当サイトは別にバーツ情報のアンテナサイトではないのであまり最新情報を追いかけてはいないのですが、購入計画を立てるのにはやはりそれなりの情報は必要だと思いますので、intelの8コア版Coffe eLake-Sの続報をお知らせすることにしました。
まず、Impressすらも記事を書いてしまったZ390について。
一時期intelの公式サイトでZ390のデータシートが公開状態になってしまっていたようですが、現在では非公開になっています。
これは、何らかの手違いで公開状態になってしまったようですね。
ソース:PC Watch - Intel、USB 3.1対応などを果たした「Z390」チップセットを発表
これを受けて大手企業系サイトのPC Watchでも記事になってしまいました。
※ 最近個人サイトで海外の情報を翻訳して伝えるサイトが増えたので企業系サイトが結構ピリピリしてる感じがします。
Z390+8コアのCoffeelake-Sというのは確定的のようです。
登場は去年のCore i7-8700Kと同じくらいの時期である11月になるのではないかと言われていますが、大手のWEBメディアで記事になった後に慌てて非公開にするところから見ても、さもありなんという感じです。
nVidiaがGeforce GTX1100系に関する議論が8月20日にあるとアナウンスがありましたので、8コアのCoffeeLake-S+次世代Geforceの組み合わせていよいよミドルレンジに4Kが降りてくる時代に突入するのかもしれません。
ソース:oc3d.net -Nvidia will talk about a "Next Generation Mainstream GPU" at Hot Chips 2018
残念ながら上の記事ではGTX1100系が発売された後なのか前なのかは読み取れません。今世代のnVidiaの情報ガードは鉄壁ですね。
4K+HDR対応のモニターに関してはこちらの記事で紹介してあります。
8コア版CoffeeLake-Sに関する噂
では肝心の8コア版CoffeeLake-Sに関しての続報ですが、SiSSoftのSandraベンチマークに2.6GHzと3.1GHzの8コアCPUのベンチマークが上がっています。
この8コアCPUがCore i X系ではないとされる根拠は、L3キャッシュの容量がが16MBとなっているからです。
※ Core i X系は1コア当たり1.375MBとなり、8コアなら11MBとなる。
ソース(2.6GHz):SiSoftware Official Live Ranker - Details for Result ID Genuine Intel(R) CPU 0000 @ 2.60GHz (8C 16T 2.59GHz, 8x 256kB L2, 16MB L3)
ソース(3.1GHz):SiSoftware Official Live Ranker - Details for Result ID Genuine Intel(R) CPU 0000 @ 3.10GHz (8C 16T 3.1GHz, 8x 256kB L2, 16MB L3)
現在調整段階にあると言われていますので、このクロックがそのまま製品版と同じになるかはわからないようですが、2種類のバージョンが登場する可能性が高いようですね。
8コア版CoffeeLake-Sは6コア版の8700と8700Kの様にクロック動作のロック版とアンロック版の2種類となるようです。
アンロック版に関してはTDP95W、ロック版に関してはTDP80Wとなるようです。
流石にロック版をTDP65Wに収めるわけには行かなかったようです。
アンロック版に関してはRyzen2700Xと違い、TDP95Wの枠に収まるようですが95Wでクロックがどこまで上げられるのかは気になるところです。
SandraのLive Rankerに出ている通りならば2.6GHzと3.1GHzになりますね。
Core i7-8700Kは通常3.7GHz、ターボ4.7GHzで、これと比較するとかなり大幅にクロックが落ちることになりますね。
intel TurboテクノロジーもVersion3になってからかなり柔軟なクロック調整ができるようになりましたので断言はできませんが、あまりに通常/ターボクロックが低いようなら、意図的に落としてあるCore i5 8400あたりとは事情が違うと思いますので、6コアの方がゲームに向いている可能性もあるスペックだと思います。
Ryzenの方はもともとコアの上限クロックがあり、8コア版のTurboクロックも上限クロックの近くに合わせてある設定になっていて6コアでも8コアでもシングルスレッド性能は変わらないようになっています。
intelの場合は本来の計画にはない建て増しですので綺麗にクロック上限に収まるのかどうか気になるところです。
ロック版がTDP80Wなので、アンロック版はTDPはノーカン扱いで建前上95Wにしてある可能性もありますね。
それとも低めにクロックをを出して、性能を追及する方はOCをしなさいと言う暗黙の了解になるのかもしれません。
ターボのクロック上限値やフルコア稼働でのクロック上限値が下げられるとゲーミング性能も落ちる可能性は否定できません。
何より1年前は4コア8スレッドだったわけですから、ソフト側の8コア16スレッドの対応はまだ進んでいない状態でしょう。
最近はintelも製造プロセスのバージョンアップを行うようになってきていますので、そこに期待したいところです。
逆に言えば製造プロセスの改良が一切行われないなら、性能的には厳しくなるんじゃないでしょうか。
マーケティング上の理由で8コア版CofFeeLakeが出たら一斉にプッシュされると思いますが、現在6コア版をお持ちの方は買い替えに関しては冷静に判断されたほうがよいでしょう。
逆にマザーボートの方は完全上位互換になることが決定していますので、こちらのほうが買い替える価値はあるかもしれません。
8コアなので、モデルナンバーは8800と8800Kくらいになるんでしょうか?それとも8900と8900Kになるんでしょうか?
この辺は出てみないとわからないところでしょう。
Z390は2018年4月3日に解禁になったH370/B360から搭載された機能(USB3.1Gen2など)も含まれ、名実ともに全モデルの中で最上位の性能になるようです。