まあ、NvidiaのCEOの後塵を拝しているけれどね。
フォーブス誌によると、AMDの株価が170ドルを超えたことで、同社のリサ・スーCEOの純資産は10億ドルを超えた。
彼女は現在、AMD株を大量に保有するおかげで、米国で26人目の自力で億万長者になった女性である。
AIによってかなりの金持ちになったとはいえ、宿敵であるエヌビディアのジェンセン・フアンCEOの純資産に達するまでには、まだかなりの道のりがある。
スー氏の推定純資産は11億ドルだが、その約4分の3はAMDの株式で占められており、その総額は約400万株、総価値は約7億ドルだ。
AMDの株価は1月以降、記録的な上昇を続けており、まず52週間ぶりの高値を更新し、次に2021年11月にそれまでの最高値164.46ドルを更新し、最終的に184.92ドルでピークをつけた後、ここ数週間は170ドル強で落ち着いている。
スーは2016年以来、AMD株を約4億ドル売却しているので、彼女の純資産は（最低でも）11億ドルである。
10億ドル以上の価値があるAMD株がスーの手に渡ったことは、特に今、注目に値する。
AMDの最高経営責任者（CEO）であるスーは、現金と株式で報酬を得ているが、スーの10億ドルの財産がほとんどAMD株によって支えられているという点を除けば、これは珍しいことではない。
彼女は何百万株もの株を今現在、所有し、また過去においても所有してきた。
しかし、スー氏の境遇は特殊で、彼女はAMDが倒産寸前と噂されていた2014年にCEOに就任した。
彼女は、退任したローリー・リードCEOよりも低い給料しかもらえず、それを補うために、2016年以前は2ドルから4ドル前後で推移していた株式で給料をもらっていた。
スーはCEO就任初年度にあまりに多くの株式報酬を受け取っていたため、AMDは株式授与の規則に従って彼女に多くの給与を支払いすぎ、その結果、176万株の授与が取り消された。
彼女の給与は主にAMDの株価のパフォーマンスと連動しており、現在もそうであるため、スーは株価を上げるよう強いインセンティブを与えられてきた。
彼女が会社を立て直したのは、基本的にゼン（Zen）CPUアーキテクチャーのおかげであり、その結果、AMDのCPU売上と市場シェアは記録的なものとなった。
AMDのAIへの野心に不可欠な技術を提供するザイリンクスの買収後、AMDの時価総額は初めてインテルのそれを上回った。
もちろん、スーCEOの資産は11億ドルどころではないだろう。
AMD株の売却で得た4億ドルがただ眠っているとは考えにくい。同CEOは、彼女の純資産を支える他の投資や資産を持っている可能性が高く、AMD在職中にはシスコなどの企業の役員を務めている。
スー氏がいつ億万長者になったのかは不明だが、少なくともAMDの株式を保有していることから、現時点で億万長者であることは間違いない。
億万長者であることは非常に素晴らしいことだが、数十億万長者であることはさらに素晴らしいことだ。
昨年11月の時点では400億ドル強だった彼の資産は、現在では600億ドル以上にまで膨れ上がっている。
スーと同様、ファンも自分が責任者を務める会社の株をたくさん所有している。フアンの純資産がはるかに高いのは、彼がNvidiaの創業時にまでさかのぼる在職期間と、2014年に同社がはるかに繁栄したこと、そして特に2023年以降の株価の急上昇によるものと思われる。
ソース：Tom's Hardware - AMD CEO Lisa Su reportedly hits $1 billion net worth on back of AI boom
解説：
リサ様が億万長者に
AMDのCEOリサ・スー女史が億万長者になったそうです。
MI300A/Xがバカ売れしている影響でしょう。
ウハウハで笑いが止まらないのではないでしょうか。
ちなみに原文はbillionaireとありますので十億万長者ですが、実際には4億ドルなので日本円に直すと約600億円弱くらいです。
うーん。凄いですね。
ちょっと言葉がないです。
これだけお金持ってるなら、もっと人を雇ってROCmのサポートを充実させてほしいです。
っていうか、ROCm6.0からgfx803のビルドターゲットを外したのはいかがなものかと思います。
私ならお金があったら人をいっぱい雇ってLinuxのマイ・ディストリビューションを作りたいですね。
いわゆるオレオレディストリです。
これだけ景気が良いなら、もう少しソフトウェア周りに投資しても罰は当たらないんじゃないかなあ。
この記事を見ていましたら、検討の程よろしくお願いします。(苦笑。