メモリメーカーは最近、Intelの600および700シリーズプラットフォームで完全にサポートされている新しい24GBおよび48GB DDR5メモリモジュールを発表しましたが、AMDの最新のAM5プラットフォームは、同様のサポートを提供することに関しては、まだベータ段階であるようです。
AMDのAM5プラットフォームは、今のところ24GBと48GBのメモリモジュールを実行できず、テストではユーザーがOSを起動できないことが判明しています。
24GB、48GBのメモリモジュールは、16GB、32GBと比較して、より多くの容量をPCに搭載することが可能です。
これらのキットは、32GBのメモリモジュールでは128GBしか搭載できなかったIntelプラットフォームで、最大192GBのDDR5容量を搭載することができます。
LGA 1700/1800ソケットに対応したIntelマザーボードは、マザーボードメーカーがリリースした最新のBIOSにより、すべて良好なサポートが提供されているようですが、AMD陣営は少し遅れているようですね。
strix B650-E and 7600X can fully recognize the 24G*2 ram in the bios.
But it can’t boot normally to the OS with these new 24G modules.
Still need amd and mobo brands to release new bios to fix it. pic.twitter.com/x5nJp3GfF5— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) March 7, 2023
これは、AMDのマザーボードパートナーが、24GBと48GBのメモリモジュールをサポートする最新のBIOSファームウェアを提供することに関して、やるべきことがあることを示しています。
AMDはAM5マザーボードにEXPOサポートを導入し、IntelのXMPに対抗しましたが、どちらもマザーボード上で動作するため、メモリサポートに関しては、Intelがスピード面で優位に立っているように見えます。
AM5が登場した当時、AMDはAM5プラットフォームの新しいオーバークロック仕様で、想像を絶するスピードを実現すると約束したが、インテルのプラットフォームは8000Mbpsを超えるキットをサポートしているのに対し、AMDは7000Mbpsのスピードさえ達成するのに苦労している。
ソース:wccftech - AMD AM5 Platform Still In Beta-State When It Comes To 24 & 48 GB DDR5 Memory Support
解説:
AMD、AM5のDDR5新速度、新容量の対応に四苦八苦
1モジュール当り24GB、2chで48GBのDDR5モジュールが先日話題になりましたが、AMDはこの24GB DDR5への対応に四苦八苦しており、現在のところβ扱いになっているようです。
Intelは24GB DDR5メモリの対応を正式に果たしており、この辺にプラットフォームホルダーとしての対応力に一日の長を感じるところです。
AM5は息の長いプラットフォームになる予定ですので、AMDにはぜひとも頑張って対応を果たしてほしいところです。
DDR5-4800が振り出しですが、既に日本でも7600も販売されており、最終的にかなり速度が上がりそうな気配です。
現時点で対応に苦慮しているならば、今後もなかなか苦労しそうな感じです。
DDR5は速度の幅が定格2133から3200までだったDDR4と比較するとかなり大きくなりそうです。
DDR4だと2133から3200は約1.5倍でDDR4が発売された2015年から3200が発売された年は2019年ですから、4年かかっています。
DDR5-4800の1.5倍はDDR5-7200となります。既にこのくらいならば、OCでも達成できるでしょうし、近いうちに定格メモリも出るかもしれません。
今のところ定格は5600どまりのようですが、最終的には倍以上になるかもしれませんね。