AMD EPYC 7005 Turin、Milanの最大TDPを2倍以上に拡大
2022年以降、PC部品の高ワット化が進む10年。
もはや、NVIDIA Lovelace、Hopper、AMD RDNA3ではありません。
AMD EPYC Turinが、多くの電力を必要とするデバイスのリストに加わりました。
おそらく、EPYC 7005 CPUの特別バージョンは、cTDP(Configurable Thermal Design Power)が600Wになると思われます。
この値は、最大cTDPが280Wの「EPYC Milan(Zen3)」の2倍以上で、噂されている400Wの「EPYC Genoa(Zen4)」シリーズよりも50%高い。
https://twitter.com/ExecuFix/status/1453707924338089990?ref_src=twsrc%5Etfw
翻訳
EPYC Turinの最大cTDPは600W
AMD EPYC GenoaとTurinは、同じソケットであるAMD SP5を使用します。
また、ピーク時の消費電力が700Wであることは、次期CPUであるGenoaにとっても通常のことではないことも注目すべき点です。
AMD SP5ソケットの電力および熱的要件を網羅した文書(Gigabyteのハッキングにより流出)によると、SP5ソケットのピーク電力は700Wだが、1msの間だけだという。Peak Power Capabilityの欄には600Wと書かれています。
AMD SP5 PowerとDDR5メモリの必要条件、ソース:@KittyYYuko
AMD EPYC 7005 "Turin "は、少なくとも2023年後半(場合によっては2024年)よりも早くはないと思われます。
この製品は、Zen5マイクロアーキテクチャを採用し、Genoaよりも高速なDDR5メモリをサポートする予定です。
Gigabyteのリーク情報によると、AMDはDDR5-5600からDDR5-6400までのメモリをストレッチゴールとしているようです。
また、別のリーク者(@greymon55)は、TurinのCPU構成についてさらなる情報を持っているようです。
このシリーズには2つの構成があると言われています。192コアと256コアの2つの構成があり、コア数は1世代前の2倍以上になるとのことです。
ZEN5 EPYC should also have two configurations.
192C 384T
256C 512T— Greymon55 (@greymon55) October 28, 2021
翻訳
ZEN5 EPYCにも2つの構成があるはずです。
192C 384T
256C 512T
AMD EPYCプロセッサーシリーズ
7001 “Naples” | 7002 “Rome” | 7003 “Milan” | 7004 “Genoa” | 7005 “Turin” | |
発売 | 2017 | 2019 | 2021 | 2022 | 2023/2024 |
アーキテクチャー | 14nm Zen | 7nm Zen2 | 7nm Zen3 | 5nm Zen4 | Zen5 |
ソケット | SP3 (LGA4094) | SP3 (LGA4094) | SP3 (LGA4094) | SP5 (LGA-6096) | SP5 (LGA-6096) |
モジュール/ チップセット | 4x CCD | 8x CCD + 1x I/0 | 8x CCD + 1x I/O | 12x CCD + 1x I/O | 不明 |
最大コア数 | 32C/64T | 64C/128T | 64C/128T | 96C/192T | 256C/512T |
最大クロック | 3.8 GHz | 3.9 GHz | 4.1 GHz | 不明 | 不明 |
サポート メモリ | 8ch DDR4-2666 | 8ch DDR4-3200 | 8ch DDR4-3200 | 12ch DDR5-5200 | 12ch DDR5-6000 |
PCIeレーン数 | 128x Gen3 | 128x Gen4 | 128x Gen4 | 128x Gen5 | 不明 |
最大cTDP | 200W | 280W | 280W | 400W | 600W |
ソース:Videocardz.com - AMD EPYC “Turin” with Zen5 cores rumored to feature maximum TDP of 600W
解説:
コイツはちょっとホットな野郎だぜ・・・EPYC Turinの噂がリーク
CPUだけで600Wと言うバカげた消費電力を持っているAMDのサーバー向けTurinの噂が上がっています。
最大256コア512スレッドと言われているこのCPUに高効率コアは多分搭載されないのではないかと思います。
ってことはAMD版ハイブリッドのPコアとEコアは別ダイになるんですかね。
Zen4 EPYCとはソケット互換になるようです。
最近のAMDはサーバーやモバイルから真っ先に情報が出てくるようになってしまいました。
しかし、こういった情報を掘っていくと、うっすらとZen5の姿が見えてくるような気がします。