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Core i5-14600は、リークされたベンチマークではCore i5-14600Kとたった5%の違い - 安価なチップはわずかに遅いが、電力効率はかなり高い

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Core i5-14600は、Core i5-13600からのマイナーアップグレードです。

インテルの次期Core i5-14600(非Kモデル)のベンチマークがリークされ、同CPUのブーストクロック速度、マルチスレッドおよびシングルスレッド性能、消費電力の詳細が明らかになった。

Xユーザーの@ECSM_Officialが、AIDA64、CInebench R23、CPU-ZをCore i5-14600で実行したスクリーンショットをシェアしており、この低消費電力チップは、最高のCPUの1つであるCore i5-14600Kの154ワットバージョンのようだ。

CPUのクロック速度と電力データは、AIDA64のFPUストレステスト実行中に測定された。理論的には、Core i5-14600は6つのPコアで4.8GHz、8つのEコアで3.9GHzまでブーストすることが確認できるはずだ。

156ワットの消費電力は、Core i5-13600の定格TDPが154ワットであることも意味するはずだ。

Pコア ブースト
クロック
Eコア ブースト
クロック
TDP(W)
Core i5-146004.8 GHz*3.9 GHz*154
Core i5-136005.3 GHz3.7 GHz154
Core i5-14600K5.3 GHz4.0 GHz181

Core i5-14600のPコアはCore i5-13600よりも200MHz低いため、Core i5-14600の方が速いか、少なくとも同程度のはずなのに、これらの周波数結果はまったく意味をなさない。

ここで起きている可能性が高いのは、Core i5-14600が持続的な作業負荷で低下するよりも低い周波数で動作していることだ。

スクリーンショットを見ると、AIDA64 FPUベンチマークが3分近く実行されており、14600が最大クロックで動作する時間を大幅に超えている。

Core i5-13400Fのレビューでも同様の挙動が見られた。昇圧周波数は4.6GHzと定格されていたが、4.1GHzに低下する前に、そのクロック速度を短時間しか達成できなかった。

このAIDA64テストでは、Core i5-14600でも同じことが起きている可能性が高い。

Eコアのクロックスピードは正確なはずだが、Core i5-14600無印のPコアのクロックスピードはせいぜい5.3GHzで、しかも短時間しか上がらないと思ったほうがいいだろう。

Cinebench R23のパフォーマンス

マルチコアシングルコア
Core i5-1460022,7681,992
Core i5-14600K25,2162,082

Core i5-14600がより低いコア周波数で動作していることを考えれば、Cinebench R23のスコアが中程度に低いのは当然だ。

マルチスレッド・テストでは、Core i5-14600はCore i5-14600Kの約90%の速度しか出なかったが、シングル・スレッド・テストではCore i5-14600Kの95%の速度にまで向上した。

消費電力を約30ワット削減すれば、インテルがCore i5-14600と他の非K第14世代SKUを発売したときに、この結果が明らかになるだろう。

それでも、CESが目前に迫っていることを考えれば、CESで発表することは可能だろう。

Core i5-14600のリテールサンプルは間もなく手元に届く。

ソース:Tom's Hardware - Core i5-14600 is only 5% slower than the Core i5-14600K in leaked benchmark — cheaper chip is only slightly slower but a lot more power-efficient

 

 

 

 

解説:

14600無印とKの差はたったの5%

この結果を見ると、K付のモデルを頑張って買う時代はもう終わったのかなと思います。

そう考える根拠はAMDとIntelの競争によって十分にCPUの性能が上がったこと。

また、昨今のCPUの性能競争によってOCモデルの消費電力が天井知らずに上がったこと。

GPUの消費電力もかなり大きくなっていること。

この3点です。

CPUとGPUを合わせて1000W無いと安心できないというのはちょっと異常かなと思います。

多くのマザーの初期設定である「電力無線限」と言うのはそろそろやめないと1000Wでも電力が足りなくなる恐れすらあります。

このようなことを考えると、もうCPUに過剰な電力を使う時代は終わったのかなと思います。

エンコードやレンダリング、先日話が出たGPUスケジューリング、Direct Storageなど今はCPUからどんどんGPUに処理が移っています。

この状況で無邪気にCPUに無制限に電力を与えるのは無意味とまでは言いませんが、もったいない気がします。

「CPUは65Wモデルで十分」

「CPUを65Wモデルにして、電源のランクを下げ、GPUのグレードを上げる」

近い将来このような認識になるかもしれませんね。

戦闘機が単なるミサイルキャリアーになると言われた時代がありましたが、CPUは単にGPUを動かすための部品になる時代がすぐそこまでやってきているのかもしれません。

 

 

 

 

第14世代intelCore i5/7/9シリーズ

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

 

 

 

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