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AMD Ryzen 5 7600X 6コア「Zen 4」CPUサンプルがIntel Core i9-12900Kを破壊、シングルコアの性能が20%高速化したベンチマークがリークされる

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AMDの6コア "Zen 4 "CPU「Ryzen 5 7600X」が再び姿を現し、今回はUserBenchmark内でベンチマークが実施された。

AMD Ryzen 5 7600X 6コア "Zen 4 "CPUサンプルがIntelのCore i9-12900Kをシングルコア性能で圧倒、マルチスレッド性能は5600X比で最大23%高速に

AMD Ryzen 5 7600X "Zen 4" CPUがUserBenchmarkデータベース内に登場、TUM_APISAK氏が発見した。

情報によると、このチップはOPN ID「100-000000593-20_Y」のエンジニアリングサンプルであるとのこと。

同じチップは以前、Gigabyte X670Eマザーボード上で動作するBasemark GPUベンチマークに登場したことがあります。

最新のエントリでは、ASRock が製造する NZXT B650 マザーボードでこのチップが動作していることが示されています。

このプラットフォームでは、2 つの 16 GB DDR5-4800 メモリモジュールが動作していました。

これまで話題になっていたチップと同じなので、AMD Ryzen 5 7600XはZen 4コアアーキテクチャを採用した6コア12スレッドとなることが確認できそうだ。

CPUのベースクロックは4.4GHzで、平均クロックは4.95GHzにブーストされている。

Ryzen 7000のサンプルでは5.00GHz台を大きく超える動作が確認されているため、これが最終的なブーストクロックとはならないだろう。

ベースクロックは3.70GHz(ベース周波数)だったRyzen 5 5600Xより700MHz高い。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで拡大します。

 

性能面では、インテルCPUに偏っていることで知られるUserBenchmarkですが、シングルコアのテストでは、チップAMD Ryzen 5 7600XがインテルのフラッグシップモデルCore i9-12900Kを依然として上回ります。

Intel Core i9-12900Kの平均スコアが200点であるのに対し、Ryzen 5 7600Xは243点という素晴らしいスコアを記録しています。

これは、シングルスレッド性能が20%向上していることになります。

Ryzen 5 5600Xと比較すると、Zen 4チップはシングルコアテストで55%の性能向上を実現しています。

 

 

 

マルチスレッドベンチマークに目を移すと、Intelのフラッグシップモデルの16コアと24スレッドに対して、このチップは6コアと12スレッドしか搭載していないので、Core i9-12900Kには負けていますが、Ryzen 5 5600Xと比較して、このCPUは23%のパフォーマンスアップを実現しており、非常に良い結果です。

とはいえ、Ryzen 5 7600Xを含むAMD Ryzen 7000デスクトップCPUは、以前の噂にあったように、2022年9月までにリテールに登場するはずです。

このチップは、最近リークされ、AMD自身が確認した4つのZen 4 CPUのうちの1つです。

AMD Ryzen 7000「Raphael」デスクトップCPU「速報版」スペック:

CPU名アーキテクチャー製造プロセスコア数 /
スレッド数
コアクロック (SC最大)キャッシュTDP価格
AMD Ryzen
9 7950X
Zen 45nm16/32~5.5 GHz80 MB (64+16)105-170W~$700 US
AMD Ryzen
9 7900X
Zen 45nm12/24~5.4 GHz76 MB (64+12)105-170W~$600 US
AMD Ryzen
7 7800X
Zen 45nm8/16~5.3 GHz40 MB (32+8)65-125W~$400 US
AMD Ryzen
7 7700X
Zen 45nm8/16~5.3 GHz40 MB (32+8)65-125W~$300 US
AMD Ryzen
5 7600X
Zen 45nm6/12~5.2 GHz38 MB (32+6)65-125W~$200 US

ソース:wccftech - Destroys The Intel Core i9-12900K, 20% Faster Single-Core Performance In Leaked Benchmark

 

 

 

解説:

遂に来たか?7600Xが12900K越えのベンチマーク結果

最近のAMDは最初に控え目な結果が出て、後からドカンと来ることが多かったのですがねZen4も7600Xがシングルスレッドで12900K越えとかなりエキサイティングな結果が出ています。

 

シングルスレッド確変状態

シングルスレッドのスコアが12900Kより20%アップ、5600Xより55%アップと事前のIPC+8%、シングルスレッド性能+15%は何だったんだというような結果が出ています。

今回テストされたESのクロックはベースが4.4GHz、ターボが4.95GHzと言うことなので、上位のモデルの結果が出れば、まだまだ上がる可能性が高いと思います。

 

今までの結果は何だったのか?

ではこれまでの結果は何だったのか?ですが、ファームやドライバの問題で性能が出ていなかった可能性はあると思います。

後はベンチマークテストの相性の可能性もありますね。

何にせよRaptorLakeとまともに戦える結果がようやく出てきたのは喜ばしい限りです。

このくらいの結果が出れば、消費電力の関係でRyzenの選ぶ人もいるのではないかと思います。

甲乙つけがたい結果ですね。

AMDさんも「いやあ、演出が上手いなあ」と思います。

シナリオは誰が書いたんでしょうか。

 

 

 

Ryzen 7000X3Dシリーズ(Socket AM5)

 

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