラマブルな左手キーボードを使ってキーの割り付けを行ったとしても、操作の完熟にはかなりの学習コストが要求されます。

 

結論

一番最強なのは右手・左手併用ですが、現行のドライバや設定ソフトの出来を見るとどちらか一方に限定した方がトラブルが起きない気がします。

Pentium J4205のPCにUtechsmartのVENUSのドライバをインストールしてみたのですが、設定ソフトを常駐させると操作が困難になるほど遅くなってしまい、使い物になりませんでした。

ある程度のスペックが無いと、重すぎて使い物にならないようです。

全ての組み合わせを調べることはほとんど無理ですが、私の経験ではこの手のデバイスのドライバは完成度が高いと言い難いものが多く、併用するのはトラブルに見舞われるリスクが高くなると思います。

基本的にはボイチャを使っているならば左手コントローラーでいいんじゃないかと思います。

私はボイチャは使ってないので、マウスに操作を集中させる右手重武装論もやってみたいかなと思います。

最近のゲーマーは安い製品が増えたこともあり、圧倒的に左手コントローラーが主流なのではないかと思っています。

 

 

右手重武装論マウス

Utechsmart VENUS 黒

Utechsmart VENUS 白

 

左手重武装論コントローラー

GameSir Z1 青軸

GameSir Z1 赤軸

 

Diswoe xbox 360コントローラー

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