多くのコアを備えたプロセッサを探しているが、実際に購入する予算がない場合は、AMDの第1世代Ryzen Threadripper 1920X CPUが無視できない価格で販売されているのでご心配なく。
AMD Ryzen Threadripper 1920Xが199.99米ドルという驚異的な価格で販売中–熱いうちに入手
AMD Ryzen Threadripper 1920X CPUは、2017年に導入された第1世代のThreadripperラインナップの一部です。
RyzenThreadripperラインナップは、消費者に1ドルあたり信じられないほど破壊的なパフォーマンスをもたらしました。
AMD Ryzen Threadripper 1920Xプロセッサーは、ここに来て、199.99ドルという驚異的な価格で販売されています。
※ 記事執筆現在で売り切れてしまったようです。
Amazonで上記の価格で利用できるこのプロセッサは、信じられないほどの価値を提供します。 仕様だけでは、Ryzen Threadripper 1920Xは、Zenコアアーキテクチャに基づいて12コアと24スレッドを備えています。
これは、新しいZen2コアを備えた同様の価格のRyzen5 3600の2倍の数のコアとスレッドです。
プロセッサは、最大4.0 GHz(拡張周波数範囲で4.2 GHz)、38 MBの結合(L2/L3)キャッシュ、および180WのTDPでクロックされます。
CPUは800ドルの価格で発売されたので、たった200ドルの販売価格を見るのは本当にエキサイティングです。
AMD Threadripper and Ryzen Processor Family (2017):
コア数/ スレッド数 | ベースクロック | ターボクロック | L2 / L3 キャッシュ | TDP | 希望小売価格 (USドル) | 現在価格 (USドル) | |
Ryzen Threadripper 1950X | 16/32 | 3.4 GHz | 4.0 GHz | 8 MB / 32 MB | 180 Watts | 999 USD | 799 USD |
Ryzen Threadripper 1920X | 12/24 | 3.5 GHz | 4.0 GHz | 8 MB / 32 MB | 180 Watts | 799 USD | 399 USD |
Ryzen Threadripper 1900X | 8/16 | 3.8 GHz | 3.0 GHz | 4 MB / 16 MB | 180 Watts | 549 USD | 299 USD |
Ryzen 7 1800X | 8/16 | 3.6 GHz | 4.0 GHz | 4 MB / 16 MB | 95 Watts | 499 USD | 239 USD |
Ryzen 7 1700X | 8/16 | 3.4 GHz | 3.8 GHz | 4 MB / 16 MB | 95 Watts | 399 USD | 229 USD |
Ryzen 7 1700 | 8/16 | 3.0 GHz | 3.7 GHz | 4 MB / 16 MB | 65 Watts | 329 USD | 219 USD |
Ryzen 5 1600X | 6/12 | 3.6 GHz | 4.0 GHz | 3 MB / 16 MB | 95 Watts | 249 USD | 199 USD |
Ryzen 5 1600 | 6/12 | 3.2 GHz | 3.6 GHz | 3 MB / 16 MB | 65 Watts | 219 USD | 159 USD |
Ryzen 5 1500X | 4/8 | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 2 MB / 16 MB | 65 Watts | 189 USD | 149 USD |
Ryzen 5 1400 | 4/8 | 3.2 GHz | 3.4 GHz | 2 MB / 8 MB | 65 Watts | 169 USD | 129 USD |
Threadripper 1920Xには、コア数とスレッド数だけでなく、他にも利点があります。
X399プラットフォームは、より高いPCIeレーン(正確には64)のサポートを提供し、より高いメモリ容量を可能にし、機能が豊富なI/Oデザインを備えています。
$279.99 USのGigabyte X399 AORUS Proや$309.99 USのASRock X399M Taichiなどのマザーボードは、第1世代のRyzen Threadripperプロセッサーと組み合わせるのに最適な選択です。
もちろん、新しい部品の入手を待っている人は、すぐにアップデートを入手する必要があります。
第3世代AMD Ryzen Threadripper 3000は、64コア、128スレッド、オクタチャネルDDR4サポートを備えたPCIeレーンとうわさを提供し、ThreadripperをHEDTスペースのベンチマークとするはずです。
AMD CPU ロードマップ (2018-2020)
