SATAのSSDに関してはこちらにまとめてあります。
先日SATAのSSDが安くなっているという記事を書いたところ、今、SATAの製品を買う意味はないというコメントを頂いたのでNVMeのSSDに関しても1TB製品を中心に紹介してみたいと思います。
話に入る前に
M.2 SSDには二種類ある
M.2 SSDには二種類あります。
一つはSATAのSSDで速度が2.5インチのSSDと同じで遅いです。
今回はこのタイプは取扱しません。
接続端子部分が上のように両端に切り欠きがあります。
もう一つはNVMe SSDと呼ばれるタイプでこちらはPCI Express X4接続となります。
速度も最低2000MB/s程度以上出る高速なタイプです。
今回取り扱うのはこのタイプとなります。
上のように接続端子部分の切り欠きが片方にしかありません。
マザーボード上にあるソケットにはNVMeのみしか使えないタイプもありますので注意しましょう。
表の価格はこの記事を書いている現在になりますので注意してください。
シーケンシャルリード3400MB/s以上のSSD
※ 画像をクリックすると製品ページが開きます。(amazon)
まずはシーケンシャルリード3400MB/s以上の製品です。
シーケンシャルリードで区分しているのは分類しやすいためです。
このクラスの製品は現在の最高性能に属する製品です。
業界トップのWestern DigitalとSamsungに関しては30,000円近い価格がつけられています。
性能のほか、ブランドと安心感、安定感が欲しい人はこの2社で決まりでしょう。
その他、Phision E12コントローラーを使った二製品が続きます。
BiCS3を使った高耐久性が売りで、速度と耐久性が欲しい方はいずれかを選ぶとよいと思います。
最後に米中貿易摩擦の影響をいち早く逃れたADATA(Transcendも同様に思います。)が安価な製品を出しています。
但し、シーケンシャルリード/ライトは一線級ですが、ランダムリード/ライトが遅いのでその点だけ注意です。
海外のレビューサイトなどを見てみましたが、おおよそスペック通りの性能が出ています。
CFDのPG2Vは2万円以下で性能と耐久性も高く、お得感が高いです。
ブランドを気にしない人は一万円台の3製品から選ぶのがよいでしょう。
ブランドで選択
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耐久性で選択
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価格で選択
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シーケンシャルリード2000MB/sクラス
※ 画像をクリックすると製品ページに開きます。(amazon)
このクラスの製品は価格がCrucial P1がバカ安で一線を画しています。
QLCであることを考えてもお得感があります。
ADATAが米中貿易摩擦の影響をいち早く回避したのでかなり安い価格で製品を出しています。(おそらくTranscendも同様だと思います。)
またシリコンパワーのこのクラスの製品が性能が1クラス上で価格が同じ価格帯となっており、お得感があります。
低価格帯の製品に多くを求めても仕方ありませんが、性能を求める方はシリコンパワーで決まりでしょう。
後述しますが公式サイトを見つけたDogfishという中国メーカーもある程度のスペックが判明したので今回入れてあります。
残念ながら一線級の製品と比較するとやはり保証年数などが一段落ちます。
安さ大正義のCrucial P1がある現在ではちょっと苦しいです。
ブランドで選ぶ
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価格で選ぶ
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性能で選ぶ
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amazonに出品されている中華製NVMe SSD
amazonに出品されている中華製のSSDがあるのですが、ネットでメーカー名で検索しても何も情報が出て来ません。
また型番もありません(書いていません)
こちらはSATAでも同じ状況です。
SATAはある意味価格重視なので怪しいことを承知で突っ込むのはありだと思います。
しかし、NVMeの場合はそういうわけにもいかないので、こういった製品は避けたほうが無難だと思います。
今はamazonのマーケットプレイスがありますのでHPを持ってない企業、もしくは製品を直接PRしたくない事情のある企業が直接販売しているのでしょうが、ユーザーからするとオフィシャルホームページでスペックの確認くらいはさせていただきたいところです。
DogfishというブランドのHPは見つけました。
Three Color dogfish Technology Co., Ltd.
中国でoemを中心に製品を製造・販売しているメーカーが直接マーケットプレイスに出品しているようです。
公式HPからも直接購入できますが、特に安いということもなく、サポートの際のやり取りを考えるとamazonで購入したほうが無難です。
このメーカーさんはどのくらいの立ち位置なんですかね。
このDogfishというメーカーの公式サイトの保証は
1ヶ月・・・初期不良扱いで最安の運送業者を使いメーカー送料負担で新品に交換
2-6ヶ月・・・メーカーと買い手がそれぞれ送料負担で新品に交換
3年まで・・・修理、修理できない場合は交換、買い手が送料負担
という内容になっています。
思ったよりもきっちりルールが書いてありますが、きちんと対応してもらえるのかは情報が無いので全く分からないです。
今回紹介した製品はコントローラーがSMI製でした。
中国では一般的なメーカーなのかもしれませんが、型番もなく、極端に情報が少ないので、日本人から見ると本当に謎のメーカーといった感じです。
出来ればデータシートくらいは公開していただきたいところです。
空き容量の半分をSLCキャッシュとして使い、キャッシュが切れるとmicrosd並みに速度が落ちるQLCとこうした格安のNMVe SSD(おそらくTLC)どちらを購入するかは悩ましいところです。
SATAのSSDに関してはこちらにまとめてあります。