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NVIDIA、暗号通貨マイニングに対抗するGeForce RTX 30「Lite Hash Rate」シリーズグラフィックスカードを発表、5月に出荷予定

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NVIDIAのGeForce RTX 30シリーズのグラフィックスカードは、暗号通貨のマイニングに取り組むために、「Lite Hash Rate」のリフレッシュが間もなく行われます。Videocardzが報じたように、LHRシリーズはすでに開発中であり、NVIDIAは来月中旬までに出荷を開始するようボードパートナーに連絡しました。

来月、暗号通貨マイニング対策のNVIDIA GeForce RTX 30「Lite Hash Rate」シリーズのグラフィックスカードを発表

既存のNVIDIA GeForce RTX 30シリーズとGeForce RTX 30 LHR 'Lite Hash Rate Series'の主な違いは、バイパスできないとされる新しいハッシュレートリミッターが搭載されることです。

また、この新しいグラフィックスカードは、GA**2ブランドの新しいGPU SKUを搭載し、Resizable BARのサポートをそのまま提供します。

現在、既存のGeForce RTX 30シリーズのグラフィックスカードを使用しているユーザーは、この機能を利用するためにvBIOSをフラッシュする必要があります。

NVIDIA GA**2 GPUは5月中旬に出荷される予定で、この新しいチップを搭載したグラフィックスカードは2021年6月頃に小売店に並び始めると予想されます。

NVIDIA Geforce RTX 30 Lite Hash Rateシリーズのカードの仕様と価格は変更されません。

自分の持っているGPUがLHRか非LHRかを見分けるには、自分でカードを分解してGPUのコードネームを見て、GA**2シリーズのラインナップに含まれているかどうかを確認するか、ハードウェア検出・監視ソフトウェアが新しいGPUに対応するようにアップデートされるのを待つ必要があります。

以下は、新しいNVIDIA Ampere GA**2 SKUの一覧です:

  • NVIDIA GeForce RTX 3090 - GA102-300-A1 -> GA102-302-A1
  • NVIDIA GeForce RTX 3080 - GA102-200-A1 -> GA102-202-A1
  • NVIDIA GeForce RTX 3070 - GA104-300-A1 -> GA104-302-A1
  • NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti - GA104-200-A1 -> GA104-202-A1
  • NVIDIA GeForce RTX 3060 - GA106-300-A1 -> GA106-302-A1

また、デバイスのハードウェアIDが異なるため、古いBIOSを新しいカードにフラッシュしても動作しません。

つまり、GPUとドライバーのハンドシェイク以外にも、新しいカードでのBIOSファームウェアのアップグレードを妨げるパラメータが存在し、暗号通貨マイニングアルゴリズムのフルハッシュレート性能を完全に制限してしまう可能性があります。

この方法は、デバイスIDが同じであるため、ドライバには影響を与えず、NVIDIAは、ハッシュレートが制限された新しいアンペアのGeForce RTX 30ラインナップ用に新しいドライバを用意する必要はありませんが、この解決策は、マイナーが迂回するにはやや複雑なものになりそうです。

暗号通貨のマイニングをロックし、ハッシュレートの制限を再び実施する新しいドライバのみが、改良されたGeForce RTX 30シリーズのカードで利用可能であり、NVIDIAは今回のドライバのリリースを注視しているとのことです。

正直なところ、大失敗に終わった初の試みと比べて、その成果がどれほどのものかを確かめることになるでしょう。

ソース:wccftech - NVIDIA Readies GeForce RTX 30 ‘Lite Hash Rate’ Series Graphics Cards To Combat Cryptocurrency Mining, Shipping in May

 

 

解説:

改良型ハッシュレートリミッターを搭載した改良型Ampereが発売

最初のハッシュレートリミッターがあっさり突破されてしまったので、wccftechもかなり懐疑的です。

改良型Ampereがどうなるのかは私もはっきり断言はできませんが、中国人の不正に懸ける情熱は我々の想像を絶するレベルにあるので、最初は手間取っても何れ必ず突破してくると思います。

多くのGPUを生産する工場は中国にあること、優秀な技術者が数多くいること、他にもいくつか簡単に突破されそうな理由はあります。

しかし、一番の理由はこうした不正行為をすることに抵抗の無い社会であることだと私は思います。

一応BIOSなどをフラッシュしても書き換え可能な値があるようです。

チップ固有の値、BIOS、ドライバと3つのうち書き換え可能なのはBIOSとドライバですが、前回のようにダミーのHDMIプラグを刺すというお手軽な方法でなけばドライバ、BIOSの何れかをクラックして突破してくるものと思います。

そうならないことを祈るばかり。

 

 

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