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次の大型Windows Updateでレイトレーシングがもたらされる

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来週からマイクロソフトがWindows10の大型アップデートを配信します。

Windows10の大型アップデートは半年に一度で、機能と内部バージョンが大きく変更になります。

この大型アップデートは過去に様々なトラブルを引き起こしてきました。

貴方も経験があるのではないでしょうか?

今は先行して特定のデバイスでこの大型アップデートをリリースしているようですが、いよいよ10月9日から順次普通のPCにも大型アップデートが配信されます。

何故Windows10の大型アップデートの話などを入れたかというと、このWindows10の2018年10月アップデートでレイトレーシングのDirectX12のAPIであるDXRが配信されるからです。

Windowsアップデートでは様々なトラブルを経験して痛い目に遭っている人も多いと思いますが、この件に関しては海外でも物凄い勢いで記事が更新されています。(笑。

どこの記事を参照すれば最終的に良いのかわからないくらい更新されてるので、今回はほとんどが私の解釈という体裁をとらせていただきます。

海外でもWindowsアップデートに対する印象というのはあんまり変わらないようです。

 

このWindowsアップデートが配信されてようやくRTX2000シリーズのレイトレーシング機能がオンに出来るようです。

現在のゲームに使われている3Dモデルには不気味の谷という現象があります。

※ 人間にある程度近づけるとポリゴンモデルが非常に不気味に見えるという現象。

レイトレーシングを使えば不気味の谷現象は回避できるのだとか。

更にDirectMLという機能も2019年4月に実装される予定で、これは推論用の低レベルAPIのようです。

この機能はスーパーレゾリューションやデノイジングなどの技術を使ってレイトレーシングのゲーム中でピクセル当たりの光線数を減らしてゲームを軽くするような巨大な役割を期待できるようです。

この機能は説明を見る感じ、どうもTensorコアのDLSSとよく似ています。

Shadow of the Tomb Raideriにはまだ何のコメントもないですが、Battlefield Vは発売時にRaytracingがオンに出来るようです。

というわけで、争奪戦になっているRTX2080Tiや高値のRTX2080などのGPUをまだゲットしてない方、現時点ではレイトレーシングはオンに出来ないようです。

実は現時点ではオンに出来ないということを知らない人も多いんじゃないかと思います。

あれほど高価なものの最大のウリがまだ有効になっていないにも関わらず争奪戦になっているというのは不思議な感じです。

しかし、RTXはnVidiaの独自技術のみで使用可能なように言われていますが、DirectX12のAPIであるDXRのアクセラレーターという扱いだと思うのですが、違うんですかね。

正直この「感情的なスタンス」には私は少し辟易しています。

頭の固い老人じゃあるまいし、もう少し柔軟に受け入れたらどうなのかと思います。

レイトレーシングやRTXに関しては海外も含めてnVidiaに対してかなり攻撃的な人(懐疑的な人)が多いのですが、もともとレイトレーシングというのはDirectX12のAPIであるDXRで実装された機能です。

nVidiaは昔から「当社のネイティブAPIはDirectXである」と公言している会社ですので、真っ先に取り入れただけで将来的にはAMDも無視できないと思うのですが・・・。

MicrosoftはXboxでもわかる通り、一度始めたことはかなり粘り強く投資を行っていく会社ですので、レイトレーシングに関してもそう簡単には止めないんじゃないかと思います。

何より、「3Dグラフィックスの表現における聖杯」と言っていますので、将来的にはレイトレーシングが中心になっていくものと思います。

そうなれば映画などで使われている映像がそのままにゲームが出来るようになるということです。

今回の記事で得た新しい情報として、DirectMLがあります。

これもやはりDLSSの様に推論機能(AI機能)を使ってものすごく重たいレイトレーシングを出来る限りしないようにする機能のようです。

DLSSの様に何らかのデータをダウンロードする必要があるのかどうかわかりませんが、2019年4月以降、レイトレーシング対応ゲームにおいてレイトレーシングをオンにした時の処理が軽くなる可能性があるということになります。

RTX2000シリーズのためにPCの買い替えを検討されている方は少なくとも2019年4月-8月くらいまでは待たれたほうがよいように思います。

それ以降、ゲームの側が新しい技術に対応すればFullHDで60FPS以下というレイトレーシング対応ゲームの処理速度が劇的に速くなる可能性があります。

よく似た感じのする技術であるDLSSが理論的な限界値を超え、4KのHDRにおいて従来技術の倍の速度を出している以上、「そんなの理論値を超えてるよ」というようなことでも実現できる可能性は0ではないと思います。

 

まとめ

2018年10月10日 Windows10アップデート 2018年10月においてマイクロソフトのレイトレーシング用APIが配信、以降、対応ゲーム中でオンに出来る

2019年4月 レイトレーシングを劇的に軽くする可能性のあるDirectMLが配信される。

・DirectX・レイトレーシングの開発者向け機能

各アセットのカスタムライトマップ、シャドーマップ、アンビエントオクルージョンマップを生成する高価な事前計算によって、時間を節約できます。

 正確なシャドウ、ライティング、リフレクション、アンビエントオクルージョンは、レイトレーシングの自然な結果であり、複雑なシーン固有のシェーダでの大規模な作業の洗練や反復処理を必要としません。

EAのSEED部門は、PICA PICAのデモを行った人たちが、どのように見えるのかを垣間見ることができます.3人のアーティストだけで非常に高いレベルのビジュアル品質を達成することができました。

 

※「高価な事前計算」とありますので、DLSSの様にスーパーコンピューターで処理した推論用のデータを利用するという形式なのかもしれません。ラスタライズの様に人間が一から3Dモデルを作るということは無くなるのかもしれませんね。

 

というわけで今回の記事にはメインとなるソースはありません。

wccftechによると、Windows10 2018年10月のアップデートを行う際には最新のディスプレイドライバーにアップデートしてから行うことを推奨しています。

ゲーム用のPCであってもSSや動画・セーブデータなどの(あなたにとって)重要なデータはバックアップしてからアップデートされることをお勧めしておきます。

Windowsアップデートに泣かされた人というのは少なくないと思いますので、釈迦に説法かもしれません。

「どうなっても構わない」という男気溢れる方はそのままアップデートされてもよいと思いますが・・・。

 

 

 

 

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