AMDのRyzen 7 7700とRyzen 5 7600 CPUがSiSoftwareデータベース内に登場し、レッドチームが消費者向けにさらなるZen 4チップを準備していることが確認されました。
AMD Ryzen 7 7700 8 Core & Ryzen 5 7600 6 Core CPUがSiSoftware内で発見され、AM5プラットフォームに高いワットあたりのパフォーマンスがもたらされる
AMDはこれまで、Raphael「Zen 4」ファミリーの「X」シリーズSKUのみを発表してきました。
これらのパーツはエンスージアストやエクストリームゲーマー向けですが、それ以前のすべての世代と同様に、Ryzen 7000 CPUはX以外のパーツを手に入れるに違いありません。
同社はまだ無印チップのリリースを公式に確認していないが、CES 2023で紹介されると思われる3D V-Cacheパーツに加え、近々コンシューマ向けに登場するチップがあることは分かっている。
AMD Ryzen 7 7700とRyzen 5 7600の両CPUがデータベース内に登場し、Sapphire 7D771マザーボードプラットフォーム上で動作していたのです。
Sapphireは一般消費者向けのマザーボードは作っていないが、Embedded市場ビジネスには投資しており、それに関連した製品である可能性がある。
ということで、このチップの持つスペックを見ていこう。
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AMD Ryzen 7 7700は、16スレッドの8コアチップで、8MBのL2キャッシュと32MBのL3キャッシュを搭載する。
ベースクロックは3.8GHzで、TDPは65Wとなる。SiSoftwareベンチマークランカーの「Processor Arithmetic」テストでは、355.4点を記録している。
AMD Ryzen 5 7600は、12スレッド、L2キャッシュ6MB、L3キャッシュ32MBの6コアチップで、クロック周波数は3.8GHz。
このCPUもTDPは同じ65Wだが、ブースト周波数は若干低くなる予定だ。このチップは、同じベンチマークテストで259.72GOPSを記録した。
両CPUとも「X」SKUに比べ、クロックが大幅に低下しているのが特徴だ。
AMD Ryzen 7 7700は700MHz低く、Ryzen 5 7600は900MHz低くなっている。ブーストクロックもXと無印で大きく異なる。
Ryzen 7 7700やRyzen 5 7600などのAMD Ryzen 7000 Non-X CPUは、電力効率の点でPCを最大限に活用したいゲーマーにとって、より良い選択肢となるでしょう。
さらに、これらのチップは価格を少し下げる可能性があり、AMDがAM5プラットフォームのシェアをさらに確保するのに役立つと思われます。
AMDは、これらのチップを2023年初頭にリテール向けに発表する予定です。
AMD Ryzen 7000 Raphael デスクトップCPUのスペック:
CPU名 | アーキテクチャー | 製造プロセス | コア数/ スレッド数 | ベース クロック | ブースト クロック (SC最大) | キャッシュ | TDP | 価格 (不明) |
AMD Ryzen 9 7950X | Zen 4 | 5nm | 16/32 | 4.5 GHz | 5.7 GHz | 80 MB (64+16) | 170W | $699 US |
AMD Ryzen 9 7900X | Zen 4 | 5nm | 12/24 | 4.7 GHz | 5.6 GHz | 76 MB (64+12) | 170W | $549 US |
AMD Ryzen 7 7700X | Zen 4 | 5nm | 8/16 | 4.5 GHz | 5.4 GHz | 40 MB (32+8) | 105W | $399 US |
AMD Ryzen 7 7700 | Zen 4 | 5nm | 8/16 | 3.8 GHz | 5.3 GHz | 40 MB (32+8) | 65W | 不明 |
AMD Ryzen 5 7600X | Zen 4 | 5nm | 6/12 | 4.7 GHz | 5.3 GHz | 38 MB (32+6) | 105W | $299 US |
AMD Ryzen 5 7600 | Zen 4 | 5nm | 6/12 | 3.8 GHz | 不明 | 38 MB (32+6) | 65W | 不明 |
解説:
7600無印、7700無印のベンチマークがリーク
ただし、無印モデルはOEM専用の可能性もありますので、注意してください。
TSMC 5nmだけあってクロックが落とされている無印モデルはなかなかワット当りの性能が向上しているようです。
本来、Intelとの競争が無ければ、Zen4はかなり省エネなCPUとして認識されていたのでしょうね。
RaptorLakeもかなり無理してクロックを上げていますし、競争によってフラッグシップはかなり無理して回すという状況になっています。
さて、無印モデルが出ればかなりお得な価格設定になる可能性もあるのかなと思います。
AM4はB650もX670もほぼすべてがミドルレンジ以上になってしまい、なかなか手を出しづらい状況になっています。
AM4はA320やB450、A520のMicroATX格安マザーが8,000円台から発売されていました。
今の為替レートだと頑張って10,000円ジャストくらいだと思います。
IntelのLGA1700はH610と言う低価格帯のチップセットがあり、こちらはBiostarのH610MicroATXマザーが10,000円台であります。
今のところ、AMDの低価格帯はAM4がカバーしていますが、世界的にインフレが進む中、なかなかPCパーツにまでお金を回すことが出来なくなっているようですから、Phoenix PointやRembrandtと言ったAPUが出る前までにはA620を最安10000円台程度で投入できるように準備してほしいかなと思います。
AM5に本格的に移行が始まるのはそれからだと私は考えています。
チップセットのグレードに関しては下の表のようにすればわかりやすかったのではないかなあと思います。
管理人推奨のチップセットグレード分け(妄想)
PCIeX16 | NVMe M.2 | |
X670 | Gen5 | Gen5 |
B650 | Gen4 | Gen4 |
A620 | Gen4 | Gen3 |
現実はX670E・無印、B650E・無印でGen5対応か否かを決めていますが、チップセットで分けた方がわかりやすかったように思います。
まあ、今更遅いですけど。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