Ryzen世代 | Ryzen 1000 Series | Ryzen 2000 Series | Ryzen 3000 Series | Ryzen 4000 Series | Ryzen 5000 Series |
アーキテクチャー | Zen | Zen / Zen+ | Zen2 | Zen3 | Zen4 |
製造プロセス | 14nm | 14nm / 12nm | 7nm | 7nm+ | 5nm/6nm? |
ハイエンドサーバー (SP3) | EPYC 'Naples' | EPYC 'Naples' | EPYC 'Rome' | EPYC 'Milan' | EPYC 'Next-Gen' |
サーバー最大 コア数/ スレッド数 | 32/64 | 32/64 | 64/128 | 不明 | 不明 |
ハイエンドデスクトップ(TR4) | Ryzen Threadripper 1000 Series | Ryzen Threadripper 2000 Series | Ryzen Threadripper 3000 Series (Castle Peak) | Ryzen Threadripper 4000 Series | Ryzen Threadripper 5000 Series |
HEDT最大コア数/ スレッド数 | 16/32 | 32/64 | 64/128? | 不明 | 不明 |
デスクトップ (AM4) | Ryzen 1000 Series (Summit Ridge) | Ryzen 2000 Series (Pinnacle Ridge) | Ryzen 3000 Series (Matisse) | Ryzen 4000 Series (Vermeer) | Ryzen 5000 Series |
最大コア数/ スレッド数 | 8/16 | 8/16 | 16/32 | 不明 | 不明 |
GPU内臓 | 無し | Ryzen 2000 Series (Raven Ridge) | Ryzen 3000 Series (Picasso 14nm Zen+) | Ryzen 4000 Series (Renior) | Ryzen 5000 Series |
発売年 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021? |
もちろん、新しい製品の入手を待っている人は、すぐにアップデートを入手する必要があります。
第3世代のAMD Ryzen Threadripper 3000は、今後数か月でより多くのPCIeレーンを提供する予定で、噂では、64コア128スレッド、8ch DDR4をサポートするとされており、実際にThreadripperがHEDTスペースの基準点になるはずです。
解説:
私は以前の記事でこう書きました。
AMD Ryzen 9 3950X 16コアCPUがオンラインショップにリストされ、9月30日に749ドルのフラッグシップで販売が開始されると言われています
だったら思い切ってThreadripper行っちゃう?という人が一定数出てもおかしくないのかなあと思います。
その時は書きませんでしたが、こう考えた根拠の一つが今回の話です。
第一世代Ryzenが安売りされるんじゃないかということですね。
アメリカでの話ですが、米アマゾンで199USドルで販売されていたということのようです。
残念ながら記事執筆現在では売り切れてしまっています。
日本でもこういうセールをやってほしいところです。
今回の話のキモは第一世代のThreadripperであるということです。
X570も第一世代のRyzenは使えませんでしたが、恐らくは第三世代対応の新しいチップセットも第一世代は使えないのだと思います。
もちろん保証はできませんが。
よって早く処分してしまおうという判断なのでしょう。
恐らくX399は互換性が維持されると思います。
ただし、今回はCPU側もメモリ8ch対応と4ch対応2種類に分かれるという噂が上がっていますので、X399で完全にすべてのThreadripper3000シリーズが使えるのかどうかというのは疑わしいところだと思います。
理想としてはメモリ8chモデルも組み合わせて使用OK(もちろんメモリは4chになる)というものですが、TDP280Wという噂も上がっていて、電力設計的にも微妙なラインだと思います。
X399は高価な部品を使っているマザーボードばかりですので、PCI Express 4.0にも問題なく対応できる可能性があり、この機会にSocketTR4に移行し、発売日までは1920Xで遊び倒して、発売されたらThreadripper3000シリーズの一番下のモデルを買うと考えれば、かなり遊べて二重の意味でお得です。
3950Xが10万円を超えるようならそういう考えかたもあるんじゃないかと思います。
一つの考え方ですが、当サイトに情報を集めに来るような熱心なPCファンならば、いつかはCore-X、いつかはTR4と思っているでしょう。
X570もかなり高いマザーボードですから、TR4というグレードの高いプラットフォームに安く移行するチャンスと言えるのではないでしょうか。
AMD Ryzen Threadripper 3000シリーズ