IntelのタンCEOがTSMCの担当者と会談し、提携の可能性について話し合ったと報じられている。
Intel CEO、「Win, Winの状況」でTSMCとの協業を否定せず、ファウンドリー引き渡しは当面不透明な見通し
IntelとTSMCの取引に関する噂は、ここしばらくの間、特にトランプ政権が発足した後、政権がIntelが重要な役割を果たしていた国内チップ産業の転換を優先したことから、渦巻いていた。
しかし、タン政権が発足した後、TSMCとの提携をめぐる動きは影を潜め始めていた。
しかし今回、ロイターの報道によると、IntelのCEOはアナリストとの電話会議で、C.C.ウェイCEOとの会談を明らかにし、両社が互いのリソースからどのような利益を得ることができるかを掘り下げている。
我々はTSMCをパートナーとして明確に捉えており、彼らは非常に良いパートナーだ。(引退したTSMC創業者の)モリス(・チャン)と(CEOの)CC(・ウェイ)は、私の非常に長い友人です。私たちは最近も(会って)、協力できる分野を見つけ、Win-Winの状況を作り出せるように努めました。
- Intel CEO リップ・ブー・タン
先日のNA Technology Symposiumでは、タン氏は他のTSMC関係者とともに出席したとされており、Intelが台湾の巨大企業を重要なパートナーとして見ていることがわかる。
興味深いことに、Intelは最近、2nm技術をTSMCに委託することを決定したと噂されている。
従って、Intelが半導体のデュアルソース戦略を採用し続けることは明らかである。
しかし、Intelファウンドリーのような社内ソースが優先されることに変わりはない。
解説:
私のフォロワーさんに突っ込まれたのでもっとわかりやすく書きます。
かなりIntelに厳しい論調になりますので、それが許せない方は読まないでください。
そこまで言わないと理解できない人がいるのでわたくしもはっきりと書きます。
TSMCとIntelがWin-Winの関係を目指して協業?
そもそも、TSMCにEUVの移行に失敗しTSMCの後塵を拝し続けているIntelみたいな企業と協業して得るものがあるのですかね?
激しい技術競争を繰り広げる最新Fabの世界で脱落したらイコール買収されるか倒産するか、かなり勢いを落とすかの二択です。
強面のパパ(トランプ)にケツを持ってもらって絶対にかなわない競争相手に協力を取り付けるってほとんどヤクザのやり口でしょう。
TSMCにとっては何の得もないです。
中国に対する防衛と関税という刃物をチラつかせて無理やりいうことを聞かせているにすぎません。
もしも対応を間違ったら未来でつぶれるのはTSMCになる可能性が非常に高いです。
Intel18AというのはTSMCの2nmにより優れているぞという意味が込められていると思います。
これはIntelがASMLの最新製造装置Twin Scan EXE 5500を5-6台TSMC以上に入れたとされていることからも明らかでしょう。
コイツは1台380億ドル、日本円で5.4兆円もします。
※ 申し訳ありません、ソースを確認して書いたつもりだったのですが、今見ると、出てきません。金額に関しては正確なところはわからないですが、たぶん380億ドルは間違いだと思います。
これでTSMCを業界トップの座から引きずり下ろすのがIntelの野望だったのでしょう。
これだけの設備投資をしてTSMCに敵いそうにないと悟ったら倒産する前にトランプに泣きついてTSMCに協力を取り付けるというのはバカな金持ちのボンボンがパパに泣きついて尻ぬぐいをしてもらうのと同じで印象最悪です。
かつて日本も日米半導体協定で半導体産業を破壊されましたが、半導体の世界には自由競争も公正も公平もないのでしょうね。
腐っているとしか言いようがないです。
ゲームで言えば負けそうになったら無敵チートを発動するチーターのようなものです。
最悪なのはジャッジがチーターの味方で絶対に勝ち目がないところですね。
こんな不公正なゲームを行って、さもさも大変みたいな記事が出るのはIntelを甘やかしすぎだと思います。
ここまで甘やかされたら勝って当然であり、これでどうにもならなかったらつぶれた方がいいと思います。(苦笑。
ここまで書きたくなくて、今まで言葉を選んできましたが、こう書かないと理解できない人がいるようですのではっきり書いておきます。