ASRock は、次の Z690 PG Riptide NFT Edition マザーボードで NFT バンドワゴンに乗り込むようです。
ASRock が Z690 PG Riptide NFT Edition マザーボードでNon-Fungible Token列車に飛び乗る
これまで、いくつかの PC コンポーネントメーカーが NFT シーンに参入してきましたが、ASRock は一歩先を見据えた製品を発表するようです。
ASRock は 1 月に最初の Non-Fungible Token を発行しましたが、まもなく、物理的価値と仮想的価値の両方を持つ全く新しい「NFT」マザーボードをリリースする予定です。
Something has been cooking for so long.
Can you guess what it is?#ASRock #Motherboard #KeepLeading #Intel @intel pic.twitter.com/0J8DSVyPKi— r/ASRock (@redditASRock) March 2, 2022
つまり、この次期製品について既に分かっていることは、確かに物理的な小売市場で発売されるマザーボードであるということです。
このマザーボードはZ690チップセットをベースにしており、Intelの第12世代Alder Lake CPUに対応することが特徴です。
ティーザー画像を少し修正すると、このマザーボードには「Z690 PG Riptide NFT Edition」と記されていることがわかる。
PG RIPTIDEシリーズは機能と価格のバランスが取れており、このボードに期待するポイントの1つです。
フルネームは、下のツイートの修正画像で確認できます。
— 188号 (@momomo_us) March 4, 2022
しかし、それ以外にもっと興味深いのは、間違いなく「NFT Edition」というラベルです。
これが何を意味するのかはまだ分かりませんが、ASRock が OpenSea で販売する自社の NFT にこれを付ける可能性があります。
ASRockは、1月28日から1個0.1ETHで販売されているPhantom Gaming Evo NFTを100個リリースする予定です。
このマザーボードを購入すると、そのマザーボード固有のNFTを1つ入手できるようです。
Non-Fungible Tokenのコンセプトは、暗号市場と同様、特に消費者セグメントに関しては、非常に議論を呼ぶものなので、PCユーザーがこれにどう反応するかが見ものです。
今月末には完全な発表があると思われますので、さらなる情報をお待ちください。
解説:
NFT対応製品をAsrockが自作パーツで初の製品化
NFTとは非代替性を証明するトークンのことです。
簡単に言うと、確かにその製品を持っていますよと言うことを証明してくれるものです。
仮想通貨に使われているブロックチェーンと言う技術は、改ざん不可能な信頼性がウリですが、その改ざん不可能な信頼性を利用して、あるものを所有していることを証明する仕組みがNFTです。
「そんなものを何に使うのか?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
例えばアメリカの電気自動車会社のTeslaモータースのカリスマ社長イーロン・マスク氏が作った音楽作品には1億円の値段がついています。
つまり、「確かにこの人が作りましたよ」、「確かにこの人が所有していますよ」、と言う非代替性(変わりが効かないもの)を証明することには大きな付加価値が生まれるということです。
自作パーツで非代替性を証明してどうなるんだと思われる方もいるかもしれませんが、将来的に100万円のプレミアム製品を発売した時にちゃんと所有権を確認できることにはかなりの価値が生まれると私は思います。
NFTが特に向いているのは、デジタルトレカなどでしょうね。
写真や静止画だけでなく、動画にもNFTを付加することができます。
100枚しか発行されていないメーカーが認定したデジタルトレカを確かに所有していることを立証できるのは、その価値を大いに高めるでしょう。
こうした仕組みがあれば、Youtuberなどが持ってないのに持っているかのようにレビューするエアレビューは出来なくなるでしょう。
NFTが一般的になった世界ではその製品を誰が作ったか、誰が所有しているかを簡単に証明することが出来るということです。
NFTはパクリゲームがオリジナルを差し置いて登録してしまい、物議を醸している負の側面もありますが、まっとうに使われれば、大きな付加価値を生むと期待されています。