AMDのRyzenデスクトップCPUは、PCのDIY分野において、誰もが認めるチャンピオンです。
圧倒的な性能を驚異的な価格で提供していることから、ますます多くのゲーマーがRyzen CPUを搭載したPCを構築するようになっており、その様子はSteamが発表した最新の統計データにも表れています。
AMD RyzenデスクトップCPUがSteamで30%のシェアを獲得、より多くのゲーマーがより高速な8コアおよび6コアチップに移行
AMDの最新のx86 CPU市場シェアレポートでは、前四半期に比べてパフォーマンスが停滞していますが、Steam上では、2019年以降、同社のRyzenラインのデスクトップチップがますます人気を博しています。
今現在、AMD RyzenデスクトップCPUのシェアは30%で、2020年12月から5%の大幅な伸びを見せている。
一方、インテルのシェアは5ポイント下がって70%となっている。
これは、より多くのゲーマーがAMDのチップを購入していることを示しており、エントリーモデルだけでなく、8コアと6コアの両方のチップの人気が高まっていることから、AMDにとって非常に大きな意味を持ちます。8コアCPUのシェアは12.77%に、6コアCPUのシェアは30.50%に上昇しています。
このシェアは、40.98%のシェアを持つ4コアパーツにはまだ及ばないが、ここしばらくは減少の一途をたどっており、数年後には6コアCPUがその座に就くことが予想される。
さらに興味深いのは、10コアのCPU部品よりも12コアのCPU部品のシェアが高いことです。
インテルは10コアの製品を提供している唯一のチップメーカーですが、AMDはRyzenデスクトップCPUをRyzen 3000ファミリーとRyzen 5000ファミリーの両方で12コアのモデルで提供しています。
10コアでは0.61%、12コアでは0.96%と、まだ比較的小さなシェアですが、500USドル以上のRyzen製品でも、ゲーム分野ではかなり売れていることがわかります。
また、価格が上がり、在庫が限られているにもかかわらず、AMD Ryzen 3000とRyzen 5000のCPUラインナップがAmazonとNeweggの両方でベストセラーになっているのは非常に印象的です。
2021年第1四半期前半にはAMDの供給問題によりインテルが少しシェアを伸ばしましたが、AMDのラインナップが再び動き出した今、それらは消えつつあるようです。
解説:
ゲーミング分野でのブランドイメージは完全にAMD優位に
Steamのシェア調査でAMDの割合が30%を超えたとのこと。
海外の市場調査の会社であるマーキュリーリサーチの調査によると、AMDの市場シェアはおよそ20%ですから、10%も高いということになります。
ビジネスなどに使われるPCとゲーミングPCは全く違う論理で求められているということがよくわかる調査結果になっています。
現状、Intelでも全く困ることはありませんので、シェアがひっくり返るようなことには当面ならないとは思いますが、Alder Lakeを市場がどのように受け入れるかによって変わってくるのかなと思います。
ゲーミングPCを求める人たちと言うのはPCの購入層の中でもかなりの知識を持った人たちですから、ハイブリッドテクノロジーの利点をわかりやすく説明できずに単なるマーケティング上、有利になるためだけのLittleコアであると認識された場合、Intelのブランドイメージが失墜することもあるのかなと思っています。
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