AMDはCES 2020で、FreeSyncプログラムのオーバーホールを発表しました。このプログラムには、現在1,000台以上のモニターと50台以上のテレビが含まれています。
「高性能ゲーム体験」の2つの重要な側面を保証するために、FreeSync Premiumと呼ばれる新しい層が導入されています。最低1080p解像度での120Hzリフレッシュレートと低フレームレート補正(LFC)機能、
これにより、フレームレートがディスプレイでサポートされる最小リフレッシュレートを下回った場合でも、ゲームプレイがスムーズに維持されます(フレームを複数回表示することによる)。
AMDによると、下のグラフに例示されているように、2018年以降に実稼働が開始されたおかげで、このティアで既に300以上のモニターが認定されています。
一方、FreeSync Premium Proは、以前のFreeSync 2 HDR層のブランド変更です。
興味深いことに、更新されたFAQでは、この層での高ダイナミックレンジ(HDR)コンテンツの表示方法に関する追加の洞察を提供します。
一方、FreeSync Premium Proは、前のFreeSync 2 HDRのブランド変更です。
興味深いことに、更新されたFAQでは、この層での高ダイナミックレンジ(HDR)コンテンツの表示方法に関する追加の推測を提供します。
FreeSync Premium ProでのHDRの実装は、従来のHDRパイプラインとは異なります。
FreeSync Premium Proの場合、ディスプレイは仕様とデータを直接PCに渡します。
これにより、ゲームはディスプレイへのトーンマップを直接行うことができ、かさばる中間ステップをスキップして、入力レイテンシを削減できます。
さらに、ベースラインHDR要件はHDR 400よりも大きく、知覚されるカラーボリュームの少なくとも2倍をSDRとして提供します。
FreeSync | FreeSync Premium 新設 | FreeSync Premium Pro ※ 以前はFreeSync 2 HDRとして知られていました |
ティアー無し 低フリッカー 低遅延 | 最低FHD解像度で少なくとも120 Hz 低フレームレート補正 ティアー無し 低フリッカー 低遅延 | HDR機能とゲームサポート 最低FHD解像度で少なくとも120 Hz 低フレームレート補正 引き裂きなし 低フリッカー SDRおよびHDRの低遅延 |
以下では、AMDがFreeSyncディスプレイの認証プロセスを垣間見せた最近のビデオを見ることができます。
ソース:wccftech - AMD Introduces FreeSync Premium Tier, Rebrands FreeSync 2 HDR to Premium Pro
解説:
AMDが可変リフレッシュレートの規格であるFreeSyncのオーバーホールを行ったという話です。
記事中の表にもある通り、従来FreeSync、FreeSync 2 HDRだったものをFreeSync、FreeSync Premium、FreeSync Premium Proとしました。
このうちFreeSyncは新設です。
HDRに関するものをFreeSync Premium Proに移したと考えるとわかりやすいです。
可変リフレッシュレートの規格は珍しくAMDがnVidiaとの覇権争いに勝ちました。
これからもAMDが主導権を握って規格を制定していくものと思います。
注意すべきはHDR 400がFreeSync Premium Proの規格外になるところですね。
ただでさえ複雑なHDR周りの規格がさらにややこしくなっています。