インテルArrow LakeデスクトップCPUの性能ベンチマークがリークされた。
インテルのArrow LakeデスクトップCPUは、これらのベンチマークが信じるなら、14900KSよりシングルコアが最大20%アップし、ゲームチェンジャーとなる可能性がある。
このベンチマークはTieba Baiduのフォーラムメンバーによって投稿されたもので、未知のチップを実行するCPU-zベンチマークのスクリーンショットとされる画像を共有した。
このユーザーによると、この写真は別のグループからのもので、LGA 1851プラットフォームがこれらのチップをサポートする唯一のものであるため、次世代Z890マザーボードと思われる上で動作するIntel Arrow LakeデスクトップCPUであるとされている。
CPUのSKU、コア数、クロックなどの情報は提供されていないが、スコア自体からどのチップなのかがわかるかもしれない。シングルスレッドでは1143.2点、マルチスレッドでは12,922.4点となっている。
シングルコア性能に関しては、このベンチマークで現在最速のチップであるインテルCore i9-14900KSと比較して、シングルコア性能が20%向上している。
このチップのクロックは最大6.2GHzで、このサンプルがデフォルトで動作しているのか、オーバークロックで動作しているのかはわからない。
OCの結果を見ているように見えるが、これがデフォルトのパフォーマンスだとすれば、大幅に向上していることになる。
マルチスレッド性能に関しては、CPUスコアはCore i5後継、正確にはCore Ultra 5と思われる。
というのも、マルチスレッドスコアはCore i7-14700KやCore i7-13700Kより低いが、Core i5-14600Kより約30%高速であり、CPU-zのマルチスレッドテストでArrow LakeとされるCPUがCore i5-14600Kより29.5%向上していることと完全に一致しているからだ。
また、このCPUは6+8 SKUであり、6つのPコアと8つのEコアを提供するはずであるとの情報もある。
インテルのArrow Lake-SデスクトップCPUは、再構成されたダイ・レイアウトが特徴で、Lion Coveも(Lunar Lakeで)IPCが14%向上している。
高いマルチスレッドとシングルコアのスコアは、これらの高いIPCの向上と、前世代よりもクロック速度が向上した可能性に起因すると考えられる。
もちろん、これが本当にArrow LakeのCPUであるという証拠はなく、すべてがでっち上げである可能性もあるので、割り引いて考えてほしい。
とはいえ、インテルのArrow LakeデスクトップCPUは、24年10月の発売を目指している。
解説:
Arrow Lake Core Ultra 5とみられるベンチマークがリーク
まだESの段階だと思うのですが、ゲームのFPS向上に有効なシングルスレッド性能が14900Kより+25%、14600Kより31%向上しておりにわかには信じられません。
これがCore Ultra 5だとしたらultra 9はもっと性能が高くなることが期待されるわけで、ゲームチェンジャーになるのは間違いありません。
マルチスレッド性能も順当に伸びており、正当進化してきたなというのが感想です。
しかし・・・
現在世間ではIntel CPUの不具合問題が、にぎわせておりこの問題の転び方によってはArrow Lakeは避けられるのではないかと言われています。
莫大な損失を覚悟でRMAを受け入れるのか?流通や小売り、AIBの信頼を失ってRMAを蹴るのか?どちらに転んでもあまり芳しくない結果にはなるのは想像に難くありません。
Core Ultra 5も素晴らしいハイクロックのようですが、熱で不具合が出る問題が解決したのかどうかは気になるところです。
AVX512問題の時もメーカーに有利な方向に解決してしまいましたが、常日頃からユーザーに寄り添わない姿勢をとっていると徐々に信頼性というのは失われていきます。
実力とは関係ないところで評価が落ちてしまうのは残念なところです。
このベンチマークが本物であれば、ArrowLakeは間違いなくAlderLake以上のゲームチェンジャーになると思います。
しかし、IntelがRaptorLakeのRMAを蹴ったとしたら、手放しに信用するわけにはいかないことも確かです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
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