マザーボード関係

LGA2066プラットフォームに関すること

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先日、ゲーミングPCモデル解説にLGA2066プラットフォームのGALLERIA VZ-X SLIMASTERPIECE i1720PA1-SPの記事をあげました。

こちらのプラットフォームはゲーミングPCの基礎知識では解説していません。

あまりに一般的ではないので解説しませんでしたが、その内容について知りたい方もいると思います。

まず、一般向けのLGA1151v2とLGA2066はソケット(?)が違うので互換性はありません。

つまりCore i7-8700KからCPUだけを買い替えてCore i9-7900Xなどにアップグレードすることはできません。

今、LGA1151v2を使っている方はLGA2066プラットフォームが欲しい場合は一から購入しなくてはなりません。

メモリ増設の様にモジュールだけを追加すれば簡単にアップグレードできるものではありません。

そこは抑えておいてください。

 

LGA1151v2とLGA2066の違い(Core i7-8700K VS Core i9-7980XE)

こちらを表にまとめてみました。

最大の違いはメモリがクアッドチャンネルであることと、PCI Expressのレーン数が44あることです。

※ PCI Expressのレーン数とはCPUが持っているPCI Expressの信号線のことです。主にGPUとのデータのやり取りに使います。GPUを挿す拡張スロット用の信号線です。

Core i7-8700Kで2WaySLiするとx8+x8になりますが、Core i9-XシリーズでSLiするときちんとシングルGPU時と同様にX16+X16で動作させることができます。

またLGA2066ではGPUを4枚挿しして、4WaySLiまですることができます。

※ ただし、マザーボードの機能によります。

LGA1151v2で一番足りないのはPCI Expressのレーン数と言われていますので、その足りない部分をカバーしていることが最大のメリットであり特徴です。

X299自体のデータバスの速度はZ370/H370/B360と違いはありません。

2WaySLi以上でGPUの能力を引き出すにはメモリのアクセススピードも重要であると言われており、LGA2066はクアッドチャンネルでLGA1151v2の二倍のメモリ速度を出すことができます。

このようにコスト的な問題でLGA1151v2で解決できなかった問題のほとんどを解決しているのがLGA2066となります。

その代わり、4枚一組のメモリ増設が必要なこと、構成によっては1000Wを超える消費電力になることなど、非常に大きな代償が必要となります。

また、CPU自体も非常に高価で一番下のCore i9-7900Xで市販価格約10万円、最上位のCore i9-7980XEでは市販価格20万円以上します。

マザーボードも最低約4万円、高価なものは9万円以上します。マザーボードの値段だけで安めのゲーミングPCが一式揃ってしまう価格です。

LGA2066プラットフォームが「エンスージアスティック向け」と言われる所以が分かるのではないでしょうか。

自作する場合はコスト・消費電力・排熱など考えなくてはならないことが多くあります。

特にCPUのTDPが140W-165Wを誇る上にGTX1080Tiで2WaySLiを組めばそれだけで250WX2=500Wになりますので、排熱も含めた対策は必須になるでしょう。

BTOでもLGA2066の製品は多くがミドルタワーではなく、フルタワーケースとなっているのはそのためです。

こういった多大な犠牲を払った先にLGA1151v2では決して到達できない唯一無二の高性能が手に入るのです。

余程の金持ちか、人生全てをゲームに捧げているような人たちでなければこれらのプラットフォームを維持し続けることは難しいと思います。

※ 電源の問題がありますので単にお金を持っているだけでは維持できないかもしれません。お金持ち人でも普通の人なら維持は出来てもそこまでしたいとは思わないでしょう。

まさに選ばれた人たちだけの世界ということができるでしょう。

 

LGA2066でSLiできるPCに興味のある方はこちらに一覧があります。

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